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著名アナリストWilly Woo「ビットコインは来年キャズムを超える」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場とBTC(ビットコイン)

7日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン(BTC)価格は、前日比+0.04%の200.5万円(19,280ドル)と、引き続き高値圏で推移する。

ビットコインはキャズムを超えるのか

オンチェーンアナリストWilly Woo(@woonomic)氏は、すでに世界人口の内、1.3%〜1.73%がビットコインを保有している可能性があると考察し、このまま進めば、2021年にキャズム(溝)を超えるとした。

Willy Woo氏の表記にあるエクスポージャー(Exposure)は、ポートフォリオ(保有資産)におけるリスクに晒されている資産割合を示すもの。何らかの形で保有(先物・オプション・ファンドなどを含め)している可能性を含有するが、数値的根拠を示す厳密なデータまでは提示されていない。

キャズム理論とは、有名なマーケティング用語のひとつ。

イノベーションが発生する過程を異なる顧客ニーズを持つ5段階に分類し、新技術への関心が高く造詣も深い「イノベーター」や流行に敏感な「アーリーアダプター」と、実利主義者であり一般層の中で比較的初期に参入する「アーリーマジョリティ」との間には、”大きな壁”があるとされる。

  • イノベーター(革新者):2.5%
  • アーリーアダプター(初期採用者):13.5%
  • アーリーマジョリティ(前期追随者):34%
  • レイトマジョリティ(後期追随者):34%
  • ラガード(採用遅滞者):16%

Woo氏は、インターネットや携帯電話(スマートフォン)など、過去の歴史で起こった「パラダイムシフト」を例に挙げ、キャズムを超えることで一般層への爆発的な普及が見込めるとした上で、21年末までに20万ドルの到達も不可能ではないとした。

Woo氏は18年5月、アナリストやトレーダーの多くが強気予想を占める中、同年の重要サポートラインであるBTC=6,000ドル割れ予想を的中させたことでも知られる。

関連:世界人口の1.3%〜1.7%が何らかの形でビットコイン保有を示唆、平均取得単価は推定7500ドル

有識者の見立て

元ゴールドマン・サックスのマネージャーで、現グローバルマクロインベスターのラウル・パルCEOは、「ビットコインが次の2年間で世界で最もパフォーマンスの高い主要資産になる可能性が高いことを示している」などと評価した。

同氏は以前、「株式市場、金、コモディティは、すべてBTCによりも見劣りする」と主張。「ここ5年間、ビットコインは全ての指標をアウトパフォームし、他の金融資産はビットコインと比較してブレイクダウンしている。パフォーマンスの点で見れば、他のすべてを呑み込む超新星のようなものだ。」としていた。

スタンフォード大の金融・経済学者であるNiall Ferguson氏は、「新型コロナウイルスの世界的パンデミックにより、ビットコインは、準デジタル・ゴールドとして受け入れられ始めている。仮想通貨市場に対する投資業界の見方も変わってきた。」と指摘した。

一方、香港拠点の仮想通貨レンディングサービス「バベルファイナンス」のSimon Chen氏は、「大量の売り手が心理的節目の2万ドル近くに売り注文を出しており、間違いなく強い上値抵抗線となっている」と述べ、上値の重さに言及している。

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