- 日米株式市場は本日も下落、主要経済指標や米原油先物価格下落が要因か
- 米国市場でGDP改定値、中古住宅販売制約指数、シカゴPMIが市場予想を下回っただけでなく、EIA週間在庫統計の発表を受けて原油先物価格が下落。その影響から米国株式市場は本日も下落。その影響が東京市場にも広がった形となりました。
- 仮想通貨市場は堅調
- BTC価格は、JPY/BTC107万円代、USDで1万200ドルまで一時下落しましたが、その後は反発し堅調な動きとなっています。価格を伸ばしている通貨として、一際目立っているのがNANOです。
仮想通貨市場
仮想通貨市場は、日本時間午前、主要仮想通貨を中心で全面安で開始されました。
BTC価格は、JPY/BTC107万円代、USDで1万200ドルまで一時下落しましたが、その後は反発し堅調な動きとなっています。
主要通貨は依然として、多少売り優勢の展開が続いています。
その中でも価格を伸ばしている通貨として、一際目立っているのがNANOです。
NANOは、コインチェックハッキング事件に続いて、イタリアのフィレッツェに所在する仮想通貨取引所「BitGrail」にて、ハッキング被害にあった通貨です。
この事件を受け、一時的に下落したものの、仮想通貨のトレンドになりつつあるDAG技術を採用する通貨としても注目され、価格を続伸させています。
NY市場
- NYダウ工業30種平均 25,029.20(-380.83)
- ナスダック 7,273.01(-57.35)
- S&P500 2,713.83(-30.45)
昨日に引き続き、主要三指数揃って下落しました。
最初は買い戻し先行でスタートしたものの、EIA週間在庫統計発表で原油在庫が予想を上回っただけでなく、米原油生産量が増加し、過去最高を更新した事で、原油先物価格が下落しました。
その影響で株式も引けにかけて下落する展開になりました。
また、米10-12月期GDP改定値や、1月中古住宅販売成約指数、2月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が市場予想を下回った為、米国債券利回りが低下。それらに伴い、ドル売りが優勢になりました。
パウエル議長による議会証言から連日での株価下落。市場参加者は、しばらくは慎重なスタンスで臨む必要がありそうです。
東京市場
- 日経平均 21,724.47(-343.77)
- TOPIX 1,740.20(-28.04)
- マザーズ (-6.76)
3月1日の東京市場も主要三指数揃って下落しました。
NY市場の下落を受けて、東京市場も下落の流れになりました。
円高、ドル安も悪材料になったほか、原油安による鉱業セクターの売り、また外国人投資家が売り圧力をかけた事も下落に拍車をかけました。
騰落率がプラスで引けたのは空運セクターのみでした。
また、毎月第一営業日目は日経平均が上昇するという2016年7月から20ヶ月連続で達成していた記録はストップ。
調整局面が長引くかどうか、または株価が再び24000円台まで回復していくか、引き続き注視が必要です。
本日話題となった仮想通貨銘柄はファステップス(2338)。
前日開示された香港における仮想通貨取引所開設延期が材料となり、本日は13.48%で引けました。
延期された事で、準備に時間をかけて、しっかりとした運営を期待する買いが入ったようです。