独自トークンやNFT市場など多様なサービスを展開
2013年に誕生し、サービス開始から9周年を迎える暗号資産(仮想通貨)取引所Gate.ioは、独自ブロックチェーン及び暗号資産エコシステム「GateChain」を展開してます。
同エコシステムは、 ネイティブトークンの「GateToken(GT)」、DeFiプラットフォーム「HipoDeFi」、NFT(非代替性トークン)プラットフォーム「NFT Magic Box」などで構成されます。
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ブロックチェーンで発生する可能性のある問題を、分散型金融としての側面や利点を損なうことなく解決することを目的としており、デジタル資産を効率的かつ安全に保管、発行、取引できるプラットフォームを提供します。
DeFiプロジェクトの金利などをリアルタイム確認
「GateChain」のユーザーは、暗号資産の送金・決済に加えて、自身でのトークン発行などを行えます。クロスチェーンにも対応もしており、異なるチェーン同士での送受金も実行可能です。
DeFiプラットフォームの「HipoDeFi」には、暗号資産の購入やイールドファーミングといった基本的な機能に加えて、各DeFiプロジェクトの金利や利回りなどを、リアルタイムで確認するシステムも導入されています。これらのシステムは追加の手数料なしに利用できるのが特徴となっています。
NFT Magic Box
「NFT Magic Box」では、NFT自体の売買(オークション形式と固定価格での販売が存在)に加えて、クリエイターがNFTをミント(発行)することも可能。NFTを対象とした支援ファンドも設立されており、資金援助や機会提供など、クリエイター向けのサポート業務も実施されています。
NFTとは
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。
▶️仮想通貨用語集
VC部門は暗号資産プロジェクトも支援
Gate.ioは、自社のVC部門「Gate Ventures」も、エコシステムの一部であると定義しています。
このVCは、分散型インフラ、エコシステム、アプリケーションへの投資に注力しているのが特徴。世界各国のスタートアップなどに対して出資を行っており、ポートフォリオには、DeFiプロジェクトの「1inch Network」のほか、Woo NetWorkなどが含まれてます。
さらなる拡充予定
Gate.ioの公式サイトでは、今後のアップデート計画を示すロードマップも公開中。
2022年Q2には「GateChain」のDAO(分散型組織)が始動し、同エコシステムのガバナンスを担う計画。2022年Q3には、ガス(手数料)代のモデルがアップグレードされるほか、手数料として使用された「GT」のバーンを開始する計画が掲載されています。
なお同取引所は、Webサイトの仕様変更やブランドロゴの更新を含む、大規模なリブランディングを順次実施することを発表しています。
各種刷新は「Let Crypto Get Lit」をテーマに5月27日より段階的に実施される予定。発表によるとリブランディングは、ユーザーにより良い取引を提供するために行われ、モバイルアプリの正式版のリリースなども行われる計画となっています。
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