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HashPort、通話アプリ「Yay!」運営のナナメウエとIEO支援で提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ナナメウエのIEO実現へ向け

株式会社HashPortは13日、通話アプリ「Yay!」を手掛ける株式会社ナナメウエと日本国内でのIEO(Initial Exchange Offering:トークン販売)実施に向けてパートナーシップ契約を締結したことを発表した。

通話アプリ「Yay!」はグループ通話や同じ趣味を持つユーザー同士で集まれる機能などを特徴とし、ユーザー数500万人を超える。ナナメウエは6日に約16億円の資金調達の完了と、暗号資産(仮想通貨)分野への参入を発表していた。

日本国内で唯一IEOを実施したHashPaletteを子会社に有するHashPortは、ナナメウエが将来発行するYAYトークン(仮)のIEOパートナーとして以下の専門知識を提供する。

  • トークンエコノミーの設計
  • 規制対応・法令遵守の助言
  • IEO実施暗号資産交換業者の選定
  • 新規暗号資産取扱申請関連資料の準備
  • トークン価値算定ロジックの構築
  • 販売・マーケティング設計
  • ブロックチェーン技術の選定

関連:通話アプリ「Yay!」のナナメウエが約16億円を資金調達、仮想通貨領域にも参入へ

国内で唯一のIEO事例

「IEO(Initial Exchange Offering)」は企業やプロジェクトがトークンを活用した資金調達手段の中でも、仮想通貨取引所が主体となってプロジェクトの審査やトークンセールを行う仕組み。取引所のユーザーにリーチできるため、プロジェクト初期からコミュニティを形成・強化しやすい利点がある。

HashPortの100%子会社であるHashPaletteは、21年7月1日にコインチェックで国内初のIEOを実施。Palette Token(PLT)は開始6分で申込金額が調達目標である9.3億円を突破し、最終的に225億円の応募を集めた。IEOの1週間後には、PLTの時価総額は一時IEO時の24倍となる960億円を突破していた。

しかし、HashPalette以降、今日に至るまで国内でIEOの事例は生まれていない。HashPortの吉田 世博代表取締役CEOによると、複雑で不透明な規制の中、国内でのトークン発行と上場までのハードルが高いのが現状だ。同氏は、トークン発行に関する一連のノウハウを公開することで国内市場の発展に貢献したいと語る。

「今回のナナメウエ様との提携をモデルケースとして、HashPortのこれまでの知見をパートナー企業の皆様に全て公開し、共に日本におけるWeb3の普及を推進していきたいと考えております」。

法人保有の仮想通貨に期末課税がかかるなどの課題もあり、優秀な人材が海外でチームを設立し、海外取引所でトークンを上場させている。ナナメウエの石濵 嵩博代表取締役は、こうした環境下であえて国内でIEOを実現することの重要性を強調した。

「海外での上場を経てトークンが日本にリストされるため、日本の投資家は有望なプロジェクトを初期の段階で支援できず、損失を抱えやすい構造になっていました。

今回、HashPort社の知見を借りることで、滞りのない上場を目指すこと、そして何より日本でのトークン上場の『再現性』を証明することで、日本でのIEOのモデルケースになることを目標に取り組みを行います」。

関連:「なぜ、日本の仮想通貨税制問題で人材の海外流出が起こるのか?」Astar Network 渡辺CEOが意見

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