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OECD、仮想通貨取引の税逃れ防止案を提出へ 日本も対象=日経

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仮想通貨の税逃れを防止

日本や欧米を含めた各国は、暗号資産(仮想通貨)取引の課税逃れを防ぐため、情報交換を行う新しい枠組みを構築することがわかった。日経新聞が14日に報じた。

この枠組みは、以前から経済協力開発機構(OECD)が提案しているもので、今回はより具体的なスケジュールが明らかになっている。早ければ10月開催のG20財務大臣・中央銀行総裁会議にOECDの提案等を報告する見通しで、2025年ごろには情報交換が始まる可能性があるという。

今回の新しい枠組みを導入すると、例えば日本に住む投資家が海外の取引所を利用した場合、現地の税務当局を通して、取引情報が日本の税務当局に伝わるようになる。

取引対象に例外を設けるかは、これから詳細を詰める計画。新しい枠組みを導入するには、日本を含め各国で法整備などの準備も必要になる。

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OECDとは

「Organisation for Economic Co-operation and Development」の略で、より良い暮らしのための、より良い政策の構築に取り組む国際機関のこと。政府、政策当局、市民と協力して、実証に基づく国際基準を確立し、様々な社会・経済・環境問題の解決策を模索している。

▶️仮想通貨用語集

OECDの提案

OECDは今年3月、仮想通貨取引について、国際的な情報交換の枠組みを示す協議文書を発表。仮想通貨に適切に課税するため、顧客に関する税務情報や取引額などの報告を、仮想通貨取引事業者らに義務付ける提案を行った。

その際、この提案について4月末まで意見を受け付け、5月末に公開協議会を実施する予定であると説明。その上で、2022年10月にはG20に提案等を報告することを計画していると述べていた。

OECDは、仮想通貨は従来の金融商品とは異なり、中央管理者が取引や資産の保有状況を完全に把握することなく、移転・保有することができると指摘。そのため、仮想通貨が利用されることで、既存の国際的な取り組みが損なわれる可能性があると懸念している。

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