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米コインベース、投資部門のトークン売却を否定 社内のコンプラ体制を解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

公正で透明性のある市場提供

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは23日、「公正で透明性のある取引商品」を提供するための取り組みについて発表した。

特に新規銘柄の上場審査にあたり、公正性の確保に尽力していることを強調した。

公式ブログによると、コインベースには新規銘柄取り扱いの可否を決定する「デジタル資産上場グループ」(Digital Asset Listing Group)という特別委員会が置かれている。同委員会は、コンプライアンス、法律、情報セキュリティの観点から資産を評価する厳格な審査に基づき、上場する銘柄について投票する。

同社の利益相反に関する方針により、役員や社員が利害関係を持つトークンの上場決定には関与することはなく、ブライアン・アームストロングCEOをはじめ、コインベース・グローバル取締役員会のメンバーも例外ではないという。

関連:仮想通貨取引所コインベースとは|投資家向け情報と注目ポイント

厳格な上場審査プロセスと管理

上場グループが審査するトークンの大半は、同社の「Asset Hub」(資産ハブ)の仕組みを通じて、発行者から直接申請されたもの。審査プロセスは厳格であり、申請の大半は拒否されると同社は明かした。

ただしコインベースへの上場は、必要とされる法的基準及びサイバーセキュリティの基準を満たしたことを示すに過ぎず、同社による推奨を意味しないと強調した格好だ。

さらに、コインベースでは従業員によるフロントランニングを防止するため、全従業員に対し、上場審査中のトークン取引を制限。また、ベンチャーキャピタルや創業チームなどのプロジェクトの初期投資家と、新規トークンの上場決定やタイミングの調整は行なっておらず、初期投資家の販売活動に関する計画を同社が管理することもないと明言した。

関連:米コインベース、4銘柄の新規上場を発表

フロントランニングとは

将来的に大規模な取引が発生する未公開情報を基に、株式などの金融商品のトレードをあらかじめ行う自己売買を指す。金融商品取引法で禁止行為に指定されている。

▶️仮想通貨用語集

コインベース・ベンチャーズ

コインベースの投資部門であるコインベース・ベンチャーズ(Coinbase Ventures)は、仮想通貨・ブロックチェーン関連のスタートアップ企業に幅広く出資。多くのプロジェクトが発行するトークンを保有しているが、これまで売却したことはなく、長期的な投資であるため、現在もその売却の予定はないと説明した。

コインベース・ベンチャーズと上場審査部門はそれぞれ独立した運営を行なっており、人員及び情報が共有されることは全くないと釈明している。

トークン保有と情報公開

コインベースは同社がサポートしているトークンの大半を貸借対照表に含めており、顧客との利益が一致するように努めていると説明。なお長期的な視野に基づいて保有しているため、現在売却の予定はないとのことだ。

さらに今後は、コインベース保有のトークンやCVが支援しているトークン(上場及び非上場)に関して、より多くの情報を公開し、保有資産に関する透明性向上を目指すと述べた。

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