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ブロックチェーン企業Kyuzan、電通子会社と提携でメタバース活用へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

電通国際情報サービスとパートナーシップ契約

ブロックチェーン開発を行う株式会社Kyuzanは27日、電通子会社の株式会社電通国際情報サービス(ISID)とパートナーシップ契約を締結したことを発表した。

これに伴い、NFT(非代替性トークン)に関する新たなユーザー体験(UX)の創出やNFTマーケットプレイスの構築に向けた共同研究を行うという。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

AR/VRやメタバースを活用

パートナーシップ契約締結の背景については、次のように説明している。

コンテンツのIP(知的財産権)やブランド価値を高めていくためには、NFTの単なる発行・販売に留まらない、新しいユーザー体験のデザインとサービス、それを支える技術開発が課題になっています。

ISIDとKyuzanはこのような市場ニーズに応えるため、新しいNFT体験を創出する仕組みや、トランザクション高速化や手数料削減などを目的とした新たなブロックチェーン技術の開発、「Mint」を活用したNFTマーケットプレイス構築に向けて、共同研究を開始するに至りました。

同パートナーシップでは、Kyuzanのブロックチェーン技術および同社が提供するNFT開発プラットフォーム「Mint」と、ISIDがこれまでエンターテインメント関連企業や電通グループ向けに提供してきたさまざまなIP(知的財産権)コンテンツに関するシステム構築で培った知見とを組み合わせていくとした。

「共同研究」の内容は、NFTに関して現在課題とされている「UX設計」と「ブロックチェーン技術の活用」に関するもので、具体的なテーマとして以下の5つを挙げている。

  • AR(拡張現実)・VR(仮想現実)やメタバースの活用によるリアルとデジタルが融合した新たなNFT体験設計および実現可能性の検証
  • ウォレット、クレジットカード決済などによる多様で複雑な売買手段の検討と改善
  • レイヤー2(セカンドレイヤー)技術などNFTにおける複数プロトコルレイヤーを用いた新たなブロックチェーン技術の開発
  • 「Mint」を活用した様々なコンテンツへのNFT活用と二次流通管理のサービス基盤づくり
  • NFT発行・売買時の電力消費によるCO2排出量のカーボンオフセットに関するスキーム検証

両社は共同研究と併せて、NFTの活用領域を最大化するサービスの開発に向け協業していくとした。

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

Kyuzanのブロックチェーンサービス

Kyuzanは、NFTサービスとブロックチェーン開発プラットフォームを開発しているブロックチェーン技術に特化したスタートアップ企業だ。

提供するNFTプラットフォーム「Mint」は、独自のブランドの世界観を表現できるオリジナルのNFTショップを構築することができるサービスで、出品方法、決済手段、NFTの種類(画像・動画・音楽・AR・VRなど)を自由にカスタマイズすることができる。

同様のサービスとしては、ブロックチェーンゲーム「クリプトスペルズ」などで知られるブロックチェーン・NFT開発企業CryptoGames社が4月に提供開始したNFTショップ構築サービス「NFTStudio OEM」などが挙げられる。

関連:CryptoGames社、NFTショップ構築サービス「NFTStudio OEM」を提供開始

また、上場企業でゲーム攻略サイトを運営するGameWithと共同開発したNFTゲームとして、20年4月にローンチした「EGGRYPTO(エグリプト)」がある。

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