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バイナンス、カンボジア証券規制当局と覚書締結 デジタル資産分野を支援

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

カンボジアのデジタル資産産業を支援

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは30日、カンボジア証券取引規制当局(SERC)との覚書を締結。デジタル資産分野で同国を支援していくことを発表した。

具体的な支援内容は、主に以下を挙げている。

  • デジタル資産運用に関する技術的な知識と経験を共有
  • デジタル資産事業を規制し、強化するための法的枠組みの構築を支援
  • デジタル資産に関する適切なトレーニングを実施

SERCののSOU Socheat局長は、バイナンスとの提携について次のように説明している。

バイナンスとの協力を通じて、デジタル資産のイノベーションを正しい方法でカンボジアに導入したい。

SERCは現在デジタル資産のライセンスを発行していないが、適切な規制の整備に取り組んでいるところで、今回の覚書締結が今後の作業の足がかりになることを期待している。

カンボジア証券取引規制当局(SERC)とは

カンボジアの証券規制当局。一般投資家の権利保護、証券市場の効果的な規制や秩序ある発展の促進、カンボジア国有企業の民営化促進などを目的としている。

▶️仮想通貨用語集

カンボジアの仮想通貨政策

カンボジアは、現在まで仮想通貨の発行、流通、取引など一連の活動を行うことを違法としている。

China News Serviceのレポートによると、カンボジアの財務経済省は4月、フィンテック産業が急速に成長していることを認めながらも、仮想通貨取引は同国で依然として禁止されていることを改めて示していた。

同時に、カンボジアはフィンテック産業の開発政策の構築を進めており、この政策は関連するリスクを最小化しつつ、同国が新興技術から利益を得るのを目指していることも報じられた。

今回、公式発表で特に仮想通貨という言葉は使われていなかったが、デジタル資産を巡るバイナンスとの提携は、カンボジアが仮想通貨に対する方針を変える兆しである可能性もある。

バイナンスのGleb Kostarevアジア地域責任者は、次のようにコメントした。

ブロックチェーンとデジタル資産の導入率が高い東南アジア地域の中で、カンボジアはリーディングマーケットとなる可能性を持っている。バイナンスは、デジタル資産市場に関する広範かつ専門的な知識を提供することで、カンボジアの証券業界を支援したいと考えている。

カザフスタンとも覚書締結

バイナンスは5月に、カザフスタン政府とも覚書を締結。カザフスタンにおける仮想通貨の法的枠組みや規制の策定について、助言を行っていくことになる。

中国政府が2021年5月にマイニング含め仮想通貨に対する取り締まりを強化した後、カザフスタンは仮想通貨マイニング事業の移転先として注目を集め、マイニング産業が急成長している。

22年1月時点では、世界のビットコイン(BTC)ハッシュレートに占める割合が、米国(約38%)、中国(約21%)に次ぎ、カザフスタンは世界3位(約13%)だった。

ハッシュレートとは

マイニングの採掘速度のこと。日本語では「採掘速度」と表現される。単位は「hash/s」。「s」は「second=秒」で、「1秒間に何回計算ができるか」を表す。マイニング機器の処理能力を表す際や仮想通貨のマイニングがどれくらいのスピードで行われるかを示す指標として用いる。

▶️仮想通貨用語集

関連:バイナンス、カザフスタン政府と提携

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