はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米国初、Valkyrieが仮想通貨DASHの投資信託をローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ダッシュの投資信託

米暗号資産(仮想通貨)投資企業Valkyrie Digital Assets(以下、Valkyrie)は4日、ダッシュ(DASH)の投資信託「Valkyrie Dash Trust」をローンチしたことを発表した。米国の初事例となる。

この投資信託は、ダッシュのみに投資して運用されるという。適格投資家を対象にしており、必要とされる最低投資金額は25,000ドル(約270万円)で、Valkyrieが受け取る運用報酬は2%だ。この投資信託には、ダッシュのステーキングを活用して、投資家が報酬を受け取る仕組みが導入される可能性もある。

適格投資家とは

専門的な知識や経験を有するプロの投資家で、法律が認めた投資の専門家を指す。証券会社や投資信託委託業者、銀行、保険会社などが該当し、投資のプロであることから、法規制の適用が一部除外されている。

▶️仮想通貨用語集

Valkyrieはすでに、ビットコイン(BTC)、ポルカドット(DOT)、アルゴランド(ALGO)の投資信託を提供しており、今回のダッシュは4つ目の投資信託となる。

先月にアルゴランド投資信託の販売を開始したばかりで、ステーキングができるPoS(プルーフオブステーク)系の銘柄は、ポルカドットも含めダッシュで3つ目。ValkyrieのSteven McClurg最高投資責任者は、アルゴランドの投資信託をローンチした際、「今後、ステーキングが組み入れられたより多くの銘柄の投資信託をローンチしていく」とコメントしていた。

関連ステーキング利回りも得られる仮想通貨投資信託が誕生

ダッシュの投資信託のカストディアンは、米大手BitGoが担当する。BitGoは2019年にステーキングサービスに参入しており、ダッシュを取り扱うことも発表した。McClurg氏のコメントやBitGoがカストディアンを務めることもあり、ダッシュの投資信託がステーキングに対応するとの見方が報じられている。

関連米大手仮想通貨カストディBitGoを1,300億円で買収 ノボグラッツ氏率いるGalaxy Digital

ダッシュは決済に利用されることを目的とした仮想通貨。即座に簡単に利用できて、手数料がほぼ無料で安全に支払いが行えるようにして、金融の自由を人々に提供することを目指している。先月末には、日常の支払いでダッシュを利用できるアプリ「DashDirect」がローンチされた。

関連仮想通貨ダッシュで日常的な決済を 15万超の店舗で利用できるアプリ「DashDirect」がローンチ

Valkyrieの親企業「Valkyrie Investments」のLeah Wald最高経営責任者(CEO)は、今回の発表で「我々の目的の1つは、従来の金融サービスを受けられない人々も利用できるサービスを提供すること。そういった人々がダッシュのエコシステムに投資も行えるようにしていきたい」と述べている。

また、「Dash Core Group」のRyan Taylor CEOは、以下のようにコメントを寄せた。

 

ダッシュのコミュニティは、今までダッシュに関するリサーチや教育に尽力してきたため、投資信託のローンチを喜んでいるだろう。

 

この投資信託によって、個人退職口座(IRA)のような証券取引口座から、容易にダッシュへ投資できるようになる。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/16 水曜日
13:50
米司法省とCFTC、ポリマーケットへの調査打ち切り=報道
米司法省とCFTCが仮想通貨USDCで賭けに参加できるポリマーケットに対する調査を打ち切ったと伝えられる。米国ユーザーへのサービス提供疑惑を調査していた。
13:40
民主党幹部、審議中の仮想通貨法案めぐり「金融危機招くリスク」と警告
米民主党のマキシン・ウォーターズ議員が、仮想通貨法案CLARITY法・GENIUS法について「大規模詐欺と経済破綻につながる」と警鐘を鳴らした。またトランプ大統領とその家族の利益相反を強調し、「危険で意図的な欠点」があると批判した。
11:35
ビットコインATH更新後に利益確定売り急増か、クジラ活動でボラティリティ警戒
仮想通貨ビットコインが12万3000ドルの史上最高値を記録後、取引所への流入が急増し利益確定売りが活発化。14年間休眠していたウォレットが2万BTC売却開始、クジラ活動も活発化で市場調整の可能性。
10:10
トランプ大統領、GENIUS法案の採決動議で反対派議員と協議 再投票の見通し
トランプ大統領が16日、GENIUS法など仮想通貨関連法案の採決に必要な議員11名との合意を発表。同日の動議否決を受け、マイク・ジョンソン下院議長と連携して巻き返しを図る。
09:30
米マラソン、ビットコイン利回り戦略を拡大
米マイニング大手マラソンがTwo Primeの30億円調達を主導し、仮想通貨ビットコイン利回りサービスへの委託を2,000BTCまで拡大する。ビットコイン運用で収益多様化を図っている。
09:15
ProShares、XRPとソラナのレバレッジ型ETFを米国でローンチ
ProSharesは、仮想通貨XRPとソラナのレバレッジ型ETFをそれぞれ米国でローンチしたことを発表。これは先物で運用され、現物に投資する商品ではない。
08:45
ダイモンCEO、ステーブルコインに懐疑的も参入表明
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOがステーブルコイン事業への参入を表明。仮想通貨に懐疑的ながらも競争上の必要性を認める。シティグループやバンク・オブ・アメリカも検討中。
07:50
米フィデリティの子会社、メタプラネットの筆頭株主に
東京上場のメタプラネットにフィデリティ・インベストメンツ子会社が筆頭株主として12.9%出資。ビットコイン財務戦略を評価し海外投資家の関心高まる。
07:25
「米国の法整備で仮想通貨は主流化する」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、米政府による法整備実現で仮想通貨は新たな時代に突入するとの見方を示した。仮想通貨は主流化し、それが戻ることはないと主張している。
06:55
カンター・フィッツジェラルド、6000億円規模のビットコイン取引で合意間近=報道
ブランドン・ルットニック氏率いるカンター・フィッツジェラルドが、ビットコインOGであるアダム・バック氏との間で40億ドル規模のビットコイン取引で合意間近。BTC投資戦略を加速。
06:05
米下院、仮想通貨法案の採決手続き動議を否決 問題点は?
米下院で仮想通貨関連3法案の手続き投票が196対223で否決。共和党保守派が中央銀行デジタル通貨の禁止条項不備を理由に反対票を投じた。
05:30
米シャープリンク、世界最大のETH保有企業に
シャープリンクが世界最大の企業イーサリアム保有者となり、7月15日時点で約29万4000ETH保有。平均取得価格2695ドルで含み益約9200万ドルを記録。
07/15 火曜日
17:27
スタンダードチャータード、ビットコイン・イーサリアム現物取引を開始
英国系大手銀行スタンダードチャータードが7月15日、機関投資家向けビットコイン・イーサリアム現物取引サービスを開始。世界初のG-SIBsによる暗号資産現物取引として注目。FCA登録済みで安全な取引環境を提供する。
13:50
米議会で「仮想通貨週間」開始、GENIUS法案など3つの主要法案を集中審議
米議会で仮想通貨週間が始まり、GENIUS法案、CLARITY法案、反CBDC監視国家法案の3つの主要法案が審議される。ステーブルコイン規制や仮想通貨の監督体制確立に向けた重要な1週間となると期待されており、業界も支援に力を入れている。
13:25
古参ビットコイン大口保有者、3000億円相当売却開始か=オンチェーンデータ
2011年のソロマイナーとみられる8万BTC保有の大口投資家が、ギャラクシー・デジタル経由で約3000億円相当のビットコイン売却を開始。バイビットとバイナンスにも直接入金。ビットコインが3%急落。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧