はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビル・ゲイツ氏「安易にイーロン・マスクを真似るべきではない」ビットコイン投資家に注意促す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン投資に注意を

マイクロソフトの共同創設者で億万長者としても知られるビル・ゲイツ氏は23日、ビットコイン(BTC)投資について注意を促した。

「あなたがイーロン・マスクCEOよりも資金力が少ないなら、注意が必要だ」などと述べ、マスク氏のツイートを参考に投資している人に向け、損失を被らないよう気をつけるように呼びかけた。

ビル・ゲイツ氏とイーロン・マスク氏は、ともに世界長者番付上位に名を連ねる大富豪だ。

今回のインタビューは、ビットコインだけでなく、SNS上における偽情報が拡散される問題や新型コロナウイルスのパンデミックもテーマになっている。ブルームバーグのインタビュアーは、マスク氏の発言について暗号資産(仮想通貨)、特にビットコインの価格が変動することに言及しており、ゲイツ氏の発言はその流れを受けたものだ。

今回の発言の理由についてゲイツ氏は、「マスク氏は潤沢な資金力があり、知識や経験もある。ビットコインの価格が大きく変動しても心配には及ばない」と説明。一般人が、強気相場の熱狂につられてマスク氏と同様の投資判断を安易に行うことについては、注意を促した。

ゲイツ氏はビットコインを全面的に否定しているわけではない。米CNBCの経済番組「Squawk Box」に先週出演した際、自身がビットコインを所有していないことを明かしたが、ビットコインに対する立場は「中立」であるとしている。2018年時点では、ビットコインの価値を全面的に否定していた。

関連億万長者ビル・ゲイツ氏、ビットコインに対する「現在のスタンス」を語る

今回のインタビューで「なぜビットコインに対して『強気』ではないのか」と聞かれたゲイツ氏は、マイニングでエネルギーを消費していることに加え、匿名性が高いため犯罪に利用される可能性があることを問題視。デジタル通貨は支持するが、自身が理想とする通貨とビットコインは異なるとした。マイクロソフトから国際的な慈善事業家に転身したゲイツ氏は、現在環境問題にも取り組んでいる。

環境への影響

環境問題に対する姿勢が評価される電気自動車(EV)メーカーのテスラが、総額15億ドル(1600億円相当)を費やしてビットコインを購入したことが明らかになって以降、仮想通貨懐疑派を中心に、マイニングの環境への影響を懸念する声が再度目立ち始めた。米国のイエレン財務長官も、ビットコインのマイニングで大量の電力が消費されていることを問題視していると報じられている。

14日に英フィナンシャルタイムズは、テスラのビットコイン購入を「愚劣」と批判するオピニオン記事を投稿。オランダの経済学者Alex de Vries氏が、ビットコインは年間で78TWh(テラワットアワー)の電力を消費すると指摘しており、南米チリの年間消費電力20TWhを大きく上回るなどと説明している。

関連ビットコイン高騰でマイニング(採掘)の環境問題が再浮上、今後の課題は?

その一方で、環境問題に取り組む動きもある。

ツイッター創設者のJack Dorsey氏が経営する米スクエアは昨年12月、2030年までに二酸化炭素の排出を実質ゼロにする計画を発表した。

決済事業を手掛けながらビットコインの売買サービスを提供する同社は、自社の運営で脱炭素を目指すだけでなく、マイニングで再生エネルギーを利用するなどビットコインのエコシステムで環境問題に取り組む企業を支援すると表明。「Bitcoin Clean Energy Investment Initiative」という新たな取り組みに1000万ドル(約10億円)を費やすとしている。

関連ビットコインも「脱炭素」へ──米スクエア、10億円規模の環境支援計画

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/03 水曜日
17:03
XRP ETF、13取引日で8億ドル(約1240億円)到達 仮想通貨史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧