XLMとADAのETPを提供開始へ
ビットコイン(BTC)など暗号資産(仮想通貨)の上場投資商品(ETP)を手掛ける投資企業21Sharesが、新たにカルダノ(ADA)とステラ(XLM)のETPを提供開始することを明らかにした。
ティッカーシンボルはそれぞれAADAとAXLMとなり、プレスリリースによると、両銘柄の上場投資商品は世界初だとしている。4月26日に、スイスの証券取引所SIX Exchangeに上場する予定だ。
ETPの原資産を管理するカストディアンには、ADAにはKingdom Trust、XLMにはCoinbase Custodyが選ばれている。
上場投資商品(ETP)は取引所に上場され、特定の資産などの値動きに連動する金融商品。これまで、XRP(リップル)のETPやビットコイン(BTC)のETP、イーサリアム(ETH)のETPなど、さまざまな銘柄のETPも欧州で取引されている。
顧客からの需要が背景に
21Sharesは現在、ビットコインとイーサリアムを含めた計7つのETPのほかに、複数の暗号資産から構成されるバスケット形ETPである、「21Shares HODL basket ETP」なども提供している。
新たなETPを提供開始する背景には、これらの資産に対する関心の高まりがあるという。ADAは現在全体の時価総額で6位、XLMは17位前後となっている。
21Shares AGのHany Rashwan CEOは、「ヨーロッパの機関投資家は、我々に新たなブロックチェーンテクノロジーへのシンプルかつ効果的なアクセス手段を求めている」と語った。
これらの新しいETPこそ、顧客が求めていたものであり、今後はさらに新たな仮想通貨ETPを2つ追加することを見込んでいる。