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XRPがブリッジ通貨として優れている点と今後の課題

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRP価格が過去最高値150円台を記録
ビットコインを含む多くの仮想通貨の相場は右肩下がりとなっている中、数少ない好調な通貨として挙げられるのがリップル(XRP)です。
XRPがブリッジ通貨として優れている点
秒間約1500取引が可能で、取引手数料も主要通貨と比較して非常に安いです。
XRPの今後の課題
ブリッジ通貨としてのXRPは流動性を高めることが必要になりますが、世界中の取引所50社でXRPの取引が可能になり、今年度初旬よりも確実に流動性は向上しています。

XRP価格が過去最高値150円台を記録

現在、ビットコインを含む多くの仮想通貨の相場は右肩下がりとなっています。

原因としては、多くのアルトコインを扱う仮想通貨取引所のLiquiがハッキングによりGoxしたという噂(※現状では情報元不明の不確かな噂)が流れているためと思われます。

しかしそんな中、数少ない好調な通貨として挙げられるのがリップル(XRP)です。

先日¥100を突破し、$1を達成したXRPですが、1日経ってもその好調ぶりは継続中で、ついに過去最高値150円台を記録しました。

リップル(XRP)が世界中の取引所50ヶ所でトレード可能に
今年度初旬、XRPを取り扱う取引所は僅か6ヶ所でしたが、本日をもって世界中の取引所50社でXRPの取引が可能になりました。XRPは不換紙幣に対応できるほどの高い流動性が必要となるため、取引所の上場は特に重要となります。

先日の記事で直近のニュースや情報をまとめましたので、今回はXRPについて、名前は知っていても内容をよく知らない方向けに、この通貨の優れた点、今後の課題をまとめて紹介致します。

目次
  1. XRPの優れた点について
  2. XRPの今後の課題
  3. Ripple社のXRPに対する認識
  4. XRPを取り扱う取引所が増加=流動性も向上

XRPの優れた点について

XRPがブリッジ通貨として優れている点は主に2つあります。

取引の処理時間

ビットコインは現在、トランザクションが数十万件詰まっているとも言われており、現状では送金に数日かかる可能性もあります。

Segwitの導入によりある程度この状況を回避出来ると期待されていましたが、そもそも取引所やウォレットではSegwitに対応していないケースが多く、普及があまり進んでいません。

また、ブロック生成時間も平均10分と定められているため、トランザクションの詰まりが解決したとしてもそれ以上の速度を出すことは出来ません。

そのため、様々な問題の解決策としてライトニングネットワークの導入等が議論されています。

さて、それに対してXRPはどうでしょうか。

これはリップル公式Twitterで紹介された画像です。

現状注目されている主要通貨と比較しても、圧倒的と言って良いほどの処理速度を誇っていることが分かりますね。

こちらは取引の秒間処理速度を比較したものです。

秒間10取引のビットコインだけではなく、主要通貨でも議論対象として挙がることがあるスケーラビリティ問題ですが、XRPは秒間1500取引という性能を誇っていることから、他通貨との違いがはっきり強調されています。

取引の手数料

ビットコインは手数料の高騰も解決すべき問題としてよく議論されています。

現状のビットコインは、なんと送金時に数千円の手数料を取られる場合もあるのです。

1円以下での支払い(マイクロペイメント)も可能であることを前面に押し出されていた時期もありましたが、送金金額より手数料の方が何十倍もかかるようでは意味がないように思える人も多いでしょう。

XRPの手数料は、マイクロペイメントも実用化の視野に入れることが出来ます。

分かりやすい優秀な点は以上の2つですが、「送金」「ブリッジ通貨」としての優れていることが分かると思います。

しかし、そんなXRPにも解決すべき課題があります。

XRPの今後の課題

XRPには解決すべき課題があると言いましたが、まずはXRPの現状をお伝え致します。

XRPの現状

XRPは銀行間や他国間送金に特化しているため、様々な企業や銀行でのXRP送金実用化を目指していますが、現状では採用数が多いという訳ではありません。

しかし、リップル社のILP(インターレジャープロトコル)等の技術は、CoinPostの独占インタビューでRipple社CTO Stephan Thomas氏が

「現時点で100の銀行や顧客がILP技術にコミットしています。

その中でILPを利用し決済システムを導入した企業例は、ヨーロッパのSantander社です(CoinPost記事:RippleとAmerican Express、Santanderが提携)。

Santander社は専用アプリを開発し、イギリスからスペインなどの様々な国に送金が可能になりました。

もう一つの例はスウェーデンのCEB銀行です。CEBの場合は企業間の支払いの際にILP技術を利用します。

ここでは2つの例しかあげませんが、さらに詳しくは我々のマーケティング部を参照してください」

このように語ったことからも、普及が進んでいることが分かります。

Ripple社CTO Stephan Thomas氏へのインタビュー
Ripple社CTO Stephan Thomas氏へのインタビュー内容まとめ 2017年11月20日、東京で...

また、次世代送金インフラ整備を目的とし、三井住友銀行やゆうちょ銀行等61行が参加する内外為替一元化コンソーシアムで、RippleNetを使用する準備が整ったことが発表されました。

内外為替一元化コンソーシアムがRippleNetを利用する準備が整った事を発表
次世代送金インフラ整備を目的とし、三井住友銀行やゆうちょ銀行等61行が参加する内外為替一元化コンソーシアムで、RippleNetを使用する準備が整ったことが発表されました。

このような現状から「XRPではなくリップル社の技術が主に注目されている」と捉える人が多いのです。

XRPを普及させるには?

さて、この状況を改善するためにはXRPという通貨自体を多くの企業に採用してもらう必要がありますが、それにはある条件があります。

それが「XRPの流動性の向上」です。

ブリッジ通貨として採用されるためには、この課題をクリアする必要性があるのです。

現状、世界最大のブリッジ通貨と言えるのはUSD(アメリカドル)ですが、その理由は「世界で最も経済規模が大きく、流動性が最大であるため」です。

ブリッジ通貨としての技術的な部分だけで言えば、USD(アメリカドル)よりも優れていると言えるでしょう。

しかし、技術的な優秀さだけでは、ブリッジ通貨として現状最も必要な要素として考えられている流動性の重要度を超えることはできません。

また、仮想通貨でブリッジ通貨を実現する場合、価格変動も問題になってくるでしょう。

価格変動が大きいということは、その通貨を多額保有するリスクも大きいということに繋がります。

このリスクを回避するためにも、やはり流動性の向上が重要となるのです。

Ripple社のXRPに対する認識

Ripple社は、上記した問題を正しく認識しています。

それは、Ripple社Chief Cryptographer David Schwartz氏の発言からも読み取ることが出来ます。

このツイートではブリッジ通貨が何故流動性にフォーカスするのかを、USD等の通貨を例え話にして解説しています。

流動性の重要度については先程解説したので省きますが、注目すべき発言は以下の通りです。

「XRPはブリッジ通貨として優れていますが、(技術的に優れているという)特徴だけでは実際にブリッジ通貨として利用される保証はありません」

「リップル社は(ブリッジ通貨として使われるようになるための)戦略を有していて、更には他に類がない収益モデルがあります」

このことからも、Ripple社もブリッジ通貨として成長するための課題を正確に認識していることがわかります。

XRPを取り扱う取引所が増加=流動性も向上

そしてXRPは、流動性の向上に向けて確実に進行してます。

今年度初旬、XRPを取り扱う取引所は僅か6ヶ所でしたが、現在は世界中の取引所50社でXRPの取引が可能になりました。

リップル(XRP)が世界中の取引所50ヶ所でトレード可能に
今年度初旬、XRPを取り扱う取引所は僅か6ヶ所でしたが、本日をもって世界中の取引所50社でXRPの取引が可能になりました。XRPは不換紙幣に対応できるほどの高い流動性が必要となるため、取引所の上場は特に重要となります。

また、Ripple 事業開発部SVP Patrick Griffinは、以下のように述べています。

「市場は、XRPが金融機関に流動性を与える、最もスケーラブルで、最速のグローバル決済仮想通貨として注目しています。 さらに、世界50以上の取引所に上場されていることは、XRP通貨を世界中で取引可能にするだけではなく、情報のような速さで送金を可能にするInternet of Valueも増価させます」

全体的にアルトコインが不調となっている中、XRPが好調なのはそれだけ注目度が高いということでもあるでしょう。

2018年は更なる成長が期待出来そうです。

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