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ナイキ傘下のRTFKT、実物のスニーカーと引き換え可能なNFTドロップを実施

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「初のネイティブWeb3スニーカー」

メタバース(仮想空間)上のスニーカーNFT(非代替性トークン)などを制作する「RTFKT(アーティファクト)」は5日、デジタルと現実を融合する初のスマートスニーカー「Cryptokicks iRL」のリリースを発表。1万9,000足の限定生産となる現物スニーカーと引き換え可能なNFTとして販売される。

Cryptokicks iRLは全4色。自動の靴紐、カスタム機能を搭載したライト、Bluetoothとのペアリング、歩行検知、触覚フィードバック、ワイヤレス充電機能などが搭載されている。NFTと現物のスニーカーはNFCチップで紐づけて認証することが可能になるという。

RTFKTは、今後スニーカー所有者向けに「move-to-earn」(動いて稼ぐ)チャレンジやイベントの開催も予定している。

Cryptokicks iRLのNFTはRTFKTのウェブサイト上で、12月12日10時30分(米国東部標準時)からドロップされるが、入手するにはLace Engine NFTの保有が条件。Lace Engine NFTをバーンすることでCryptokicks iRL NFT(ERC-721トークン)を取得する。

完売しなかった分は、抽選で一般に提供。希望者は12月7日から12月9日の間に、RTFKTのウェブサイトに登録し、抽選に参加するが、参加条件として以下が求められている。

  • RTFKTのアカウント
  • WalletConnectでサポートされているウォレット
  • 最低0.5ETHをウォレットに保有
  • 米国の配送先住所

なお、上記の条件にもあるように、Cryptokicks iRLの販売は米国内の受け取りが可能なユーザーに限定されている。実際のスニーカーの発送は2023年5月の予定。

RTFKTは2020年1月に設立されたクリエイター主導の企業で、メタバース上に創設。NFTやブロックチェーン認証、拡張現実(AR)などの最新技術を活用したバーチャルアパレルブランドを展開している。2021年末に大手スポーツブランド「ナイキ」に買収された。

関連:ナイキ、メタバース関連企業「RTFKT」を買収

NFTとは

NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

▶️仮想通貨用語集

ユーザーから不満

5日の発表後、米国の住所にしかスニーカーを郵送できないことに、米国外の保有者の不満が募った。

RTFKTは6日に、米国外の保有者にも対応すべく、新たに「MNLTH X」というNFTをLace Engine NFTの保有者に無料配布し、米国在住ではない保有者が「Hubbed Cryptokicks iRL」をミントして、5月1日までに米国住所の問題を解決する期間を与えることにしたと発表した。

ナイキとメタバース事業

ナイキはNFT・メタバース領域において、スポーツブランドの中でも特に大きな動きを見せている企業の1つだ。2019年にはスニーカーモデルをイーサリアムブロックチェーン上でトークン化する特許を取得。21年には独自のメタバース空間に「NIKELAND(ナイキランド)」を設立した。

今年11月には、Web3プラットフォーム「.SWOOSH」のローンチを発表。基盤には暗号資産(仮想通貨)ポリゴン(MATIC)のブロックチェーンを採用し、まずはゲームなどで着用できるデジタルシューズやジャージ、アクセサリーを収集できるプラットフォームとする計画だという。

関連:ナイキ、Web3プラットフォーム「.SWOOSH」をローンチへ

RTFKT関連では、コラボ作品のボックスNFT「RTFKT-MNLTH」にナイキの「ダンク(DUNK)」がモデルとなったデジタルスニーカーとその付属アイテムのNFTを格納。RTFKT-MNLTHは、12ETHの高値を記録した経緯がある。

RTFKTは今年4月、RTFKT-MNLTHを購入した人だけが入手できるコラボシューズをリリース。その後8月には、NFTコレクション「Clone X Forging」のシーズン1を発表するなど、精力的に活動している。

関連:ナイキ傘下のRTFKT、NFTコレクション「Clone X Forging」SZN 1を発表

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使ってゲームや音楽のライブ、オンラインカンファレンスに参加できるなど、様々な領域で活用が期待されている。

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