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3/29(木)|仮想通貨市場は上値が重く推移・ETH下落はASIC発表による集権化懸念か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
昨日、一時的に持ち直す動きも見られた仮想通貨市場ですが、引き続き上値が重く、日本時間昼過ぎから大きな下落を記録して全面安となりました。
仮想通貨関連銘柄
ULSグループ(3798)が、+5.92%の上昇。提携先の「QUOINE」による、仮想通貨経済の流動性を集約する『LIQUIDプラットフォーム(ワールドブック)』のβ版ローンチが近付いていることで、期待が高まっている可能性が考えられます。
日米株価市場
米国は下落した一方で、東京市場は上昇。米国はAmazonに対する課税や規制措置が検討されているとの報道や、前日のウーバーの実証実験停止に関する報道が悪材料に。SOX指数も下落を継続中で、日米半導体セクターに逆風が吹いています。ハイテクセクター中心の上昇相場に陰りが見え始めており、懸念材料となっております。

仮想通貨市場

数日続いたビットコインの下落から持ち直す動きを見せた仮想通貨市場でしたが、日本時間昼すぎに大きく下落し、21時現在では、BTC/JPYは前日比6%安を記録、イーサリアムとビットコインキャッシュ、ライトコインなどは10%安となりました。

市場全体的に上値が重く、長期的にダラダラとした下落が続いています。

特にイーサリアムの下落は顕著で、BTCと比較しても大きな下落率となっています。

下落の理由として考えられる一つの要因として、Bitmain社によるイーサリアム用ASICマシン発表が影響している可能性が考えられます。

今までイーサリアムのプルーフ・オブ・ワーク(PoW)マイニングで採用されるアルゴリズムEthashは、ASICの耐性があると考えられてきましたが、ASICマシンの開発が進行していることを受け、イーサリアムの集権化が懸念材料の一つとなっています。

CoinPost参考記事

Bitmain社がイーサリアム用ASICマシンを開発か
ウォール・ストリートの調査会社が、GPU製造メーカーで大きなシェアを誇るNvidia社とAMD社の評価を下げました。同社は、仮想通貨マイニング機器最大手のBitmain社が、イーサリアム用ASICマシンの製造・販売に着手していると報告しています。

BCH関連ニュース

日本の東京にて、「ビットコインキャッシュは真のビットコイン」として開催されたカンファレンス「Satoshi Vision」で注目された仮想通貨ですが、ビットコインの手数料が大きな安値を記録したことや、SegWitトランザクションだけでBCHトランザクションを超えたことを記録するなど、ビットコインの台頭で、やや劣勢な立場を強いられた形になっています。

このような状況の中、BCHマイニングにも注力している「SBIホールディングス(8473)」は、BCHハッシュ値で10%を超えたことが報告されており、精力的な取り組みとその成果が判明しています。

LTC関連ニュース

またライトコインに関しては、Litecoin決済アプリケーションとして、価格にも影響されるほどの注目を集めていた「Litepay」がサービスを行わないことが報告され、悪材料視されています。

CoinPost参考記事

ライトコイン財団:LitePayの終了を発表・誇大宣伝への加担を謝罪
ライトコイン財団は、専用の決済処理システムとして3月にリリース予定だったLitePayプロジェクトが終了したことを発表しました。同財団はHP上で、LitePay社の不透明な体制を事前に見抜くことができず、事前調査を怠ったことに対し謝罪を表明しています。

XRP関連ニュース

価格にこそ反映されていませんが、日本でも注目度が一際高いリップル社も、日本で開催された「Slush Tokyo 2018」に参加しており、『Hyper ledger』事業への参入を公表するなど、今回のカンファレンスのワークショップで題目に付けたことでも注目された、「価値のインターネット」実現へ大きな一歩を踏み出しています。

CoinPost参考記事

リップル社Hyperledger事業参入|価値のインターネット実現へ大きな一歩
Linux Foundation に支援されているオープンソースの取り組みであるハイパーレジャー事業に、リップル社が参入。ハイパーレジャーと リップル社の提携によって、世界中のソフトウェア開発者は、企業向けにJAVAで インターレジャープロトコル(ILP) にアクセスすることができるようになります。
Slush Tokyo 2018 Day1 登壇者プレゼンテーションレポート
Slush Tokyo 2018 1日目の登壇者プレゼンテーションレポートです。Ripple社 Stefan Thomas氏やイーサリアム財団Executive Director宮口礼子氏など、仮想通貨界隈の要人達のプレゼンテーション内容まとめ記事です。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

ULSグループ(3798)が、+5.92%の上昇。同社と提携するQUOINE社による、LIQUID(ワールドブック)の開発が順調に進んでいることが材料視された可能性があります。

LIQUID(ワールドブック)とは、世界中に点在する仮想通貨取引所が提供する流動性を一つに集約する次世代取引プラットフォームのことで、β版のお披露目が4月公開予定のため、期待が高まっています。

▶️QUOINE LIQUID プラットフォーム

また、ブロックチェーン(dApps)ゲームを開発予定の「モバイルファクトリー(3912)」が、アクセルマークの値上がりに触発されて循環物色され、+5.09%と値上がりしています。

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仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

NY市場

  • NYダウ:23,8484.42(-9.29)
  • NASDAQ:6,949.23(-59.58)
  • S&P500:2,605.00(-7.62)

主要三指数揃って下落。

トランプ大統領がAmazonに対して、反トラスト法の適用や課税強化を検討している事が報じられた他、前日のウーバーの自動運転の実証実験停止に関する報道の影響による半導体企業への影響も悪材料になり、ナスダックは続落

10-12月期のGDP確定値が市場予想を大きく上振れるなど、好材料もありましたが、ナスダックの下落から市場全体が引っ張られる形に。結局ダウも小幅安で取引を終えました。

一方でフェイスブックは、下落が続いていたものの、直近の問題の対策としてプライバシーの設定をより分かりやすく、簡易的にした事が好材料となり、0.53%と小幅高。株価下落に歯止めをかけた印象です。

その他、個別ではテスラのモデル3の生産目標達成に対して懐疑的な見方から7.67%安となり、ネットフリックスは、オリジナルドラマの内容が物議を醸し、契約者流出懸念から4.96%安となりました。

東京市場

  • 日経平均:21,159.08(+127.77)
  • TOPIX:1,704.00(+4.44)
  • マザーズ:1,185.59(+13.46)

東京市場は主要三指数揃って上昇しました。

昨晩のNY市場時間から、円安ドル高が進行した事や、北朝鮮に関する地政学リスクの低下も好材料になった事で、日経平均は寄り付きからしばらくはプラス圏で推移。

ただ、円安が一服すると、徐々に切り下がっていき、一時マイナス圏になる展開もありましたが、結局127円高で引けました。

個別では、ファーストリテイリングやリクルートHDなどが日経平均を牽引した一方で、武田薬品工業がアイルランドの製薬会社の買収を検討しており、財務悪化懸念などが悪材視され7.45%安となりました。

一方で、東京エレクトロンなど半導体関連銘柄の一部に売りが継続するなど、半導体銘柄を中心に上昇が継続してきた相場の転換期を指摘する声も、一部の投資家から聞かれております。

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米上場FGネクサス、50億円相当イーサリアムを売却し自社株買いに充当
FGネクサスが1万以上ETHのイーサリアムを売却し自社株買いに充当した。発行済み株式の8%を純資産価値を下回る価格で買い戻し、現在4万5イーサリアムと3700万ドルの現金を保有している。
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米下院議員が米国民と企業に連邦税のビットコイン納付を認める法案を提出した。全ての納付金は戦略的ビットコイン準備金に振り向けられ、政府の財政基盤を強化する狙いだ。
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