CoinPostで今最も読まれています

リップルCEO「5年後、アマゾンのような企業に」 IPOや仮想通貨XRPの銀行利用など=CNN取材

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップルCEOのCNN取材

事前告知がされていたことで注目が集まったリップル社のGarlinghouse CEOに対する米有力メディアCNNの取材内容が公開された。今回の取材では、IPO(新規公開株)や銀行のXRP利用などの主要トピックについて見解を示している。

新規公開株(IPO)

まず、新規公開株(IPO)の計画について、Garlinghouseは短期的にはIPOを行う計画はないと話した。

以前の発言を誤解されたようだ。

「2020年には様々なブロックチェーン・仮想通貨企業のIPOが行われる可能性はあるが、リップルは最初でも最後でもない」と話したのは、オープンな言い回しであっただけで、(現実的に)IPOを行うこと自体が決まっているわけではない。

企業成長

リップル社のバランスシートに関する内容では、資金が潤沢にあることで、大手マネーグラムやBitsoへの投資も可能になったと発言。「バランスシートの余裕はリップル社が行いたい出資を可能にしている」と説明、企業が拡大している状況を以下のように語った。

業界の中ではリストラの事例が確認されるようになってきたが、昨年150以上も従業員を雇った…我々は実世界の問題にフォーカスしている

そのように語るGarlinghouseは、リップル社のビジョンとしてアマゾンのような企業を目指しているという。

リップル社の展開としては、まずクロスボーダー決済の領域での地位確立から。その後は、別の事業にも視野を向けるという。

今後5年間、我々は『アマゾンブックスだけではなく、アマゾン(多分野に事業展開する企業)』という形に進化を遂げたい

仮想通貨XRPに関する内容

政府の動きは仮想通貨業界にもプラス

デジタル人民元などの中央銀行のデジタル通貨に関する内容にも触れた。

政府が仮想通貨とブロックチェーンの技術を利用すべきと論じ、「マクロ的に、政府と中銀が新たな技術を利用し、経済をより効率的に改善するのは、仮想通貨業界にとってもプラスなことになる」と話した。

XRP関連システムの銀行利用

XRPの銀行利用については、「現在、リップル社は商業銀行と決済プロバイダーに向けたサービスにフォーカスしているが、もちろんそれ以外のサービス対象(銀行など)も考えている」と発言。

連銀などの中央銀行にXRPベースの送金決済プラットフォームを提供する可能性はあるか?という質問でも、否定することは行わなかった。

有価証券問題

XRPの有価証券問題については、米国規制当局と積極的に話し合っているとの発言に留めた。

XRPだけでなく、仮想通貨業界全体で見ても、以前のような投機的分野でなく、多くの国において規制の明確化や整備が進んでいるため、2020年は業界にとってターニングポイントになるとして、言葉を結んだ。

CoinPostの注目記事

リップル社、未上場のフィンテック企業で評価額2位=米Forbes
米有力経済誌フォーブスは、最新版でフィンテック企業のトップ50を発表。未上場のフィンテック企業では、株式評価額でリップル社が100億ドルで2位にランクインした。
リップル社に対する特許侵害の訴訟、裁判所が棄却判断
リップル社に対する特許侵害の訴訟で、裁判所が棄却の判断を下した。仮想通貨XRPに関する裁判とは別件のものだ。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/20 金曜日
06:15
ソラナの猫系ミームコイン「MEW」、韓国アップビットへ上場 価格高騰
韓国仮想通貨取引所大手アップビット(Upbit)は19日、仮想通貨ミームコイン「MEW」を新規上場した。
09/19 木曜日
17:48
「SECの仮想通貨規制は市場混乱を招く」米下院公聴会で厳しい批判
米国下院金融サービス委員会の公聴会で、証券取引委員会は「仮想通貨市場に更なる混乱と不確実性をもたらした」として、厳しく批判された。元SEC委員の証言では、議会主導の包括的な規制枠組みの必要性が強調された。
17:39
ゼロ知識証明の利点と課題:汎用性の高さと多彩なユースケース|WebX2024
WebX2024で業界トップの専門家が、ゼロ知識証明の可能性について語った。スケーラビリティ、プライバシー、セキュリティの向上から、AIや金融分野での革新的応用までの幅広いトピックで意見を交換した。
14:30
テザー社、これまでに不正ウォレット凍結で160億円を回収 市場シェアは75%に到達
テザー社が不正資金対策の成果を報告。世界180の当局と協力し、1,850以上のウォレットを凍結。USDTの市場シェアは75%に拡大。
14:08
FOMC後に上昇加速したビットコイン相場をプロが解説|寄稿:仮想NISHI
米連邦公開市場委員会(FOMC)後に上昇した暗号資産(仮想通貨)相場の今後の展望は? ビットコイン相場とデリバティブの最新データについて、SBI VCトレードのアナリスト「仮想NISHI」が解説した。
13:20
ソラナスマホ「チャプター2」、「Solana Seeker」へと改名 Helium無料サービスなど搭載
ソラナラボ傘下のスマホ子会社「Solana Mobile」は19日、二代目のスマートフォン「チャプター2」を「Solana Seeker(ソラナシーカー)」へとリブランディングしたことを発表した。
12:55
Bitgetら2社、TONへの42億円の投資を発表
TONエコシステムの発展を支援することを目的に、BitgetとForesight Venturesが42億円の投資を発表。仮想通貨TONを大口保有者から入手することで投資を行うという。
11:20
三菱商事のDREAMが推進する不動産投資、トークン化されたSTファンドの新たな展開
ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント株式会社、みずほリース株式会社、およびエムエル・エステート株式会社は18日に、適格機関投資家向け不動産STOファンドを組成した。
09:45
米SEC、仮想通貨DeFiプラットフォームRari Capitalと和解
SECがRari Capitalの利回りサービスの問題点を告発・和解。未登録ブローカー活動や誤解を招く宣伝などで和解に至った経緯を解説。
08:25
米FRB、0.5ポイントの大幅利下げを決定
米FRBはFOMCの会合で0.5ポイントの大幅利下げを決定。金融政策の転換がビットコインなどの仮想通貨相場の追い風となるか注目が集まっている。
08:05
米国初、ルイジアナ州政府 ビットコインライトニングに対応 
ビットコインの支払いの仕組みについては、政府間取引のための仮想通貨変換サービス「Bead Pay」によって米ドルに変換される。政府としては、ビットコインを直接保有したりしない。
06:55
トランプ氏、ニューヨークのバーで初めてのビットコイン決済
米国のドナルド・トランプ前大統領は18日、大統領選に向けたキャンペーンで、ニューヨーク市のバー「PubKey Bar」を訪問し仮想通貨ビットコインを使ってチーズバーガーを購入した。
06:20
仮想通貨ALEOとZETA、コインベースへ新規上場 価格高騰
仮想通貨取引所大手のコインベースは19日、2銘柄の新規上場を発表した。ZETAは価格が高騰している。
09/18 水曜日
16:52
「ビットコインはリスク資産ではない」ブラックロック幹部が指摘
ブラックロックのデジタル資産責任者が、ビットコインの誤った認識を指摘。リスク資産ではなく非相関資産であると主張し、機関投資家教育の重要性を強調した。
14:00
シンガポール最大銀DBS、仮想通貨オプション提供へ
年内に提供か シンガポール最大の銀行であるDBSは17日、2024年第4四半期(10〜12月)から機関投資家と富裕層向けに暗号資産(仮想通貨)のオプション取引と仕組み債を提供す…

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア