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TP ICAP、フィデリティらと仮想通貨取引プラットフォーム提供へ=ロイター フィデリティやZodiaと提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新プラットフォーム提供へ

世界有数のインターディーラーブローカー(IDB)のTP ICAP社は29日、フィデリティ社やZodia Custodyと連携して、機関投資家向けの暗号資産(仮想通貨)取引プラットフォームを2021年後半にローンチする方針を発表した。ロイターが報じた。

TP ICAP社は英国の大手IDB。2019年よりCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン(BTC)先物取引を提供していたが、今回フィデリティ・インベストメント社やスタンダード・チャータード銀行およびノーザン・トラスト社のデジタル資産部門と連携。年内に機関投資家を対象とした仮想通貨トレーディング用のプラットフォームをリリースすることがわかった。

ロイターの報道によれば、現在は英国の金融当局からの認可待ち状態にあるという。

インターディーラーブローカー(IDB)とは

専門の取引業者を介して取引される店頭デリバティブを扱う金融商品専門の仲介業者(ブローカー)。

▶️仮想通貨用語集

21年後半に公開される同プラットフォームでは、カストディサービスや決済サービスを別の部署で処理することでリスクを分散、株式や債券、FXなどの取引と同様のユーザー体験を機関投資家に提供するという。アムステルダムに拠点を置くFlow Traders社が流動性を提供する見込みだ。

ICAP社のデジタル資産部門の共同責任者であるDuncan Trenholme氏は、ロイターに対して以下のようにコメントした。

ここ半年から8ヶ月にかけて、投資家からこの新しい資産クラスに対する投資家の関心は劇的に高まっている。

顧客との対話を重ねていく中で、現存するモデルとは正反対の、カストディ機能と(取引)実行機能を切り離したモデルが望まれていることがわかった。

ローンチ直後はビットコイン取引を提供するが、長期的にはイーサリアム(ETH)の取り扱いも予定している。また、トータル・リターン・スワップ(TRS)やノン・デリバラブル・フォワード(NDF)などの仮想通貨デリバティブも提供する見込みだとした。

NDF(ノン・デリバラブル・フォワード)とは

NDFはデリバティブ商品の一種。事前に決められた取引価格と、決済時の実勢価格との差額を現金で差金決済する。先物取引と類似しているものの、現物の受け渡しは行わない。

▶️仮想通貨用語集

機関投資家向けの仮想通貨取引

スタンダード・チャータード銀行は6月上旬にも、欧州の機関投資家向けの取引所サービスのローンチを発表。香港で仮想通貨取引所OSLを運営するBC Groupとの提携で21年4Qまでに英国に合弁会社を設立する予定としていた。

また、5月には、金融大手ゴールドマン・サックスもビットコイン先物に基づいたNDF取引を提供することがわかっていた。

関連:ビットコイン関連サービスに続々参入、注目の「機関投資家」動向まとめ

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