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「群を抜いたDeFi銘柄」仮想通貨投資企業Multicoin Capitalが期待を示す理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Multicoin Capitalの見込み

昨今のDeFi(分散型金融)ブームを受け、DeFiプロトコルに精通する大口の個人投資家はもちろん、投資企業などの機関投資家もDeFiセクターに目を向け始めている。

DeFiとは

DeFi(分散型金融)とは、ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

仮想通貨投資企業Multicoin Capitalの共同創設者Kyle SamaniもDeFiセクターを見込むファンド関係者の1人だ。

Samaniは、今後2年間投資・保有すべきイーサリアム基盤のDeFi関連銘柄は、レンディングプラットフォームAaveのネイティブトークンの「LEND」であると語り、Multicoin Capitalによる保有を明かした。

Aaveは、プロダクトや市場適性、トークンの分配方法、コミュニティ、イノベーションの頻度、合理的なバリュエーションなどの要素において群を抜いている。

同コメントは、もう1つの投資企業DTC Capitalの責任者Spencer NoonによるAaveの優位性に関する言及をフォローアップする形で行われた。

Noonは、DeFiプロジェクトの成功要素について、いわゆるインセンティブ設計となる「流動性マイニング」がなくても成功できるかどうかを基準としている。

例えば、CompoundやBalancerなどのプラットフォームは、各自ガバナンストークンについて、利用者の預け入れ資産の割合に応じて配分するインセンティブ設計を取っているが、Aaveは現段階ガバナンストークンを付与する仕組みは存在しない。

Noonは、AaveのLENDトークン時価総額が約7.6億ドルであることについて、他のプロジェクトと比べて利用率やロックバリューが低いという点から、伸び代に期待を示した。

Aaveの材料

Aaveプラットフォームに関する好材料としては、担保を預け入れなくても借入が可能な分散型金融の仕組みを構築し、そのサービスを開始したことなどが挙げられる。新たなサービスは信用委任(Credit Delegation(CD)といい、Aaveに仮想通貨を預けている人が、自身の与信枠を他の人に委任することができる。

また7月末には、新たな経済圏「Aavenomics」というアップグレード提案を提出した。既存のLENDトークンをAAVEという新たなプロトコルガバナンストークンに移行し、非中央集権的な管理を最大化する施策だ。現在この提案は審議されている段階にある。

さらに、本日Aaveのイギリス法人Aave Limitedはイギリスの金融行動監視機構(FCA)から「電子マネー機関」の営業ライセンスを取得したことを明かし、今後イギリス在住の利用者が直接Aaveを通して法定通貨から仮想通貨へアクセスすることができるようになった。

これまで、利用者はあらかじめ別の取引所で法定通貨をステーブルコインやイーサリアム等銘柄に変換する必要があったが、法定通貨からのブリッジが整備されることにより、Aaveのエコシステムは今後グローバル規模で拡大する可能性が見据えられる。

LENDトークンの価格は、2017年11月のICO販売以来、米ドル基準で約43倍の上昇を記録している。

関連:DeFiサービスへ法定通貨の流動性を 英FCAがAaveに電子マネー機関ライセンスを付与

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