はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップルの新プロジェクト「Xpring」で拡大するXRPの可能性

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Xpringプロジェクト発足
米サンフランシスコのブロックチェーン企業Ripple社は、XRPやXRPレジャーのさらなる普及を目指し、それらを使用した企業やプロジェクトに対し、経済的、技術的な支援を行う「Xpringプロジェクト」を発足させました。
拡大するユースケース
今までのXRPは、金融機関における国際間決済に重きを置いており、そのユースケースは限定的でした。しかし、このXpringプロジェクトによってさまざまな分野のプロジェクトや企業への支援が行われ、XRP及び、XRPレジャーのユースケースが拡大するのではないかと期待されています。
XRPとは
米Ripple社が発行する仮想通貨で、ネットワーク上の仮想通貨やフィアット間をつなぐブリッジ通貨の役割を持つ。日本でも「リップラー」と呼ばれる支持者が多い。Googleが出資しており、銀行間における国際送金システムでの利用で将来性を期待されている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Ripple社の新プロジェクトが始動

米サンフランシスコのブロックチェーン企業Ripple社は5月14日、新プロジェクト「Xpring(スプリング)」を開始することを発表しました。

Xpringプロジェクトは、XRPレジャーやデジタル通貨である「XRP」を使用し、実績のある起業家によって率いられている企業やプロジェクトに対し、出資、発展支援、買収、補助金を提供することで、XRPやXRPレジャーのさらなる普及を目指しています。

リップル社は、XRPを国際送金における金融機関の摩擦を緩和することを目的に、さまざまな金融機関で使用されています。ただし、そのユースケースは、現時点では極めて限定的です。

XRPやXRPレジャーは、速度、スケーラビリティ、安定性の全てにおいて優れており、起業家がさまざまな問題を解決する際に最適なツールであるとされています。

その潜在的使用分野は、身分証明、金融取引、ゲーム、仮想商品、原産地特定、不動産、保険、デジタルメディアなど多岐に渡ります。

サポートしているプロジェクト

現時点で、Xpringは、以下のプロジェクトへのサポートを行なっています。

SB Projects

エンターテイメント・タレント・マネージャーで、起業家のScooter Braun氏によって運営され、アーティストのマネタイズ、コンテンツ管理の改善を目的としたプロジェクトで、XRPの使用を試みています。

Coil

InterledgerProtocol(ILP)やBitcoinJSの開発者であり、TxtBearの共同創業者も務め、リップル社の前CTOでもある「Stefan Thomas」氏が設立した新たなベンチャーです。

同社では、XRP及びILPを使用し、メディアにおける”バイト規模”での購入など、さまざまなマイクロ決済に取り組んでいます。

Omni

連続起業家で共同創業者のThomas McLeod氏が、同社CEOを務めています。動産の保管、貸し出しサービスを行うOmniでは、近々XRPをその市場に取り入れる予定です。

Blockchain Capital

Bart Stephens氏、そして、Brad Stephens氏によって創業され、サンフランシスコ基盤のベンチャーキャピタル会社です。同社は、ブロックチェーン・イノベーションの促進が評価されています。

Xpringを率いる男

リップル社は、Xpringプロジェクトのシニア・バイス・プレジデントとして、Ethan Beard氏を採用しました。

Beard氏は、2009〜2012年にかけて、国際間の開発者関係、運営、商品マーケティングを監視する、フェイスブックの開発ネットワークのディレクターを務めた人物です。

フェイスブックの前は、グーグルでSNSディレクター(新規ビジネス開発ディレクター)を担当するなど、豊富なノウハウを持っています。

Ethan Beard氏は、次のように主張しました。

「私は新技術を最大限に生かし、成長のための開発を行う”スタートアップ支援”を好んでいる。」

「フェイスブックでは、ゲームや音楽、ニュース分野の企業が私たちのプラットフォームを使用することで大きく成長した。ブロックチェーン技術やデジタル資産は、主要な問題を解決する可能性を秘めている。」

特にXRPは、その速度やスケーラビリティ、実用性において一段と優れており、スタートアップ企業や起業家が自身のビジネスに使用する最適なツールであると言えるだろう。」

このように、Xpringによって今後も多くの有望企業が支援され、XRPやXRPレジャーを使用していくことで、国際間決済だけでなく、多分野における多種多様なユースケースが生まれるのではないでしょうか。

CoinPostの関連記事

なぜ、仮想通貨XRP(リップル)に関心が集まるのか|今後の将来性と重要プロジェクト
投資家の注目度の高い仮想通貨XRP(リップル)に関するSEC裁判の行方など、XRPのプロダクトや今後の将来性について、投資初心者でもわかるように解説しています。
リップル社プロダクト(RippleNet、xCurrent、xRapid、xVia)の違いと採用企業まとめ
リップル社のプロダクト(RippleNet、xCurrent、xRapid、xVia)と採用企業をまとめました。Rippleのプロダクトのうち、XRPが利用されるのはxRapidです。提携企業がどのプロダクトを採用するかに注意が必要です。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
15:33
米国法銀行初、SoFiがステーブルコイン「SoFiUSD」を発行
米ソーファイ・テクノロジーズが完全準備型の米ドルステーブルコイン「ソーファイUSD」を発表した。パブリックブロックチェーン上でステーブルコインを発行する米国法銀行として初の事例となる。
14:15
2025年の仮想通貨盗難被害額5300億円突破、北朝鮮関連グループの犯行目立つ=チェイナリシス
チェイナリシスが2025年の仮想通貨盗難事件についてレポートを発表。総額5300億円規模であり、Bybitハッキングなど北朝鮮関連グループによる犯行が目立っている。
14:13
サークル、インテュイットと提携 USDC で税金還付や企業決済に対応
ステーブルコイン大手サークルが金融テクノロジー企業インテュイットと複数年の戦略的提携を締結。TurboTaxやQuickBooksなどでUSDCを活用した税金還付、送金、決済サービスを展開し、年間15兆円超の取引に対応へ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧