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あおぞら銀行とG.U.Group、ステーブルコイン発行に向けた合意書を締結

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

信託型ステーブルコインを検討

web3ソリューションを提供するG.U.Group株式会社と株式会社あおぞら銀行は10日、ステーブルコイン発行の検討に関する基本合意書を締結したと発表した。

また、G.U.Groupはあおぞら銀行グループの「あおぞらHYBRID3号投資事業有限責任組合」より、トークン転換権付き社債による総額1.5億円の資金調達を完了している。G.U.Groupの累計調達額は約10億円となった。

両社は、G.U.Groupのグループ会社である「G.U.Technologies株式会社」が開発したステーブルコイン発行・管理システムを活用し、大手企業がノード・バリデータとして参加している日本発のパブリック・ブロックチェーン「Japan Open Chain」上でステーブルコインを展開する計画だ。

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両社は今後、信託機能を活用した、特定信託受益権型ステーブルコインの発行を検討することになる。

信託受益権型とは、一般的に、発行元の金融機関などが、ステーブルコインを発行するための裏付け資産を信託会社に預け、その資産が信託により管理されるものだ。ステーブルコイン保有者は、信託受益権にもとづき、信託会社に償還請求できる。

今回の動きの背景としてG.U.Technologies株式会社は、ステーブルコインがすでに世界で約20兆円流通しており、「さらに広い分野で利用が期待される」と指摘した。

また、日本では2023年6月に施行された改正資金決済法で、送金や決済の手段としてステーブルコインの利用が正式に認められたことも挙げている。

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9月には、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループが、ステーブルコインを用いた国際送金の実証実験を行うことも報じられたところだ。

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ステーブルコインとは

価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、アルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

▶️仮想通貨用語集

G.U.Groupと「Japan Open Chain」

G.U.Groupは、「Japan Open Chain」のコンソーシアムを運営・管理する日本ブロックチェーン基盤株式会社、G.U.Technologies株式会社とその親会社G.U.Group株式会社の総称である。

G.U.Technologies株式会社が提供する「G.U. Coin Studio」は、ステーブルコイン発行を目指す金融機関向けのシステムで、トークンの発行・流通を一元管理し、既存の勘定系及び会計システムと連携可能である。

「Japan Open Chain」は日本の法律に準拠したパブリック・ブロックチェーンだ。

ソニーのグループ内スタートアップであるコーギア、NTTコミュニケーションズ、電通、TIS、テレビ朝日グループ、京都芸術大学やその他著名企業など、厳密な審査を経たバリデータにより運営されている。

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