仮想通貨時価総額が過去最高に
ビットコインをはじめとする暗号資産(仮想通貨)の合計時価総額が初めて2兆ドル(220兆円)に到達したことがわかった。
時価総額が初めて1兆ドルに達したのは今年の1月上旬。現在、時価総額において最も高いドミナンスを有するのはビットコイン(BTC)で54.3%、その次がイーサリアム(ETH)の12.1%だ。
直近では、特に時価総額トップ10の銘柄順位で大きな変化があった。BNBやDOT、UNI、THETAなど今年に入って大幅に上昇していた銘柄が相次いでトップ10に進出していた経緯があり、2020年コロナショックが経った約1ヶ月後の状況とは大きく変わっている。(下図:左が2021年4月、右が2020年4月)
すべての市場の時価総額を追跡するサイト「8marketcap 」によると、現在仮想通貨の全体時価総額は米Apple社の株に次ぐ3位に位置する。一位はゴールド(金)だ。株式銘柄と仮想通貨の全体時価総額を単純比較はできないが、他市場と比較する一つの基準にはなり得る。
なお、新規銘柄の出現や流通数の増加などさまざまな要素があるため、時価総額の増加自体は相場感などより具体的な状況を客観的に表していないといった点にも留意したい。