CoinPostで今最も読まれています

コインチェック、Web3大手アニモカとのパートナーシップ強化へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFTやメタバースで協業

国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは4日、香港のWeb3(分散型ウェブ)大手企業アニモカブランズとの戦略的パートナーシップを強化したことを発表した。

アニモカブランズは2021年にFinancial Timesのアジア太平洋地域・高成長企業リストにランクインしたことで知られる。

NFT(非代替性トークン)ゲームやブロックチェーン、など多数の分野で事業を展開しており、メタバース(仮想現実)「ザ・サンドボックス(SAND)」など多数の企業への出資も行なっている。22年7月には、約100億円(7,500万ドル)の資金調達を実施した。

コインチェックと同社は、2020年にパートナーシップを提携し、当時リリース予定だった新NFTマーケットプレイス(現Coincheck NFT(β版))でのNFT流通を目的に、協業していた経緯がある。

今回の関係強化に伴い、アニモカやそのグループ企業、出資先プロジェクトのNFTを、「Coincheck NFT(β版)」で取り扱い、日本市場で流通させる方針が改めて策定された。

アニモカはブロックチェーンゲームメーカーとしてIP(知的財産権)やコンテンツ開発の役割を担当。コインチェックは日本市場におけるディストリビューター(配給者)とコミュニティ創出の役割を担う。

また、詳細は明示されなかったもののメタバースについても言及しており、同領域でも共同で取り組みを進めていくとみられる。

NFTとは

NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

▶️仮想通貨用語集

パートナーシップについて、コインチェックの天羽健介常務執行役員は以下のようにコメントした。

これまで築いてきた信頼をもとに、NFT業界のリーディング企業であるAnimoca Brandsと一緒にマスアダプションを進められることをとても嬉しく思います。「ザ・サンドボックス」や「Otherside」のように次世代のSNSとして注目を集めるオープンメタバースプロジェクトやAnimoca Brandsが開発するGamefiプロジェクトには無限の可能性があります。

私たちは役割を明確にし強固なパートナーシップを結ぶことでNFTとクリプトの2つの側面から日本市場のブリッジとなりWeb3業界を盛り上げていきます。認知獲得を目的としたNFT販売に加えて、クリエーターやユーザーコミュニティの創出を行っていきます。是非今後の両社の共同の取組みにご期待ください。

関連:コインチェック、「F1」公式ライセンス取得のブロックチェーンゲーム企業Animocaと連携

バーチャル都市の開発を進行中

「Coincheck NFT(β版)」ではアニモカ関連としては、「ザ・サンドボックス」のほか、アニモカとYuga Labsが展開するメタバースプロジェクト「Otherside」の仮想土地(LAND)が販売されている。

コインチェックはこれらのメタバースへの参入準備も進めており、前者ではOasis TOKYO、後者では、Oasis MARSと呼ばれるバーチャル都市の開発を進行中。

22年9月には、ファッションブランド「TOMO KOIZUMI」(トモ コイズミ)」とのコラボレーションも発表しており、両都市と、「Decentraland(MANA)」で開発中のOasis KYOTOで、ファッションショーを行うことが計画されている。NFT化された「トモ コイズミ」のバーチャルドレスが仮想空間内で展示される予定だ。

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/19 火曜日
19:10
プライバシー保護特化の「Partisia」、仮想通貨MPCがKuCoinなどに新規上場
Partisiaとは、ユーザーのデータライバシーを重視する新型のブロックチェーンで、MPCトークンはPartisiaの報酬トークンとして使用される。広告業やマッチングマーケット、ゲーミング、ヘルスケア、BTCラッピング、DNA研究などの分野で活用される見込みだ。
16:29
世界最大の機関投資家GPIF、ビットコインや金対象の運用資産多様化について情報提供求める=報道
株式市場のクジラとして知られる年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、仮想通貨ビットコインや金を含む「低流動性資産」等に関する情報やアイデア募集を開始した。将来的に分散投資・資産運用の一環でポートフォリオにBTCを組み入れる可能性を示唆した。
13:02
ビットコイン1000万円台割り込む、高騰していたアルト急反落にも警戒感
暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコインが続落。日本円建て価格で1000万円台を割り込んだ。イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)などアルトコイン相場の方が下げが顕著で警戒感が強まりつつある。
11:35
CZ氏、世界の子どもに向けた「Giggleアカデミー」を立ち上げ
仮想通貨取引所バイナンスのCZ前CEOは、世界の子どもに基礎教育を無料で提供するプログラム「Giggle Academy」を立ち上げると発表した。
11:00
アバランチ財団、ミームコイン5種の保有を発表 
アバランチ財団が暗号資産(仮想通貨)AVAXのエコシステム支援のため、Coq InuやTechなど5種類のミームコイン保有を公表。コミュニティ活性化の一環として選ばれた。
10:20
今後ビットコイン現物ETFにさらなる資金流入可能性 CoinShares分析
仮想通貨投資企業CoinSharesのアナリストは、ビットコインには今後数か月の間に需要急増が起こる可能性があるとの見解を述べた。
08:20
ミームコイン熱狂でソラナのGoogle検索数急増、2018年ICOブームに類似との懸念も
次にヒットするミームコインを探すトレーダーや投資家は「BOME」プレセール型ローンチをはじめ、さまざまなプレセール型ミームコインに資金を流入させ、その多くが「出口詐欺」であることが確認されている。
07:15
SCB銀、イーサリアム現物ETF承認の今後の影響を分析
仮想通貨イーサリアムの現物ETF承認なら最初の1年で6兆円超の資金が流入する可能性があると、英大手銀行のスタンダードチャータード銀行が分析。今後のイーサリアムやビットコインの価格予想もしている。
06:20
OKX、欧州でUSDT通貨ペアを廃止 MiCA法準拠で
USDTはOKXやバイナンス、Bybitなど集権型取引所の出来高の根幹となっているためUSDTペアの廃止は取引所の収益に打撃を与えることになる。
05:50
AI・DePIN関連銘柄「Akash」、コインベースに新規上場
半導体大手エヌビディアが今週「NVIDIA GTC AI 2024」を開催することから、思惑買いで先週末にAKTやRender、ワールドコインなどのAI仮想通貨銘柄は一時的に値上がりしたが、その後反落。
03/18 月曜日
19:46
プライバシー保護と相互運用性に特化した「Partisia Blockchain」の魅力とは 専門家が動画解説|WebX STUDIO
企業や自治体からも注目される、秘匿マルチパーティ計算(MPC)を用いてプライバシー保護と相互運用性に特化したPartisia Blockchainとは。コミュニティサポーター「ぐぬぐぬたい」氏がCoinPost YouTube番組「WebX STUDIO」に出演し動画解説を行なった。
15:25
「Web3の未来をリードするのはアジアの国々」Parity Asia製品工学トップが見解示す
ブロックチェーンインフラ企業Parity Technologies Asiaは、日本で昨年開催されたWebX2023実績などを踏まえ、アジア太平洋地域の国々がWeb3の未来を形作る上で主導権を握るとの考えを明らかにした。
12:47
米検察、FTXのサム前CEOに懲役40年以上を求刑
米検察当局は、22年11月に破綻した仮想通貨取引所FTXの前サム・バンクマン=フリードCEOに懲役40年から50年の判決をくだすよう裁判所に要請した。弁護側は緩和を求めている。
12:35
イーサリアム現物ETFが5月までに承認される確率は? 海外アナリスト6名が見解述べる
米各社のアナリストら6名は、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム現物ETFが今年5月までに承認される見通しについて議論し見解を述べた。承認の上でのハードルなどについても意見している。
12:31
ビットコイン一時65000ドル割れも反発、ソラナは時価総額4位に浮上
暗号資産(仮想通貨)市場では週末にかけて急落していたビットコインが反発。前週比30%高のソラナ(SOL)はBNBを超え、時価総額4位に浮上した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/03/22 18:30 ~ 21:00
東京 東京都江東区
2024/03/28 15:00 ~ 18:00
東京 東京日本橋タワーB2階
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
重要指標
一覧
新着指標
一覧