はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

4年後を目処の「欧州仮想通貨包括規制」EU調査局が課題点レポート発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

欧州議会調査局が暗号資産についての報告書発表

欧州議会調査局が18日、「デジタル金融:暗号資産におけるリスク―金融サービス、機関、市場における規制・監督の課題」という題名のレポートを発表。

暗号資産(仮想通貨)の役割と、規制上の課題についてまとめた。

レポートによると、デジタル金融は、EU圏の経済全体に利益をもたらす可能性がある。また仮想通貨市場の拡大はデジタル金融革新を促進し、高度なスキルの雇用を増加させ、より多くの革新と投資を促進し、企業と新興企業により多くの機会を開くという。

同時に、金融の不安定性など、イノベーターや投資家が直面する可能性のあるリスクを考慮に入れて、市場の「フレームワーク」を確立することが重要であると論じている。

暗号資産に関して重要な課題は、それらが何であるかを明確に判断し、どのルールが適用されるかを明確に判断できるようにすることだ。

ほとんどの仮想通貨は、既存のEU法の枠組みでカバーされず、投資家や消費者に大きなリスクを与える可能性がある。

暗号資産の複雑さと急速に進化する性質を考えると、既存の法律を継続的に評価して、このタイプの資産に効果的に適用できるかどうか、または修正やガイダンスが必要かどうかを確認する必要がある。

 一連の立法措置を提案

レポートによると、欧州における暗号資産やデジタル金融の発展にとって、3つの分野が特に重要であるという。

  1. 暗号資産に関する共通の枠組みの定義
  2. サイバー耐性
  3. 包括的なデータ戦略の確立

定義に関しては、ステーブルコインや仮想通貨を含む暗号資産の市場に関する枠組みを確立することが非常に重要で、市場の誠実性、分断化、金融不安のリスクに対処するものでなければならず、また進化に合わせて見直せるような、柔軟でオープンなものでなければならないとする。

また、金融セクターにおけるデジタル改革の進展により、サイバー・レジリエンス(攻撃に対する耐性や回復力)の問題や包括的なデータ戦略の実施の必要性がますます注目されているという。

レポートは結論部分で、欧州委員会が既存の金融サービス法を改正し、さらに暗号資産へ適用できるものにすること、暗号資産の発行者およびサービス・ プロバイダーを対象とした一連の立法措置と、ステーブルコイン発行者を対象とした個別の立法措置を行うことを提案している。

一連の立法は、既存の規則を合理化し、情報通信技術(ICT)のセキュリティを含め、EU金融セクターのデジタル分野の障害耐性を強化するとした。

また国際レベルでの協力を強化することも付け加えている。

EU全域で包括的な仮想通貨規制へ

議会調査局のレポートは、EUが実際に全域での仮想通貨規制について大きく動き始めるという報道がなされているタイミングで発表された。

18日には、ロイターの報道で、欧州連合(EU)が仮想通貨に関連する包括的な規制を「2024年」までに実施する方向性であることが判明した。

EU地域内におけるキャッシュレス決済の促進に重点が置かれ、リスクに対処しつつも、分散型台帳技術を含めデジタル決済の領域を積極的に推進することを目指すという。

また、11日のEU会合では、「ステーブルコインを厳格に規制すべき」との共同声明が発表されている。

声明では、ステーブルコインがEU圏内で運用される場合、ユーロまたは他のEU諸国が発行する法定通貨に1:1の比率で固定すること、ステーブルコインの裏付け資産をEU政府が承認した金融機関に預けるようにすることが提案された。

関連:欧州連合(EU)、仮想通貨発行・取引を包括的な規制へ 草案がリーク

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/30 土曜日
13:45
ルミス米議員「今国会を逃せば次は2030年」、クラリティー法案成立促す
米上院のルミス議員は5月30日、仮想通貨市場構造法「クラリティー法」の今国会での成立を逃せば次の立法機会は2030年になると警告した。JPモルガンCEOのダイモン氏は現行案に反対を表明。
13:25
スイ、ユーザー取引を一時停止 三日連続で断続的なネットワーク障害
仮想通貨スイ(SUI)のメインネットが5月30日、エポック移行処理の失敗によりユーザー取引を停止した。v1.72リリースを起点とする障害が3日連続で発生し、バリデーターが修正を実装して復旧した。
10:25
ストラテジー、48億円相当のビットコインをコインベースへ送金 目的は不明
ビットコイン保有企業最大手ストラテジーが約400枚のビットコインをコインベースへ送金し、売却やウォレットシャッフルする可能性が浮上。セイラー会長の発言など最新動向を解説。
10:10
FBI、詐欺拠点摘発で1.2兆円相当の仮想通貨を押収 米政府史上最高額
FBIはアジア・中東に展開する詐欺拠点の一斉摘発で127000BTC超を押収した。カンボジア企業CEOの逮捕など約300人を拘束し、米政府史上最高額の没収となった。
08:30
CFTCがビットコイン無期限先物を解禁、米国機関投資家のオフショア依存に終止符
米CFTCは29日、KalshiEXのビットコイン無期限先物(BTCPERP)を先物契約として承認した。CoinbaseもDeribit経由の仮想通貨デリバティブ提供でノーアクションレターを取得し米国内でのパーペチュアル取引が正式に解禁された。
08:00
Base、Azulアップグレードをメインネットで実施
仮想通貨取引所コインベース支援のイーサリアムL2のBaseは、アップグレードBase Azulをメインネットで実行したことを発表。処理速度や安全性が向上した。
07:30
米財務省、イラン関連仮想通貨の押収累計額が1600億円相当に
米財務省ベッセント長官は、イラン政権に関連する仮想通貨の押収総額が約10億ドルに達したと明らかにした。4月末時点の約5億ドルから倍増しており、ウォレットを直接差し押さえた事例もある。
06:55
NYSE親会社ICE「ハイパーリキッドと相互学習中」 ナスダックより大規模と評価
米インターコンチネンタル取引所(ICE)のスプレッチャーCEOが、Hyperliquidと双方向で協議中と明かした。規制対象取引所での24時間無期限先物提供を認めるよう当局に求めている。
06:15
JPモルガンのダイモンCEO、「銀行界はクラリティー法案を拒否」と明言
JPモルガンCEOジェイミー・ダイモン氏が5月29日のフォックスビジネス出演でクラリティー法の現行案を批判し銀行は受け入れないと発言。上院では複数の優先案件が競合しており、投資銀行TDコーウェンは8月前の成立を困難とみている。
05:00
ステーブルコイン発行企業PaxosがSEC清算機関に登録、仮想通貨関連企業として米国初
Paxosの子会社PSSCが米SECより清算機関として正式登録を受け、仮想通貨関連企業として唯一の中央証券保管機関に認定された。2019年から続く規制当局との7年越しの協議が実を結んだ。
05/29 金曜日
16:14
NTTドコモビジネス、Carbontribe Labsと水資源データアセットの投資活用で共同検討
NTTドコモビジネスとCarbontribe Labsが水資源データアセットの投資活用に向けた共同検討を開始。AIとブロックチェーンで構造化した水資源データを投資判断に接続、2027年前半の商用化を目指す。
15:14
ツルハHDら9社、DCJPYで企業間決済自動化の実証実験が成功
ディーカレットDCPが事務局を務めるデジタル通貨フォーラムが、ツルハHD・イオンスマートテクノロジーら計9社と実施した実証実験の結果を公表。流通業界の標準EDI規格「流通BMS」の受発注データからDCJPYによる支払い・照合までをワンストップで処理し、数人月分の業務削減効果を確認した。
13:50
グレースケール・リサーチがハイパーリキッドを高評価、「デジタル資産分野の傑出した成功事例」
グレースケール・リサーチは最新レポートで、ハイパーリキッドを「現代のデジタル資産業界における傑出した成功事例」と高く評価した。2025年に約2.9兆ドルの永久先物取引高を記録した同プラットフォームが急成長した5つの要因とHYPEトークンの経済モデル、今後の展望とリスクを解説する。
13:15
米司法省、グーグル社員を起訴 ポリマーケットにおけるインサイダー取引容疑で
米司法省は、予測市場ポリマーケットでグーグルの社内データを悪用しインサイダー取引を行ったとして、同社エンジニアを商品詐欺などの罪で起訴したと発表した。
11:30
シークアンス、77億円相当のビットコインを売却へ
米上場シークアンス・コミュニケーションズは、仮想通貨の財務戦略を継続しないことを公表。77億円相当の保有ビットコインも売却していくと述べている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧