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ビットコイン7日ぶりに反発 仮想通貨半減期銘柄の注目は4月6日前後

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場は3日、ビットコインが7日ぶりの反発。朝6時時点では、前日比4万円高の96万3000円で推移している。

ビットコインの値動きを受け、アルト市場も全面高。時価総額上位の銘柄でも前日比10%高を超える銘柄が複数確認できるなど、資金が再流入した。

コロナショックに伴う株式市場の暴落で、「追証回避や現物買いの資金捻出で、仮想通貨を含むリスク資産全般が投げ売られている」との懸念が強まった仮想通貨市場。2日の米株式市場の大幅反発を受け、買い場と見られたか。

ダウ工業株30種平均は8営業日ぶりに反発、前日比1293ドル高の2万6703ドルで取引を終了した。前日比1293ドル高は過去最大の上げ幅となった。各国中銀が金融緩和に踏み切り、世界経済を下支えする期待が高まり、買いが先行した。

一方、年初から4000ドル高騰し、一時1万ドルを上回っていたビットコインは、高値10,500ドルから半値戻しの水準まで下落していたものの、直近節目では揉み合う展開となるなど、売り方の利確水準も意識された。

オシレーター系指標でも、4hRSI、及びMACDで強気のダイバージェンス(逆行現象)が確認されるなどトレンドの弱まりを示しており、相場の転換ポイントと見られた可能性もある。

ビットコイン半減期まで2ヶ月

バイナンスのビットコイン半減期カウントダウンサイトによれば、ビットコインの半減期まで67日。約2ヶ月に迫った。

ビットコイン半減期の注目は、「1.いつまで市場に材料視されるか(半減期前の利確タイミング)」、「2.BTC・BCH・BSV半減期が連続する影響」、「3.半減期後の需給変化に伴う市場価格への影響」の3点だ。

ビットコインと時価総額の高い派生銘柄が同時期に半減期を迎えるのは、今回が初めての事例。ハッシュレートなどの推移と価格への影響も予想しづらい状況にある。

BTC・BHC・BSVが同時期に半減期を迎える理由には、63万ブロックごとに半減期を迎える仕様が引き継がれていることが挙がる。一方で、ブロックの生成時間などでズレが生じた関係で、実際の実行ブロック到達までのタイミングにタイムラグが生じている。

現時点で、ビットコインキャッシュが4月6日前後、ビットコインSVが4月14日前後、ビットコインが5月10日前後、に半減期が予定される。

問題なのは、最もハッシュレート値が高いビットコインが、一番遅いタイミングで半減期を迎えること。ビットコインキャッシュなどが先に半減期を迎えることで、ビットコインやSVとの収益性に変化が生じるため、ハッシュレートなどの低下によるネットワークセキュリティが低下する懸念が生じることとなる。

そのような懸念があることも踏まえると、ビットコインキャッシュは特に半減期を見込んだ買い意欲は一定数抑制される可能性がある。

ハッシュレートの推移は、業界でも注目されるトピックになることが予想されるため、ビットコインを保有する投資家も、4月6日前後の動きには注視したいところだ。

なお、半減期後の価格推移については、以下の記事で紹介している。

「半減期と仮想通貨ビットコインの高騰」なぜ一緒に語られる? ストック・フロー比率から算出する理論価格を用いて解説
ビットコインは2020年5月に半減期を控える。歴史的には半減期経過後、BTC価格が大幅な上昇を記録しているが、その要因となる「ストック・フロー比率(S2F)」を用いて、その関係性を解説する。
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