はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

改正資金決済法が参院本会議で可決、ステーブルコイン関連の規制導入へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーブルコイン関連の規制導入

参議院本会議で3日、暗号資産(仮想通貨)に関連する改正資金決済法が可決、成立した。日本経済新聞など、複数のメディアが報じている

この法案は、仮想通貨やステーブルコインの規制を実施し、通貨の発行を銀行や資金移動業者、信託会社に限定するというもの。

マネーロンダリング対策の強化も盛り込まれており、また、仮想通貨の流通には登録が必要となる。

関連:金融庁、仮想通貨業者に制裁対象者の送金停止を要請

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、に裏付けられその価値を保つことが目的。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、DAIやUSTといったアルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

▶️仮想通貨用語集

改正資金決済法は3月に、国会への提出が行われた。

金融庁が公開した資料によると、法案提出の背景には、ステーブルコインの発行・流通量の増加や、マネーロンダリング対策の必要性の高まり、「電子的な移転が可能な」高額の前払い式支払い手段の広まりが存在するという。

また、支払い手段の発行者については、事業計画の届け出や取引時の確認義務などの規定が整備される形となる。

海外でも活発な議論

ステーブルコインに関する議論は、規制に関する部分を含めて、海外でも盛んに行われている。特に、先日のステーブルコインUST(米ドルペッグ)の急落後は、より注目を集めるトピックとなっている状況だ。

5月に開催されたG7財務大臣・中央銀行総裁会議でも、ステーブルコインに関する議論が行われたと報じられている、また英国では5月末、ステーブルコインのリスク軽減方法を提案する、デジタル資産が機能不全になった際の管理方法についての協議書が、財務省から発行された。

なお、マネーロンダリング等への対応は、仮想通貨取引所側も取り組みを始めており、国内の各取引所は「トラベルルール」への対応を表明している。

トラベルルールとは、マネーロンダリング等を防止するために設けられた、国際的な電信送金に関するルールを指す。FATF(金融作業部会)が提唱したもので、テロリスト等が決済手段として仮想通貨を用いることを防ぐことなどを目的としている。

関連:英財務省、ステーブルコインが機能不全になった場合の対応を協議

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/30 月曜日
17:30
ポンタポイントで暗号資産運用体験「Pontaビットコin牧場」開始 総額1,000万円キャンペーンも実施
BACKSEATとロイヤリティマーケティングが、Pontaポイントで暗号資産の運用体験ができるサービスを開始。実際の売買は行わず、ゲーム感覚で楽しめる。
15:52
仮想通貨は「やめとけ」って本当?損失回避のカギとなる4つのリスクと対策を紹介
仮想通貨=危険という印象の背景 「暗号資産(仮想通貨)=危険」という先入観は依然として根強く残っています。激しい価格変動やセキュリティ事故などのネガティブなニュースが注目を集め…
14:26
『ビットコイン財務戦略の成功は少数企業に限られる』Breedレポート、ストラテジー社の先行事例に注目
仮想通貨VCのBreedがビットコイン財務戦略企業についての記事を発表。弱気相場が到来した場合、株価プレミアムを維持できる企業は少数だとの見解を示した。
12:54
メタプラネット、1,005BTC追加購入 ビットコイン保有量は上場企業5位に
156億円分を追加購入 株式会社メタプラネットは6月30日、ビットコイントレジャリー事業の一環として、1,005BTCを追加購入したと発表した。平均購入価格は1BTCあたり1,…
12:16
暗号資産とは?広がりと注目の背景を初心者向けに解説
ビットコインや暗号資産はなぜ今、国家や企業から注目されているのか?世界的な広がりとその背景を、初心者にもわかりやすく解説します。
11:30
仮想通貨にまつわる5つの誤解|“しくみ”と考え方を整理する
仮想通貨に対する5つの誤解を、初心者向けにわかりやすく解説。簡単な答えと詳細な背景で正しい理解をサポートします。
11:21
堅調推移のビットコイン過去最高値に迫る、米株指数上昇で強気ムード継続
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+1.1%の1BTC=108,590ドルに。 過去最高値は、今年5月に記録した112,000ドル。 先…
09:23
米タイム誌『最も影響力のある企業100選』にコインベース、仮想通貨業界の政策牽引で選出
米TIME誌が発表した「最も影響力のある企業100選」に米国の仮想通貨取引所最大手であるコインベースが選出された。株価は先週最高値を更新した。
06/29 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルによるSEC相手の控訴取り下げやソラナ財務企業の株価暴落など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:28
BTCイールドとは?一株あたりのビットコイン量で企業価値を測る理由
BTCイールドはマイクロストラテジーが提唱し、メタプラネットも採用する“一株あたりのビットコイン保有量”で企業価値を捉える新指標。株式希薄化リスクやメリット、実際の数値をわかりやすく解説します。
11:30
ビットコイン下降チャネル上限届かず、PCE発表控え押し目形成の可能性に注意|bitbankアナリスト寄稿
今週の週次レポート 国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。 目次 ビットコイン・オン…
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メキシコ大富豪のBTC価格上昇予測に高い関心
今週はメキシコ大富豪のビットコイン価格上昇予測、米テキサス州のビットコイン準備金設立法案成立、金融庁の仮想通貨規制審議に関するニュースが最も関心を集めた。
06/28 土曜日
14:00
仮想通貨配分を4割まで推奨、米著名金融アドバイザー「従来60-40モデルは時代遅れ」と見解
著名金融アドバイザーのリック・エデルマン氏は最新見解で仮想通貨ポートフォリオ配分を従来の1%から最大40%へ大幅引き上げを推奨。
13:15
米上場Genius Group、ビットコイン買い増し構想 勝訴した際の損害賠償で
NYSE上場のGenius Groupが、訴訟勝利の場合に得られる推定10億ドルの50%をビットコイン購入に充当する計画を発表した。昨年よりビットコイン財務戦略を採用している。
11:26
イーサリアム取引量史上3位、価格低迷でもネットワーク急増
イーサリアムが6月25日に175万件の取引を記録し史上3位を達成。価格は低迷するもネットワーク活動は活発化、従来のアルトシーズン理論に変化の兆しになるか。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧