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インド政府が仮想通貨会議を開催、「前向きな対応」で合意

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

首相自らが議長を務める

インドでは13日、Narendra Modi首相自らが議長を務め、暗号資産(仮想通貨)への対応を話し合う会議が開かれた。この会議にはインド準備銀行(RBI)と財務省、内務省の関係者らが参加。今後のデジタル通貨戦略の策定に強い影響を与えるものと見られている。

関係筋によると同会議では、未規制のインド仮想通貨市場がマネーロンダリングやテロ資金供与の場として利用される懸念や、仮想通貨取引所の誇大広告が若年層を惑わす恐れについて指摘された。

前者に関しては「進化しつつある技術」と認識した上で、注意深く見守りつつ、積極的な措置を講じるとしている。後者に関しては、誤解を招くような広告や透明性のない広告に対して、規制を制定する必要があると政府筋は明らかにした。

このようなリスクを認識する一方で、仮想通貨分野の課題については、「先進的かつ前向きな」措置をとることで、首相をはじめとする参加者の意見が一致したと現地メディアのANIは報じた。

仮想通貨の可能性と課題

現地メディアIndia Todayの解説員は、インド政府は仮想通貨分野は雇用を生み出し、経済的効果をもたらす可能性が高いと認識していると指摘。そのため、インドは中国のように仮想通貨を完全に禁止する方向ではなく、規制の枠組みを整備することで急成長する同分野と共生していく方針だと語った。

首相会議で政府は今後、仮想通貨分野の専門家や関係者と積極的に関わっていく姿勢を明らかにしている。さらに国境を持たない仮想通貨の課題に取り組むため、グローバルなパートナーシップと共同戦略が必要であるという認識に基づき、世界の事例やベストプラクティスが検討されたという。

インド政府は現在、仮想通貨に関する包括的な法案の準備を進めており、冬期議会に提出される可能性が指摘されている。15日には国会の財務常任委員会が主導し、仮想通貨業界の関係者から意見を聴取する会合が開かれる予定。

関連:インド政府、仮想通貨業界から意見聴取へ

ビットコイン詐欺スキャンダル

今後、インドの仮想通貨市場は規制整備とともに発展していく可能性が高そうだが、現在インドのカルナータカ州はビットコイン(BTC)のスキャンダルで揺れている。

2020年11月にSrikrishna Ramesh(通称Sriki)はカルナータカ州の州都警察に 麻薬関連事件で逮捕された。この逮捕により、Srikiが、カルナータカ州政府の電子調達サイトのハッキングをはじめとする一連の犯罪に関与していたことが明らかになった。なおSrikiはオランダ滞在中にBitfinexのハッキングに関わったと供述している。

カルナータカ州のBasavaraj Bommai主席大臣は、当時同州の内務大臣であったため、このハッキングと関連したビットコイン詐欺の疑惑がかけられている。インド国民会議派のRandeep Singh Surjewala氏が責任を追求している。

しかし、Bommai氏が率いる同州の現政権は、この詐欺事件を明らかにした当事者であり、事実を追求することに犠牲は厭わないと主張。2018年に初めてSrikiが逮捕されたが、その後間もなく釈放された事実に言及し、当時の関係者の責任こそが問われるべきだと反論した。

Bommai氏は10日、首相官邸でモディ首相と会談した際に、首相からこのスキャンダルのことは気にかけないようにと言われたとコメントしている。

ハッキングとは

ハッキングとは、コンピュータやネットワークに精通する者がシステムの改良・構築を行うこと。ネットワークに不正アクセスし、攻撃を加えるという意味でもしばしば使用される。

▶️仮想通貨用語集

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