UAE、ライセンス制度導入で仮想通貨企業誘致へ ブルームバーグ報道

仮想通貨企業を誘致

アラブ首長国連邦(UAE)は、暗号資産(仮想通貨)のサービスプロバイダーに連邦ライセンスを付与する仕組みの導入を進めていることが分かった。政府関係者の話として『ブルームバーグ』が報じた。

証券・商品庁(SCA)が法改正の最終段階に入っており、3月末までにライセンスを付与できるようにする予定。シンガポールや香港らに対抗し、規制を整備して世界の大手仮想通貨企業を呼び込む狙いがあるという。ブルームバーグは参入が予想される企業として、バイナンスらの名前を挙げた。

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UAEはドバイやアブダビなど7首長国からなる連邦国家である。昨年12月にドバイ世界貿易センター(DWTC)が、仮想通貨を取り扱う包括的な区域および規制機関となることを発表したように、地域ごとのルール作りはこれまでも進められていたが、今回は連邦国家としてライセンス制度を導入する計画が報じられた。

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政府関係者の話では、連邦ライセンスの導入はSCAと各地域の金融当局が分担して進める予定。また、UAEは規制を整備した上で、マイニングのエコシステムを構築する計画も進める意向だという。

マイニングとは

ビットコインなど、コンセンサスアルゴリズムにプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を導入する仮想通貨の取引を検証・承認すること。マイニングはコンピューターで膨大な計算を行うため大量の電力が必要で、地球環境への影響を問題視する声もある。

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仮想通貨事業を推進

UAEでは以前から、仮想通貨事業を推進する動きが活発だ。昨年9月には、UAEの規制当局とDWTCの事務局が、DWTC内の特区で仮想通貨取引を推進していくことで合意もしていた。

ドバイは、グローバルな新しい仮想通貨のエコシステムを構築することを目指しており、バイナンスがこの取り組みをサポートすることも発表されている。このパートナーシップは、革新的な規制ルールをドバイで作ることが主な目的だ。

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バイナンスのChangpeng Zhao最高経営責任者(通称、CZ)はドバイにマンションも購入。バイナンスが本社を設立する候補地にドバイも上がっているという。

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