はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

CoinText:SMSでビットコインキャッシュを送金可能に|ベータ版がリリース

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CoinText – BCHを利用したSMS支払いサービス
CoinTextは、インターネットを介さず携帯電話のSMSプロトコルを利用してビットコインキャッシュの決済を行うサービスです。現在、同サービスのベータ版がアメリカ、カナダなどでテスト使用されています。

SMSでビットコインキャッシュが送金可能に

CoinTextはSMS Software社が手がける、携帯電話を用いたビットコインキャッシュによる決済サービスを提供するプロジェクトです。

同プロジェクトは27日、インターネットサービスを介さず、携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)プロトコルを利用してBCHによる決済を行うサービスのベータ版リリースを同社ブログにて発表しました。

現在、同サービスのベータ版がアメリカ、カナダなどでテスト使用されています。

CoinTextの協同設立者であるCTOのVin Armani氏は、

CoinTextはビットコインキャッシュを普及させる、最も簡単かつ強力な方法といえるでしょう。

同サービスは多くの携帯電話に対応しており、使用の際に暗号化の知識も必要ありません

と述べています。

CoinTextの高い利便性

CoinTextはSMS通信を基盤としたソフトウェアウォレットであるため、BCH決済に際し登録、アプリのダウンロードを必要とせず、対応している携帯電話もスマートフォンに限りません。

すなわち、フィーチャーフォン(ガラケー)においてもそのウォレットが正常に動作し、フィーチャーフォンの使用率が高い途上国でも使用が広まる可能性を秘めています。

ビットコインは単に価値の貯蔵としての役割だけでなく、お金や紙幣としての役割を担うポテンシャルを秘めていると思います。

CoinTextでは、世界中の銀行を介さず、パーミッションレスで国境を超えるマネーとしてビットコインキャッシュをやりとりすることを実現します。

とArmani氏は付け加えました。

SMSによる支払いは決して新しいものではありません。

モバイル送金サービスの「M-Pesa」が良い成功事例であり、同じサービスを通じて現在アフリカでは何十億ものSMS取引が行われています

また、Apple PayはiPhoneユーザーに向けSMS支払いサービスを将来的に提供すると公表しています。

ビットコインキャッシュの採用

CoinTextでは、ビットコインキャッシュの特色である高トランザクション速度(0-conf;BCHを利用する業者が、トランザクションが新しいブロックに組み込まれる前に決済を完了できる権利)、1セント未満のネットワーク手数料オンチェーンでの処理などに注目し、BCHの採用を決定しました。

CoinTextウォレットは、BALANCE、RECEIVE、SENDのような簡単なSMSコマンドのみで決済が可能です。

また、セキュリティの担保のため、すべてのSENDメッセージは2段階認証によって保護されています。

CoinTextは決して資金を保持しません。

全てのトランザクションは、ユーザー間のビットコインキャッシュのウォレットが使用され、ブロックチェーン上で直接決済されます。

CoinTextには取引を変更または検閲する権利が与えられていないため、ユーザーが電話番号または電話番号を紛失した場合に資金を回収することはできません。

また、CoinTextは、SENDメッセージに約5セント相当の料金を徴収します。

CoinTextで実行中のトランザクション(同社ブログより)

今後の展開

CoinTextはベータ版を使用したユーザーのフィードバックを集め、2018年末までに同製品を少なくとも54ヶ国以上でリリースするという目標を掲げています。

もし製品リリースまでの過程が速やかに進行すれば、同年4月か5月を目処に製品をリリースできるかもしれません。

とArmani氏は述べています。

CoinPostの関連記事:
BitPay社VISAカード:BitcoinCash導入、手数料は無料
世界有数のビットコイン決済サービス、BitPay社はがビットコインキャッシュを対応通貨として追加。ビットコインには手数料が発生しますが、現状ではビットコインキャッシュには手数料が発生しません。
Athena Bitcoinが全てのATMをビットコインキャッシュ対応に
Athena BitcoinのATMにビットコインキャッシュのサポートが追加されました。その機械では、2種類のビットコイン(ビットコイン及び、ビットコインキャッシュ)がサポートされており、法定通貨に変えることもできます。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/20 火曜日
12:35
米上院、ステーブルコイン規制『GENIUS法案』の審議進行可決
米上院が仮想通貨ステーブルコイン規制法案「GENIUS法案」の審議を66対32で可決。消費者保護や倫理規定を強化した修正案で超党派合意が進展。
11:59
ビットコイン下髭で押し目買い意欲旺盛か イーサリアムにも機関投資家の強い関心
過去最高値の更新まで目前のビットコインは米国債格下げなど不透明感のある中、下髭形成し押し目買い意欲の強さを示した。50日・200日移動平均線のゴールデンクロスが目前に迫る中、イーサリアムには機関投資家の資金が集まり、CMEグループのXRP先物は初日に1,560万ドルの取引高を記録した。
11:20
SEC新委員長、仮想通貨規制を全面見直し
SEC新委員長ポール・アトキンス氏が仮想通貨規制の抜本的見直しを表明。前政権の執行措置を批判し、発行・保管・取引の3分野で明確なガイドライン策定へ。
10:35
リップル社、UAEの金融企業2社と提携
リップル社は、UAEのZand BankとMamoの2社が顧客になったことを発表。両社はリップルペイメントを使用すると説明しており、中東市場の事業を強化していく。
10:05
ソラナの新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」提案 性能引き上げへ
ソラナ開発スタジオAnzaが新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」を発表した。処理時間を理論的に約150ミリ秒まで短縮し、Web2と競合できる高速処理を実現するとしている。
08:45
ビットコイン急騰、米国債格下げと州法により"安全資産"化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは史上最高値となる10万9,000ドル付近まで上昇している。米国債の格下げを契機として米国の信用力に対する懸念が台頭し、ドル安が進行した。
08:02
ステーブルコイン大手サークル、コインベースとリップルから買収アプローチ=報道
USDC発行元のサークル社が50億ドル以上の企業価値での買収提案を複数社から受けている。リップルとコインベースからアプローチされ、IPO計画と並行して検討中か。
07:45
過去最高515億円含み益達成、エルサルバドルのビットコイン投資
エルサルバドルが保有するビットコインが515億円の含み益を達成。国際通貨基金との合意に反してビットコイン蓄積を継続中。
07:25
コインベース顧客情報流出事件、米司法省が捜査開始=報道
米司法省が仮想通貨取引所コインベースの顧客データ流出事件について刑事捜査を開始。インド拠点従業員への贈賄による情報漏洩で、ハッカーが2000万ドルの身代金を要求していた。
06:40
ストラテジー社とセイラー氏、ビットコイン投資の収益性めぐり投資家から集団訴訟
ストラテジー社とマイケル・セイラー会長が、仮想通貨ビットコインの投資戦略の収益性について虚偽の説明をしたとして投資家から集団訴訟を起こされた。
06:15
Bybit、USDT使用の株式取引開始 ストラテジーなど78社が対象
仮想通貨取引所Bybitが株式取引機能をGold & FXに追加。ストラテジーやコインベース、マグニフィセント7を含む78社株式をUSDTで取引可能。CFDモデル採用で実株保有は不要。
06:05
SEC、ソラナ現物ETFへの決定を延期 21SharesとBitwiseが対象
米証券取引委員会が21SharesとBitwiseのソラナETF提案について決定期限を延期し、パブリックコメントを求めると発表。Canary、VanEckも含む複数企業が仮想通貨ETF承認を競う中、SECの審査が本格化へ。
05:45
米メガバンクJPモルガン、顧客のビットコイン購入を許可
CNBCによると、JPモルガンのダイモンCEOが顧客によるビットコイン購入を許可すると発表。長年の仮想通貨批判にも関わらず顧客選択の自由を重視。
05:35
1100億円相当のビットコインを買い増し、セイラーのストラテジー社
米ストラテジー社は19日夜、2025年5月12日から18日の間に総額1,100億円を投じて、7,390 BTCを購入したことを報告した。
05/19 月曜日
18:00
Bitcoin革命、ZK技術で実現するBitcoinOSのアプローチ
ビットコインの可能性を広げるBitcoinOS(BOS)は、ZK技術を活用してビットコインのコードを変更せずにスマートコントラクト機能やスケーラビリティを実現。BitSNARK、Grailブリッジ、xBTCなどの革新的プロダクトで、ビットコイン中心の統合エコシステムを構築。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧