NBAレジェンド、ジョーダン氏のNFTを発行へ
米リップル社は7日、XRP台帳(XRPL)上でのNFT(非代替性トークン)発行についてのブログ記事を発表。その中で、米NBAレジェンド選手のマイケル・ジョーダン氏をテーマとしたNFTコレクションがリリースされることを報告した。
このNFTコレクションは、ジョーダン氏の自伝「For the Love of the Game」を制作したRare Air Mediaと、リップル社「クリエイターファンド」のパートナー企業であるVSA Partnersが提携して、デザイン、開発、マーケティングを行うものだ。
「クリエイターファンド」は、米リップル社による、XRP台帳利用のNFTプロジェクトに投資する280億円規模のファンドである。
このNFTコレクションは、2022年第2四半期に発売予定。ジョーダン氏の写真画像が採用され、その写真に関連する、ジョーダン氏の洞察の言葉などが添えられるものになる見込みだ。
NFTとは
「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。
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Rare Air Mediaは、米国の出版・コミュニケーション企業で、これまでにも様々なスポーツ選手や、ナイキ、ハードロックカフェ、マクドナルドなどの企業と共に、書籍などの出版を行ってきた。同社のマーク・ヴァンシルCEOは、今回の取り組みについて以下のように話している。
オリジナルで高品質のNFTを発行することは、過去29年間、スポーツや音楽界の著名人と仕事をしてきた私達にとって、自然な流れである。デジタル資産の領域は今後、私達のチームにとって貴重な収益源になると考えている。
VSA Partnersは、デザインとブランド戦略を行う企業である。同社の最高マーケティング責任者であるサラ・レント氏は、次のように語った。
私たちは、NFTは、デジタル資産の継続的なイノベーションと関りながら、ブランド構築を進展させる方法として重要だと早くから認識していた。今回のパートナーシップは貴重な機会となる。
XRPLをNFTに活用する利点を説明
米リップル社はブログで、XRP台帳(XRPL)をNFTに活用する利点を次のように挙げた。
- スピード:XRPL上の各取引は3~5秒以内に完了する
- 低コスト:1取引あたりのコストは1円以下
- 持続可能性:XRPLはカーボンニュートラルを実現している
- シンプルさ:XRPLのNFT機能は、発行、バーン、取引、ロイヤリティの要求など、NFTユーザーが必要とする全ての機能をあらかじめプログラミング済である
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