はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

セルシウス、160億円相当の「DAI」をMakerに返済

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

セルシウスが仮想通貨DAIを返済

暗号資産(仮想通貨)貸付サービスを提供するCelsius Network(セルシウスネットワーク)は7月4日から5日にかけ、DeFiプロトコルのMakerに、160億円(1.2億ドル)相当のステーブルコイン「DAI」を返済したことが分かった。

財政難に直面するセルシウスは、Makerでは「Wrapped Bitcoin(WBTC)」を担保にDAIを借りており、担保資産の価値低下によって清算されるリスクが以前から懸念されている。これまでは、証拠金のWBTCを追加したことも確認されていた。現在の詳しい状況が不透明なセルシウスだが、Makerのポジションが清算されないように対応を継続している模様だ。

関連仮想通貨融資大手セルシウスの出金停止、競合他社の反応は?

Wrapped Tokenとは

仮想通貨を別のブロックチェーン上で使用するための代替トークン。価格は元の仮想通貨に紐づく。WBTCはイーサリアムブロックチェーン上でビットコインをを使用するために発行されるトークンで、価格はBTCに紐づいている。

▶️仮想通貨用語集

関連CoinBestで国内初、DAI(ダイ)の取引所取引を開始|DAI(ダイ)解説付き

「DeFi Explore」のデータによると、本記事執筆時点でセルシウスと関連づけられた当該アドレスでは、2万3,962WBTCを担保に8,200万DAIを借りている。現在の清算ラインは1WBTC=4,967ドル。WBTCの価格は本記事執筆時点で2万ドル前後を推移している。「Zapper」のデータによると、セルシウスと関連づけられた15アドレスが借りている総額は、約3.5億ドルだという。

セルシウスの状況

セルシウスは先月13日、「極端な市況」を理由に顧客資金の引き出し、仮想通貨のスワップ(交換)や口座間の送付を停止。現在もサービスは再開されていない。最新の公式発表では1日、「流動性や運営の安定に注力しており、情報を共有できるように努めている」と改めて説明。「資産を守るため、利用できる選択肢を今も探っている」とした。

関連仮想通貨取引所FTX、セルシウスの救済は見送りか=The Block

情報筋の話としては先月末、担当弁護士から破産手続きを進められていることが分かった。一方で、セルシウスの幹部は弁護士の申し出に反対。顧客の多くは長期に渡る破産手続きを望んでいないはずだと主張しており、現在も内部で議論が続いている様子が伝えられている。

関連仮想通貨融資企業セルシウス、弁護士が破産手続きを推奨か=The Block

また今月に入ってからは、セルシウスのリードインべスターである「BnkToTheFuture」がセルシウスに関する3つの再建案を公開したことが分かった。

同社は3つのプランを提案しており、事業を再建して資金回収を待つ方向性の2つのプランと、ビットコインのクジラ(大口投資家)たちと共同投資するプランが含まれている。

関連セルシウスに3つの再建案、2016年ビットフィネクス救済案を応用

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
05:50
バイナンス傘下トラストウォレットの10億円不正流出、CZ氏が全額補償を表明
バイナンス創設者のCZ氏が同社傘下のトラストウォレットのハッキング被害について10億円以上の全額補償を表明した。ブラウザ拡張機能の脆弱性が原因で、内部関係者の関与が疑われている。
12/26 金曜日
18:02
Aave、ブランド資産移管案を否決 DAOガバナンスの課題浮き彫りに
Aaveのブランド資産移管提案が26日のSnapshot投票で否決。反対55%、棄権41%、賛成わずか3.5%。CoW Swap手数料問題が発端となった所有権紛争は、DeFiガバナンスの構造的課題を浮き彫りに。
18:00
仮想通貨の税制改正大綱、押さえておくべき重要ポイントを専門家が徹底解説|Gtax寄稿
税制改正大綱で、暗号資産(仮想通貨)税制の大幅見直しが示されました。分離課税・3年間の繰越控除が導入される一方、対象となる「特定暗号資産」や取引形態には制限も。現物取引とデリバティブ取引の損益通算、ステーキング報酬の扱い、NFTの課税方式など、今後の制度設計を見据えて準備すべきことを公認会計士・税理士が詳しく解説します。
16:00
リトアニア、仮想通貨ライセンス義務化へ 申請低迷
リトアニア中央銀行が仮想通貨事業者にMiCAライセンス取得を義務化。2025年12月31日以降、無許可運営には罰金や最長4年の禁錮刑。370社以上が登録するも申請はわずか30社で全体の1割未満。同国はEU内でMiCAゲートウェイとしての地位確立を目指す。
15:05
仮想通貨投資への期待高まる、税制改正で約5割が投資拡大を検討=ビットバンク調査
ビットバンクが発表した2025年仮想通貨投資実態調査によると、2026年の市場期待として「税制改正」が34.3%で最多。税制が20%の申告分離課税に変更された場合、約5割が投資拡大意向を示した。知識不足が投資の障壁だが心理的ハードルは低下傾向。
14:01
ユニスワップ重大提案が圧倒的に可決 1億UNIバーンと手数料スイッチ起動へ
ユニスワップのUNIfication提案が賛成票1億2500万票超で可決。国庫から1億UNIをバーンし、プロトコル手数料を起動。取引量増加が供給減少に直結するデフレ型モデルへ転換。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧