CoinPostで今最も読まれています

ソフトウェア大手「Adobe」、4つのNFTマーケットプレイスと提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFTマーケットプレイスと提携

大手ソフトウェア企業「Adobe(アドビ)」は、NFT(非代替性トークン)の4つのマーケットプレイスとパートナーシップを締結したことが分かった。

今回パートナーとなったマーケットプレイスは、OpenSea、Rarible、SuperRare、KnownOrigin。デジタルコンテンツの権利を保護し、データの透明性を高めるAdobeらの取り組みに、これらのマーケットプレイスも加わる。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。作品の所有権を証明をできたり、二次流通市場の販売でクリエイターに利益を還元できたりするため、アート業界でも活用が進んでいる。

▶️仮想通貨用語集

関連:大企業の関心集める「NFT」の魅力とは|主な特徴と将来性を解説

Adobeは、写真や画像の加工が行えるツール「Photoshop」などを開発する企業。2年前にTwitter社と『The New York Times』と共同で、「Content Authenticity Initiative(CAI)」という取り組みを開始し、デジタルコンテンツの来歴や帰属データを保護する活動を行っている。その後にMicrosoftらも加わり、CAIに参加するメンバーは現在400社を超えるという。

この取り組みの次の段階に進めるために、昨日Adobeは「コンテンツクレデンシャル機能(Content Credentials)」を発表した。「これはデジタルコンテンツに来歴や帰属を記載し、誰もがそれを確認できるようにする、アドビからの新しい提案」と説明。主要なAdobe製品でコンテンツクレデンシャル機能(ベータ版)の提供を開始する。

そして、コンテンツクレデンシャル機能がNFT領域でも活用されるようにするために、上述した4つのマーケットプレイスと提携。この機能によって、コレクターはNFTと紐づけられたウォレットと、発行に使われたウォレットが同一かどうかを確認できるようになる。

出典:Rarible

また、Photoshopのデスクトップアプリで制作する作品に、ユーザーのSNSプロフィールと仮想通貨ウォレットのアドレスを紐づけることも可能になった。これらの情報を「コンテンツクレデンシャル」に追加することで、クリエイターは自身が本当の作者であると示すことができるという。Adobeは「NFTを発行する際にも、仮想通貨ウォレットの紐付けは役立つだろう」と述べている。

AdobeのScott Belsky最高製品責任者(CPO)は、「我々は、アーティストの帰属性を強化しながら持続可能性に取り組み、NFT領域での事業を継続していく」とした。

関連NFT取引の注意点と活用事例 主なマーケットプレイスの特徴を解説

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア