NFTなど5つのテーマを解説
CoinPost代表各務と暗号資産(仮想通貨)取引所TAOTAOのクリプトアナリスト仮想NISHI氏は19日、CoinPost YouTube番組に出演。グレースケールのアルトコイン採用やNFT市場など5つのテーマについて解説した。
ビットコイン相場とグレースケールのアルトコイン採用
今回の放送では以下の5つの項目について解説した。
・ビットコインとチャートと関連ニュース
・グレースケールの新規採用、最速で情報を知る方法
・仮想NISHI氏と見るNFT市場
・SYMBOL(XYM)の現在価格
・FOMCと仮想通貨市場現況(仮想NISHI氏解説)
まず、600万円を回復したビットコイン(BTC)相場について、モルガン・スタンレーが資産管理会社に対し、ビットコイン関連ファンドへのアクセスを新たに提供するとの報道が大きな買い材料になったと指摘した。
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次に、17日、米最大手暗号資産(仮想通貨)投資企業グレースケールが、Basic Attention Token(BAT)、Chainlink(LINK)、Decentraland(MANA)、Livepeer(LPT)、Filecoin(FIL)の5銘柄の仮想通貨投資信託を新たに提供開始したことについて触れるなかで、MANAとLPTに注目。特にLPTについては時価総額100位以下の銘柄にも関わらず投資対象となったことは予想外であるとした。
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注目ポイントとして、これら2つの銘柄がDCGの投資先であることを強調。DCGはグレイスケールの親会社で、そのほかにもCoinDesk、Lunoなどの会社を傘下に収めている仮想通貨・デジタル系のVCだ。そのため、親会社であるDCGの方針がグレースケールのアルトコイン採用に影響を与えている可能性があるとの見解を示した。
NFTの魅力
続いて、放送のもう一つのメインテーマであるNFT(非代替性トークン)の話題に移る。
音楽やデジタルアート、ゲーム内アイテムなど様々な用途のあるNFT(非代替性トークン)であるが、特徴として発行する際に販売価格に対する自分の収益の割合をプログラムに書き込むことで、販売時に自動的にその売上の一部を吸い上げることができることを挙げた。これにより、最初の発行時の料金だけでなく、中古屋や転売などの二次流通においても収益を得る仕組みを構築可能であるため革新的だとしている。
また、注目ニュースとして大手ゲーム企業スクウェア・エニックスがブロックチェーン技術を用いたアプリケーション開発を行うdouble jump.tokyo株式会社と協業し、NFTデジタルシールの販売・システム開発を行っていくと17日に発表されたことも取りあげた。この提携により、ゲーム内アイテムを換金し、ゲームによって生計を立てる時代が到来する可能性に言及している。
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