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アラメダから不穏な資金移動、1億円がビットコインに集約か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアム系資産の流出

破綻した投資会社アラメダリサーチに関連する暗号資産(仮想通貨)ウォレットに保持された複数銘柄のトークンが28日、外部に送付されたことが明らかになった。

オンチェーンデータ追跡者の調べでは、交換プロセスの末に、4つのウォレットで合計1億円ほどのビットコイン(BTC)を保持していると見られている。

ブロックチェーンデータサイトEtherscanでは、28日に作成された2つのウォレットアドレス(0x64e9~、0x738~)に、イーサリアム(ETH)や複数種類のERC20トークンが移されたことが確認されている。

これらのERC20トークンはまず、ETHやステーブルコインであるテザー(USDT)に交換された。また、一部はKYC(顧客確認)なしで利用できる仮想通貨交換サービス即席取引所ChangeNowや、ミキシングサービスFixedFloatに送られた。

オンチェーンアナリストのZachXBTは、これらの資金が最終的にビットコインに集約されていると指摘。4つのウォレットに約12 BTCずつ、合計80万ドル(1.07億円)程が保持されている。

アラメダリサーチとは

アラメダリサーチは、破産申請中の暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの姉妹会社。破産申請の対象企業約130社に関連する資産は凍結され、正当な債務回収方法を通して処理されるはずである。

今回はハッカーや攻撃者がトランザクションルートを隠すために使用するケースが多い「ミキシングサービス」が使用されたことから、債務回収プロセスに関連する作業ではないと見られている。ミキシングサービスは、仮想通貨の取引データを複数混ぜ合わせることによって、その仮想通貨の出所や保有者のアイデンティティを隠す。

13日には、FTXに対する米議会による公聴会が開催され、現CEOのジョン・J・レイIII氏が証言を行った。その中で、FTXの顧客資産がアラメダリサーチのトレーディング用途として流用されたことを明かしていた。

関連:FTX米公聴会、極度に杜撰な経営と犯罪性が明らかに

12月22日にはFTXのサム・バンクマン=フリード(SBF)前CEOが、約330億円(2億5,000万ドル)の保釈金で釈放されたばかり、ソーシャルメディアなどでは本件へのSBFの関与を疑う声も少なくない。

関連:FTX前CEOサム氏、330億円で保釈

SBFはバハマから米国に身柄を引き渡されており、カリフォルニア州の両親の家で厳しい監視下に置かれている。保釈条件によると、サム氏は約13万円(1,000ドル)以上の金融取引はできず、クレジットカード開設やローン利用なども行うことはできない。

11月には、FTXが破産申請を行った直後に同プラットフォームから530億円(約4億ドル)もの仮想通貨が不正流出していた。12月27日には11月の不正流出について、米司法省が調査を開始したことが明らかになっていた。

関連:米司法省、FTXから不正流出した仮想通貨の調査を開始=報道

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