はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

様子見基調のビットコイン、国内上場銘柄ではテゾス(XTZ)が前週比+25.0%

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

米連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策に影響を与える米国労働省の雇用統計発表を本日22:30(日本時間)、翌週10日に消費者物価指数(CPI)の発表を控える中、暗号資産(仮想通貨)相場は様子見基調が続く。

米雇用統計は、毎月初の金曜日に発表され、非農業部門の雇用者数と失業率の変動が注目される。

市場予想は、前月比+17.0万人増、失業率3.9%。

4日の暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比+1.62%の429万円(37,330ドル)で推移している。

BTC/USD日足

著名アナリストのVan de Poppe氏は、現在のビットコイン(BTC)相場について、「昨年5〜6月相場のように二番底を試してから反転し始める」とし、横軸調整が不足しているとの見立てを示した。

Van de Poppe

Arcane Researchのデータによれば、過去1年間のBTC取引高で直近では減少傾向が目立つ。下落トレンド継続により投資家の関心が低下している。

Arcane Research:Weekly Update

Arcane Researchは、「現在低迷するBTC価格が再び4万ドル水準を越えれば、取引量は大きく増加する可能性もある」としている。

ギャラクシーデジタルCEOのマイク・ノボグラッツ氏は、「2022年はリスク資産市場にとって苦難の年になる」と予想した。

FRB(米連邦準備制度)がタカ派に傾倒するなどの外部環境の変化により、2022年初頭からパニック売りが見られ、センチメントが弱気になり、取引の難易度が増したと指摘。「株式市場は今後3〜4か月も不安定な相場が続く」とした。

アルトコイン市場の動向

国内上場銘柄では、Coinmarketcap(CMC)時価総額35位のテゾス(XTZ)が前週比+25.0%と反発している。

Messari

直近では、ビットコイン(BTC)の前週比-1.1%、イーサリアム(ETH)の+5.4%と比較しても突出したリターンを示す。

Tezos(テゾス)は、デジタルでつながった世界で価値を持ち、交換することの意味を再定義するスマートマネー。イーサリアム(ETH)のガス代高止まりを背景に、代替チェーンへの関心が増している。

関連:仮想通貨テゾス(XTZ)とは|主な特徴と今後の将来性

ネットワークのアップグレードによりスマートコントラクトの取引手数料を75%削減し、過去最高となる月間600万件のコントラクトコールを達成した。

また、テゾスのスマートコントラクトアドレス数は、2021年におよそ3倍まで増加。テゾス基盤のNFT(非代替性トークン)、およびdApps(分散型アプリケーション)の成長を浮き彫りにしていると言えそうだ。

CoinMetricsの「Stateofthe Network」レポートによれば、テゾスのデイリー・トランザクションは、平均ブロック時間を半分に短縮するアップグレードを実装した昨年8月以降に急増。これに伴い、スマートコントラクトを含むトランザクションも大幅増となった。

CoinMetrics

3日には、欧州の名門サッカークラブ「マンチェスター・ユナイテッド」と、年間2,000万ポンド(31億円相当)のパートナーシップを締結したことが、スポーツ専門ニュースサイト「The Athletic」の記事で報じられた。

昨年5月には、レッドブル・レーシング・ホンダとの提携を発表。チームの公式ブロックチェーンパートナーとして、ファンに向けたNFT(非代替性トークン)の提供等を行っていくとしていた。

マクラーレンレーシングとの提携では、テゾス・ブロックチェーン基盤の「McLaren Racing Collective」コレクションを立ち上げ、プラットフォームの運用を開始している。ファンやコレクターが、マクラーレン・レーシングのデジタルコレクターズアイテムを購入できるようにするものだ。

大手企業の参入相次ぐNFT市場の追い風もある。

フランスの大手ゲーム企業Ubisoftは昨年12月、NFT(非代替性トークン)のデジタル資産を売買可能な「Ubisoft Quartz」のベータ版ローンチを発表。基盤となるブロックチェーンには、「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)のエネルギー効率高く、環境に優しい」としてテゾスが採用された。

関連:Ubisoft、NFTプラットフォームをローンチへ

関連:育てて可愛いAIが強化学習?投資初心者にマイメイトがおすすめの理由

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/09 火曜日
10:22
マイケル・セイラー氏、国家主導のビットコイン銀行システムを提案
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアブダビで、ビットコイン担保型の高利回りデジタル銀行システムを各国政府に提案。20兆〜50兆ドルの資本流入を見込むが、価格変動性への懸念も。中東の全政府系ファンドと会談を実施。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、最大約47億円規模の自社株買い実施へ
仮想通貨ハイパーリキッドの財務企業ハイパーリキッド・ストラテジーズは、最大約47億円規模の自社株買いを実施すると発表。延期や中止の可能性もあるが最大で12カ月間実施する計画である。
09:40
アルゼンチン中銀、民間銀行による仮想通貨取引の解禁を検討か=報道
ビットコイン支持のミレイ政権下で、アルゼンチン中央銀行が民間銀行による仮想通貨取引サービスの許可を検討中だと伝えられる。実現すれば普及が促進される可能性もある。
09:35
UAE初、イスラム系銀行ルヤがビットコイン投資サービスを開始
UAE拠点のイスラム銀行ルヤが8日、仮想通貨インフラプロバイダーのフューズと提携し、モバイルアプリを通じてビットコイン投資サービスを開始した。イスラム系銀行として初めて顧客にBTCの売買を可能にする。
08:15
PLUMEとJUPITERがコインベースに新規上場、機関投資家向けアクセスも提供
米コインベースが12月9日にプルームとジュピターの現物取引を開始する。RWAトークン化のプルームとソラナ系DEXアグリゲーターのジュピターが新規上場し、機関投資家向けアクセスも利用可能になる。
07:55
SECがOndoへの捜査を訴追なしで終了、トークン化証券のハードルをクリア
トークン化プラットフォームのオンド・ファイナンスが、バイデン政権下で開始されたSECの捜査が訴追なしで終了したと発表した。トークン化証券が米国資本市場の中核となる時期が到来したと同社は期待。
07:15
仮想通貨投資商品、先週は1110億円超の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週の資金フローは約1,116億円の純流入だったと報告。ビットコイン、XRP、チェーンリンクの投資商品の需要が高かった。
07:02
ビットコイン担保をデリバティブ市場で使用、米CFTCがトークン化パイロットプログラムを開始
米CFTCがビットコイン、イーサリアム、USDCなどのデジタル資産をデリバティブ市場で担保として使用するパイロットプログラムを開始した。トークン化担保に関する新たなガイダンスも発行している。
06:25
ストラテジーが約1500億円でビットコイン押し目買い、7月以来の規模に
マイケル・セイラー率いるストラテジーが先週約10億ドルで10624BTCを追加購入した。7月以来の大口購入となった。
06:02
リップルの780億円資金調達、異例の年10%リターン保証で株式売却 投資家ヘッジに応じて=報道
ブルームバーグによると、リップルが11月に実施した5億ドルの株式売却で、投資家に3〜4年後に最低10%の年間リターン保証で未上場株式を売却する権利を提供していた。企業価値は400億ドルと評価されている。
05:35
ブラックロックもステーキング商品提供へ、イーサリアム現物ETFで
世界最大の資産運用会社ブラックロックがステーキング機能を備えたイーサリアムETFの登録届出書をSECに提出した。グレースケールやフィデリティなど他の発行体も仮想通貨ETFにステーキング機能を追加している。
12/08 月曜日
16:57
マクロン仏大統領、米仮想通貨規制緩和に警鐘 「金融不安定化のリスク」と指摘
フランスのマクロン大統領が米国のステーブルコイン規制緩和について警告を発し、金融不安定化のリスクを指摘。欧州中央銀行に金融政策の見直しを求め、欧州の金融主権維持を主張。ステーブルコイン市場は3000億ドル超に急拡大。
16:42
決済データDePINのSyFu、Finverseと提携しアジア5カ国のオープンバンキング展開へ
決済データ活用プロジェクトSyFuが、オープンバンキングプラットフォームFinverseと提携。香港、シンガポールなどアジア5カ国の約40金融機関と接続し、日常の支払いデータをトークンやNFTに変換できる仕組みを構築。欧州とアジアで世界規模のネットワークを確立。
14:58
トランプ大統領支援者所有の米Monet Bank、仮想通貨サービス事業に参入
トランプ大統領支援者アンディ・ビール氏所有のモネ銀行が仮想通貨特化型金融サービスに参入する。トランプ政権下での規制緩和により、エレボール銀行やN3XTなど仮想通貨対応銀行が相次いで誕生する中、資産60億ドルの小規模地域銀行がデジタル資産の保管・融資を提供開始する。
14:23
トランプ政権の国家安全保障戦略、仮想通貨に言及せず AI・量子技術を優先
トランプ政権が発表した最新の国家安全保障戦略で仮想通貨への言及がゼロ。AI・量子技術を重視する一方、「仮想通貨大統領」を公言してきた経緯との整合性をめぐり議論が起きている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧