はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

三井住友、SBTの実証実験を開始へ 本人確認で活用 HashPortと連携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

譲渡不可能なNFTを活用

三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)は、譲渡不可能なNFT(非代替性トークン)である「Soulbound Token(SBT)」を、本人確認などの証明に活用する実証実験を開始することがわかった。日経新聞が7日に報じた。

ブロックチェーンやNFTの事業を展開するHashPort(ハッシュポート)と協業し、22年度中に実験を開始。23年度には、顧客獲得を想定した他社との実験に移る。商用化を念頭にしたSBTの発行は日本の銀行では初事例となる。

HashPortの吉田世博CEOも以下のようにコメントした。

今回の実験では、ファンビジネスでSBTを活用を検討していく。活用事例としては、音楽ファンがライブへ参加した回数をSBTに記録し、回数に応じて特典を与えることなどを想定している。

SMBCグループと連結子会社の三井住友銀行、HashPortは今年7月、NFTビジネスの協議を開始するための基本合意書を締結したばかり。「NFTを活用したトークンビジネスにおける協業」を目的としていたものだ。

関連HashPort社、SMBCグループとNFTビジネスの基本合意書締結

SMBCグループはこれまでもWeb3事業に高い関心を示している。先月には、三菱UFJ信託銀行が、同社主催の「デジタルアセット共創コンソーシアム(DCC)」に、「パーミッションレス型ステーブルコイン・ワーキンググループ」を設置したことを発表。

このワーキンググループは、グローバルな競争力を持つ国産ステーブルコインの導入および普及を目的としたもので、三井住友銀行も参加している。

Web3とは

「次世代のインターネット」とも呼ばれ、ブロックチェーンを基盤とする非中央集権型のネットワークを指す。具体的にはNFTや暗号資産(仮想通貨)などを含む。

情報の流れが一方通行だった初期のインターネットは「Web1」、現状の中央集権体制のインターネットは「Web2」と呼ぶ。

▶️仮想通貨用語集

関連:NFT(非代替性トークン)とは|主な特徴と将来性を解説

SBTとは

ソウルバウンドトークン(Soundbound Token)は、イーサリアム(ETH)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が仮想通貨の次のテーマとして2022年初頭にコンセプトを発表し、注目度が高まりつつある技術だの1つだ。

SBTは従来のNFTとは違い、譲渡不可能なもので、一度受信したらデジタルウォレットの外に移すことができない特性を持つ。想定されるユースケースには資格、職歴、プロジェクトへの貢献、ユーザー認証情報、ローン履歴など、個人の信用に関連するデータの記録などが挙げられている。

ブテリン氏は今週5日にも自身が期待の寄せるイーサリアム活用方法の1つとしてSBTやPOAPなど「デジタル・アイデンティティ」を注目分野だと述べていた。これらの特徴から、Web3時代におけるアイデンティティ(ID)の構成要素になることが期待されている。

関連ブテリン氏が期待寄せるイーサリアムの活用法5選

関連イーサリアム創設者が提唱する「ソウルバウンドトークン(SBT)」に高い関心

大手仮想通貨取引所バイナンスは、すでにSBT技術の活用を開始。今年9月には、独自のSBT「Binance Account Bound(BAB)」の保有者に向けた特典を付与している。

関連バイナンス、独自のSBT保有者向けの特典を付与へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH価格特化の新組織誕生や米国初のソラナ現物ステーキングETF上場など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン週次レポート:1600万円台を窺う展開、トランプ減税法案通過で相場底堅く推移|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン(BTC)対円相場は1600万円を窺う底堅い展開。トランプ減税法案上院通過で1520万円台で下げ渋り、ADP雇用レポート下振れによる早期利下げ観測で1570万円台に回復した。bitbankアナリスト長谷川氏は下降チャネル突破も11万ドル乗せに苦戦と分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BitwiseのBTC20万ドル到達予測維持に高い関心
今週は金融アドバイザーの推奨ポートフォリオ、Bitwiseのビットコイン20万ドル到達予測維持、アリゾナ州知事による押収仮想通貨の準備基金法案への拒否権行使に関するニュースが最も関心を集めた。
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:21
初心者向け|仮想通貨取引所のKYC手続きとは?スマホでできるeKYCの流れと注意点
口座開設の必須手順 暗号資産(仮想通貨)取引所を利用し始めるには、口座開設時に「KYC(本人確認)」と呼ばれる手続きが必要です。これは、ユーザーの身分確認や、利用目的の確認を通…
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧