はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル社、XRPレジャーの監視強化で人材募集 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

不正取引のモニタリングを強化

リップル社が、仮想通貨XRPの基盤となる分散型台帳XRP Ledger(XRPL)上の取引を監視するアナリストを募集していることが分かった。

背景としてリップル社は、米国の銀行秘密法(BSA)へのコンプライアンス・チームを拡大することを挙げており、職種は「BSA調査アナリスト」となる。

米国通貨監督庁(OCC)の説明によると、BSAは、マネーロンダリングを防止・検知するために、金融機関が当局の規制や、監視活動、法執行措置に協力することを求める法律だ。この法律により、OCCは銀行や連邦貯蓄協会などに定期的な検査を実施し、法的遵守を確実にすることができる。

関連リップル社の大型カンファレンス『Swell 2020』 レジスター公開

BSA調査アナリストの職務

リップル社の求人情報によると、「BSA調査アナリスト」の仕事には、主に以下のようなものがある。

  • BSA調査チームをサポートして、調査、トランザクション分析、案件管理などプログラムの日常的な監視を実行
  • 内部管理の定期的な評価を実施、検出されたリスクに対して解決策を提案
  • 内部手続きに従って、米金融犯罪捜査網(FinCEN)その他の法執行機関に適宜レポートを提出
  • 取引監視と異常なアクティビティ調査を効率的にする慣行やツールの開発に取り組む
  • 既存体制に漏れがないかチェックし、不審な取引の報告プロセスや、その他の反資金洗浄対策(AML)関連の監視を強化するための推奨事項を提案
  • エンジニアリングチーム、製品チーム、データチームと緊密に連携して、モニタリングツールを強化し、監視と調査を効率化するためのデータ使用方法を特定

一般ユーザーの報告フォームを設置

今回の募集に先だって、リップル社は今年2月から、一般ユーザー自身が、疑わしい取引活動を報告できるフォームをウェブサイトに設置している。

このフォームからは、XRPに関連する盗難、フィッシングサイト、詐欺、承認されていないゲートウェイや取引所、マネーロンダリング、不正取引、などを報告することができる。また、同社がユーザーから受け取った情報を国や、地方、または国際的な法執行機関などに捜査のため開示・提供する可能性もあるという。

このフォームには注意事項として、リップル社はXRPLを所有していないため、ユーザーが盗難など財務上の損失を知らせた場合でも、そのトランザクションを取り消す権限がないことも付記されている。

関連Flare NetworksのXRP保有者へのSparkトークン付与、SBI VC Tradeも取り扱い検討へ

日本でもSBI Ripple Asiaで人材募集

リップル社は現在業務拡大中で、約20件の求人を行っている。

エンジニアリング、法務、製品分野など様々で、勤務場所も米国、アラブ首長国連邦、イギリス、インドなど多岐にわたる。

日本でも、リップル社とSBIホールディングスのジョイントベンチャーSBI Ripple Asia株式会社で、現在東京を勤務地とする4件の募集がある。アカウントマネージャー、プロジェクトマネージャー、エンジニア、マーケティングマネージャーなど各方面で人材が求められている格好だ。

SBI Ripple Asiaは今年中にも、アジアでXRPを利用するODL(オンデマンド流動性)のサービスを開始する予定だ。日本でも送金速度を改善し為替変動リスクをヘッジする国際送金システムの提供を行うという。

関連:SBIリップルアジア、年内にXRP利用のODL送金サービスを予定

リップル社によると、日本では少子高齢化による労働不足から外国人労働者が多く流入していることがあり、また海外へのアウトソーシングも増加しているために国際送金のニーズが高まっている。

参考:ripple

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/30 火曜日
19:30
ビットコインで利回りを狙う|Lombard(ロンバード)・LBTCの始め方
Lombardを通じてビットコインを利回り資産として活用する方法を解説。LBTCの仕組みや始め方に加え、注意点やリスクも整理しました。
19:11
USDHがハイパーリキッドの成長を加速させる理由
USDHはなぜハイパーリキッドを強化するのか?仕組みから収益循環、HYPEへの影響までわかりやすく解説します。
17:14
ハイパーリキッド「Hypurr NFT」エアドロに高い関心、初動のフロアプライス1000万円弱に
暗号資産(仮想通貨)HYPEを発行する分散型取引所ハイパーリキッドのNFTコレクション「Hypurr」が配布され、フロア価格800万円、24時間取引高105億円を記録した。特に希少NFTは最高7000万円で落札するなど反響を呼んだ
16:34
マーチャント・バンカーズ、ビットコイン購入 不動産の暗号資産決済に本格参入
マーチャント・バンカーズが3億円分のビットコインを購入し、FINX JCryptoと協業。不動産決済サービスや暗号資産事業強化へ動き出す。
16:25
ネイルサロン運営コンヴァノ、ビットコイン取得額が累計104億円に
東証グロース上場のコンヴァノが約15億円相当のビットコインを追加購入し、累計取得額が104億円に到達。同社は2027年3月末までに21,000BTC保有を目指している。
15:08
金融審議会が「第3回暗号資産WG会合」開催、上場審査プロセスにも言及
金融審議会が暗号資産の金商法一本化を検討。インサイダー取引規制と情報開示義務を導入し、投資家保護を強化する方針。JVCEAの審査実績や委員からの懸念も明らかに。
13:40
NYDIG、仮想通貨トレジャリー企業の評価指標「mNAV」を批判 ”不正確で誤解招く”
NYDIGは最新レポートで、仮想通貨トレジャリー企業の評価に使われるmNAV指標を強く批判した。不正確で投資家を誤解させる可能性があると指摘し、「業界から削除すべき」と主張した。
13:15
仮想通貨ファンドから1200億円流出 FRB利下げ観測後退受け=CoinShares
CoinSharesが先週、仮想通貨投資商品から約8億ドルが流出したと報告した。ビットコインとイーサリアムから流出し、ソラナとXRPでは流入が続いた。
11:51
米政府閉鎖危機に警戒感募る中ビットコイン反発、SECの新基準はアルトコインETFに追い風
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+2.56%の1BTC=114,666ドルと反発した。 デリバティブ市場では、3億3000万ドル以上の…
11:30
バイナンス、企業向けインフラソリューションをローンチへ
仮想通貨取引所バイナンスは、従来の金融企業向けにインフラソリューション「Crypto-as-a-Service(CaaS)」をローンチすると発表。ローンチの背景や内容を説明した。
11:05
仮想通貨購入発表で株価22倍暴騰のQMMM、米SECが株取引を停止
米SECがデジタル広告企業QMMMホールディングスの株式取引を強制停止した。仮想通貨購入計画発表後に株価が暴騰し、SNSを通じた価格操作の疑いが指摘されている。
10:50
急成長の分散型取引所Aster、トークンの分割エアドロップを検討 CZとの関係性も明らかに
分散型デリバティブ取引所Asterが独自仮想通貨ASTERのベスティング方式エアドロップを検討している。Asterは前バイナンスCEOであるCZ氏の支持も背景に躍進している。
10:15
ビットコイン急騰、米政府閉鎖リスクで「無国籍資産」への逃避資金流入|仮想NISHI
仮想通貨ビットコイン市場は28日から30日朝にかけて急騰した。BTCは法定通貨や国家に依存しない無国籍資産であり、政府機能や金融システムが不安定化する局面において上昇する傾向を持つ。
09:55
ブルームバーグETF専門家予測、SEC包括基準でアルトコインETF承認確率「ほぼ100%」に
米SECが仮想通貨ETFの包括的上場基準を承認し、原則上個別審査が不要となった。ブルームバーグのETFアナリストは承認確率が事実上100%と予測している。
08:30
12年間休眠のビットコインウォレットが活動再開、65億円相当BTCを移動
12年間休眠していたビットコインウォレットが29日に400BTCを移動したとアーカム・インテリジェンスが報告した。2013年11月以来初めての取引で、当時の取得価格から約16000%上昇している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧