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NEM、12月のSymbolローンチに向けてパートナーシップ提携を強化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ネム(NEM)のパートナーシップ提携

20年12月に新チェーン「Symbol(XYM)」のローンチを予定している仮想通貨ネムは、Symbol活用に向けて様々な企業と積極的に提携を結んでいる。

FIX Network

SIMスワップ攻撃に対するソリューションを開発している電子通信関連のスタートアップFIX Networkは、20年3月にネムと提携を結び、自社のプロダクトFIX IDをSymbolに統合することを発表している。

SIMスワップとは、SIMカードを提供している通信会社にSIMカードを紛失したなどという嘘の連絡を入れ、攻撃対象の携帯電話に自身のSIMカードを紐付けることにより、対象携帯電話を乗っ取る攻撃を指す。仮想通貨関連のみならず、多くの分野でSIMスワップによる被害が出ている。

FIX Networkは、Symbolブロックチェーン技術を活用し、ユーザーの秘密鍵をSIMカード上に保存可能にすることにより、プライバシー保護に配慮した安全なウォレットやID管理サービスなどの開発を行っている。携帯番号保護を目的としたFIX IDがSymbolに統合されることで、非中央集権的な方法で、SIMスワップなどの詐欺から身を守れるのではないかと期待されている。

関連:ネム財団がリトアニアの通信企業と提携 ブロックチェーンでSIMスワップ対策

関連:ネムの提携企業、Symbol活用で不正SIMスワップを防ぐソリューション提供へ

リトアニア中銀

東欧リトアニアの中央銀行(Lietuvos Bankas)は、20年7月に「LBコイン」と呼ばれるデジタル通貨を発行し、世界で初めて「デジタル・コレクターコイン」を発行した中央銀行・政府となった。このデジタル通貨発行では、ネムのブロックチェーン(NIS1)が利用されているが、Symbolローンチ後はそちらに移行する予定だ。

リトアニア中銀のシステム統合パートナー企業iTree Lithuaniaによると、プライベートおよびパブリックチェーン間の相互運用性、ならびにSymbol APIが企業および開発者向けに設計され統合が円滑に行える点が、ネムブロックチェーンを選んだ理由だという。

LBコインは、収集やトレードを目的としたコレクターコインであり、法定通貨としての利用はできないものの、このような「遊び」目的の中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行することにより、CBDC発行に必要な実践的な経験を積むのに役立つ「最も先進的で実験的な遊び場」になると期待されている。

関連:リトアニア中銀、ネムブロックチェーン用いてCBDC発行 7月9日に先行予約開始

関連:セキュリティトークンへの活用も進むNEMブロックチェーン、CBDCなどへの導入事例も

Propine

NEMはSymbolローンチに向けて、証券サービス会社のPropine(プロパイン)との提携を10月に発表した。

Propineは、カストディや証券発行など、法律に準拠した形で様々な証券関連サービスを提供している。このパートナーシップ提携によりSymbolユーザーは、Symbol上でセキュリティトークンを発行、管理およびカスタマイズできるようになる。これに加えセキュリティトークン保有者は、Propineが提供している投資家向けのレポートや報告書機能へのアクセスも可能だ。

関連:12月ローンチ予定のNEM新チェーンSymbol、証券サービスPropineと提携へ

Simplex

ネムは、10月にEU認可のフィンテック企業Simplexとの提携を発表した。

Simplexでは、クレジットおよびデビットカードを利用して、法定通貨で仮想通貨を購入するサービスを提供している。今回のパートナーシップ提携により、ユーザーは、ネムのネイティブトークンXEMをSimplexで簡単に購入できるようになり、仮想通貨領域への参入障壁が引き下げられるという。取引所、仲介人、およびウォレットなどを含むSimplexのグローバルなネットワークへのアクセスも可能だ。

Simplexとの提携についてネムのトレード責任者Nicholas Pelecanos氏は、以下のようにコメントしている。

Simplexの広範囲のパートナーおよび取引所ネットワークを通じて、XEMへのグローバルなアクセスが容易になることに期待している。(中略)この提携により、誰でもどこにいてもネムおよびデジタル資産分野に参加することができ、アクセスが民主化され、この業界が普及するための次のステップへと進んでいくことができるだろう。

この提携に加えネムは、法定通貨と仮想通貨間のオンランプおよびオフランプ機能を提供しているプラットフォームTransakとも11月にパートナーシップを結び、Symbolローンチに際して、XEMおよびXYMへのアクセス円滑化に取り組んでいる。

ステーキングサービス

11月にネムは、ステーキングサービスプラットフォームのMyCointainerと提携を結んだ。これによりXEM保有者は、MyCointainerのウォレットを介してステーキングプールにアクセスし、報酬を得ることができる。

報酬を得るためには、ユーザーはまず、MyCointainerのウォレットでXEMを購入、または手持ちのXEMをウォレットへ転送する。MyCointainerは、マスターノードおよびproof-of-stakeの仕組みを利用して、報酬の生成を開始。ユーザーはステークしたXEMの量およびステーク期間に応じて、報酬を受け取ることができる。

NEMは以前にも、ステーキングプラットフォームのStakehoundと提携を発表している。この提携では、XEMをステークしたユーザーは報酬を得られるだけでなく、ERC20トークンである「stakedXEM」を受け取り、イーサリアム上の様々なDeFiサービスで利用できる。

関連:「新たなユースケースを」StakeHoundとの提携で仮想通貨ネム(XEM)をDeFiで活用

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