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コスモス基盤「pSTAKE」、10億円超を調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

pSTAKEが10億円超の資金調達

暗号資産(仮想通貨)コスモス(ATOM)のステーキングプロトコル「pSTAKE」は16日、1,000万ドル(約11億円)の資金調達を実施したことを発表した。

この資金調達ラウンドを主導したのは、Three Arrows Capital、Galaxy Digital、Sequoia Capital India、DeFiance Capital。また、Coinbase Ventures、Kraken Ventures、Alameda Researchその他の企業も投資している。

また、AaveのAjit Tripathi氏、Terraの創業者Do Kwon氏、Alpha Financeの創業者Tascha Punyaneramitdee氏などはpSTAKEのエンジェル投資家だ。

投資を主導したヘッジファンドの1つであるThree Arrows CapitalのKyle Davis共同創業者は、次のようにコメントしている。

pSTAKEは、コスモスや他のチェーンのセキュリティを維持しながら、コスモスのエコシステムの中でDeFiを成長させるための、戦略的な立場を取っている。

PSTAKEトークンを販売

pSTAKEにとって、初めての資金調達となる今回は、プライベートトークンセールの形式で行われた。投資家はPSTAKEトークンを購入し、一緒にいくらかのPersistence(XPRT)トークンも受け取ったという。

pSTAKEはブロックチェーンの中でも、特にコスモス(ATOM)に注力するステーキングプロトコルであり、DeFi(分散型金融)プロジェクトPersistenceの一環として構築されている。

PSTAKEトークンは、pSTAKEプロトコルのガバナンストークン。XPRTは、Persistenceのエコシステム全体を構築するためのトークンで、pSTAKEでのステーキングに利用できる他、システム内の複数のdApps(分散型アプリ)でも使用可能だ。

ガバナンストークンとは

分散型プロトコルの運営について、ユーザーをはじめとする関係者が投票するためのトークンである。

▶️仮想通貨用語集

Persistenceは、pSTAKEの他にも、2つの製品を提供している。NFTマーケットプレイスの枠組み「Asset Mantle」と、合成資産取引プラットフォーム「Comdex」だ。なお、Comdexはサードパーティ製品であり、自社製品ではない。

コスモス初の流動性ステーキング・プラットフォーム

PersistenceのTushar Aggarwal CEOによると、pSTAKEは、コスモスのネットワークでは初の流動性ステーキングプラットフォームになるという。

流動性ステーキングとは、資産をステーキングしながら、さらにその資産を活用できる仕組みだ。ユーザーは、LidoやpSTAKEなどのプラットフォームを介してトークンをステーキングした際に、プロトコルにステーキングしたトークンと同等の価値を持つ代替トークンを受け取ることができる。

つまり、自分のトークンを預けて、それによりステーキング報酬を得ている間に、同じ価値の資産を他のDeFiプロトコルで使用して、さらなる利回りを得ることも可能になる。

pSTAKEが9月にプラットフォームを公開してから、コスモスとPersistenceにステーキングのためロックされた(預けられた)資産の総価値(TVL)は3,000万ドル(約34億円)を超えた。Persistenceは、コスモスのTendermintコンセンサスエンジンをベースに構築された、独自のプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ブロックチェーンも保有している。

pSTAKEは今回調達した資金をもって、ポルカドット(DOT)やイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)などのネットワークにも流動性ステーキングを拡大していくと説明した。

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