CoinPostで今最も読まれています

土俵際で粘るビットコイン(BTC)、アルト市場はシーズン思惑で買い意欲旺盛|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

国内にリスティングされる個別銘柄では、出遅れ感のあったリップル(XRP)が前日比7%高の29.6円まで続伸したほか、リスク(LSK)が前日比15%と大幅上昇した。

特にリスク(LSK)は、国内大手仮想通貨取引所コインチェックのステーキングサービス開始などを背景に、1月5日時点で60円台前半だった価格は、90円の抵抗線を抜け勢い付き続伸、2月5日までの1ヶ月間で2倍以上に高騰している。

Liskチャート

関連:仮想通貨リスクの仕組みから紐解く「コインチェック新サービスの重要ポイント」=LiskJapan寄稿

国内主要アルトの中で出遅れていたリップル(XRP)も、27円台の抵抗線を上抜けてから連騰。32円〜34円のレジスタンスを抜けられるかどうかが今後の焦点か。

XRPチャート

関連:大手BitMEX、XRP/USDのスワップ本日開始予定 仮想通貨リップル急上昇

アルトシーズン再来の思惑に伴う資金流入で、一時70%を超えていたビットコイン(BTC)ドミナンスは、5日時点で64.8%(前日比-0.6%)まで低下している。

ビットコイン(BTC)市況

5日の仮想通貨ビットコイン(BTC)は、前日比0.67%%安の100.3万円で推移。

ジリ下げ後に9200ドルを割り込み崩壊しかけた場面もあったが、リバウンド後に乱高下するなどロング・ショート共に狩られる展開に。紙一重で9100ドル(9080ドル)に踏みとどまり、日足の終値ベースでは100万円台を維持。レンジを広げつつ一段下で推移している。

下降ウェッジとの見方もでき、抜けた方に大きく動く可能性があるが、このまま続落となるのか、踏み止まって再上昇となるかは現時点では判断が難しい局面か。底抜けずに下値を切り上げていることからも、フラットな目線が無難だと思われる。

USDTの強さに懐疑論

マーケットデータを分析するBitfinexのトップトレーダーJoe007は、現マーケットの需給関係や資金流入の関係から、一概に強気相場とは捉えることはできないと論じた。

法定通貨の代わりに仮想通貨市場で圧倒的なシェアを持つステーブルコインであるテザー(USDT)の流入を分析、「昨年7月からUSDTの資金増加は低迷しており、現在強気相場の真っ最中にあるとは言い難い」と分析。強気相場を裏付ける資金流入が弱いと指摘した。

大手マイニング企業の実情

世界有数のマイニング企業であるBitfury Groupの日本代表を務める紺野勝弥氏に、CoinPostはインタビューを実施。 マイニングの利益状況から、マイナーの投資戦略、ビットコイン(BTC)半減期への見解などを伺った。

関連:大手マイニング企業が明かす「ビットコイン半減期の見立てと仮想通貨投資戦略」=Bitfury紺野勝弥

今野氏は、「マイニングは投資リターンが高い金融商品であり、株や債権と比較してリスクリターンのプロファイルの設計が全く異なる金融商品として、投資家に興味を持たれる投資商品」「減価償却が取れて、かつ高いリターンが見込める商品は多くないため、富裕層や中小企業のオーナーの方からの節税ニーズもある」などと説明。「昨年度の税制改正の大綱で、国外不動産の節税対策が厳しくなることもマイニング投資の追い風になる」との見解を見せた。

特に、ビットコイン(BTC)の下値支持線としても意識されやすいマイナーの損益分岐点についての言及は、必見に値すると言えるだろう。ぜひご覧いただきたい。

CoinPostの関連記事

ビットコイン(BTC)市況考察とヘッジを使い「金利」を活かす手法|寄稿:響
仮想通貨の著名トレーダー「響」寄稿。100万円台を回復したビットコイン(BTC)市況を独自考察したほか、ヘッジを使って金利を活かすトレード戦略についても解説した。
仮想通貨ビットコインFX:ローソク足の見方、始値のレジサポに重きを置く理由(寄稿:やがみ)
仮想通貨ビットコイン(BTC)におけるローソク足のレジサポやプライスアクションの捉え方について、チャート図や「ライントレード」と組み合わせて詳しく解説。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧