ビットコインとの相関性
仮想通貨(暗号資産)のChainlink(LINK)とカルダノ(ADA)が、時価総額トップ10の銘柄の中で、ビットコイン(BTC)との相関性が最も低いことが分かった。
市場の分析データを提供するSkewによると、関係の強弱を「-1.0〜+1.0」で表す相関係数(1ヶ月)が、LINKとBTCが-0.0396と負の相関に、ADAとBTCも0.057と他の銘柄に比べ、BTCの値動きに影響されない独自マーケットを形成して、取引されている模様だ。
Starting to see some zero-correlation with BTC across some large caps.ADA & LNK less correlated to BTC that USDT! pic.twitter.com/j5N7m5QY1d
— skew (@skewdotcom) August 10, 2020
相関係数は、一般的に0.5以上または-0.5以下の場合、両者の間には強い関係があるとされる。正の相関が強いとその2つの銘柄は同じ方向に価格が動きやすく、負の相関が強いと逆に動きやすい。
正の相関として最もBTCと相関性が示されたのは、ビットコインSV。次点にライトコイン、ビットコインキャッシュが続く。2位イーサリアムとXRPも0.5を超えるなど、一定の相関性が確認された。
LINKとADAの最近の動向
LINK
LINKは今月、7月に記録した上場来高値を再び更新した。10日には約1478円超まで価格が急騰した。
今年6月以降のDeFi(レンディングプロトコル)バブルの恩恵、Chainlinkがオラクルとして採用される事例の増加、米コロラド州政府との提携、また取引所への上場期待など、LINK高騰を後押しする新たな発表も相次いだ。
コロラド州と連携して、新たな宝くじゲームのハッカソン開催で提携することが発表されるなど、Chainlinkなどのブロックチェーン関連プロジェクトに対する認知の拡大に繋がるとして期待も高まっている。
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ADA
ADAは先月30日には大型アップグレード「Shelley」を実装、ADAを利用したステーク委任が可能となり、ノード運用の分散性がさらに高まった。
主要開発企業IOHKのCharles Hoskinsonは、「来年には100以上のアセットおよびdAppsがカルダノを利用しているだろう」と語っており、エコシステムの拡大への期待感が高まった格好だ。
またツイッター上のADAのコンセンサスアルゴリズムを巡る議論で、スマートコントラクトとネイティブアセットを年内にもローンチすることを明かした。レイテンシー(取引の待ち時間)はDeFiプラットフォームとして最も有力なイーサリアムよりも短いと説明している。
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