はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中国のNFT市場活況 仮想通貨規制強化の一方で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中国マクドナルドがNFTをリリース

中国のマクドナルドは8日、中国進出の31周年を迎えた記念品として、188個のNFT(非代替性トークン)をリリースすることを発表した。中国ではビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)が厳しい取り締まりを受ける一方、デジタル資産の一種であるNFTは隆盛している。

マクドナルドのNFT「Big Mac Rubik’s Cube」は、上海の新本社ビルの形状を反映したもので、従業員や消費者へのプレゼントとして配布される予定。中国当局の規制に準拠したブロックチェーンConflux上に構築されている。

関連大企業の関心集める「NFT」の魅力とは|主な特徴と将来性を解説

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

大手企業や公的機関もNFTへ参入

中国では、ビットコインなど民間仮想通貨への取り締まりは強化されたが、NFT市場は活況を呈している。アリババやテンセントなどの中国大手テクノロジー企業も、今年NFT取引プラットフォームを立ち上げた。

また、9月には2022年に杭州で開催されるアジア競技大会を記念する公式NFTトークンも発売。

大会の主催者が発行したもので、中国で公的機関がNFTをリリースする初の事例。聖火をモチーフにした2万個のNFTは、アリペイ(Alipay)上で1個39元(約680円)で発売され、即座に完売した。

こうしたNFTと中国外で取引されるNFTの大きな違いは、支払いにイーサリアム(ETH)などの仮想通貨ではなく、法定通貨である人民元が用いられている点だ。また、世界に広がるパブリックブロックチェーンではなく、集権型台帳に記録されているため、購入したNFTを外部(世界)の二次市場で売買することはできない。

Global Timesによると、ある業界関係者は「仮想通貨取引を伴わない限り、規制当局はNFTに寛容な態度を示す可能性がある」と話している。もし中国でNFTが規制の下に発展すれば、将来的にはデジタル人民元(DCEP)決済に対応するかもしれないと推測した。

関連:米議員が警鐘「北京冬季五輪でデジタル人民元を米選手に使用させてはいけない」

仮想通貨で取引されるNFTの将来は?

一方で、中国発のNFTにはバイナンススマートチェーンなど、仮想通貨の関係するブロックチェーンで展開されているコレクションも存在する。

中国の伝統衣装などを着たキャラクターのNFTコレクション「Rivermen」や、カンフーをモチーフにしたNFTコレクション「Kungfu Hero」が代表例。購入にはイーサリアムなどの仮想通貨が必要となる。

NFT市場自体が比較的新しいものであるためか、中国ではまだNFTに対する明確な規制はない模様。ただ、中国政府がさらに取り締まり範囲を広げれば、仮想通貨によって取引されるNFTについては、今後障壁に直面する可能性も考えられる。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/20 水曜日
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。
05:55
テザー、トランプ政権仮想通貨評議会の元高官を戦略顧問に起用
世界最大のステーブルコイン発行会社テザーが、トランプ政権でホワイトハウス仮想通貨評議会を率いたボー・ハインズ氏を米国戦略担当の戦略顧問に任命。
05:45
シャープリンク、イーサリアム保有量74万ETHに拡大
米上場のシャープリンク・ゲーミングが8月17日時点でイーサリアム保有量を74万760ETHまで拡大。前週は新たに14万3593ETHを購入した。
05:30
仮想通貨取引所Bullish、IPO調達資金全額をステーブルコインで受領
仮想通貨取引所ブリッシュがIPO調達資金11.5億ドルを全てステーブルコインで受け取り、米国IPO史上初の事例を達成。ソラナネットワークを活用しコインベースが保管。
08/19 火曜日
18:37
OKBとは?|OKXの取引所トークンの将来性・買い方・リスクを徹底解説
2025年8月、OKXがOKBを大規模バーンし発行量を2,100万枚に固定。価格は2.5倍に急騰した。OKBの特徴・買い方・将来性を詳しく解説します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧