はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Moonbirds発行企業の創設者、1億円超のNFT盗難被害か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ウォレットをハッキング

NFT(非代替性トークン)コレクション「Moonbirds」などを手掛けるProofのKevin Rose共同創設者は26日、自身のウォレットがハッキングされ、保有する高額なNFTが盗まれたと公表した。

Rose氏は現在詳細を調査していると述べ、その後に「Twitterスペースで明日に詳細を報告する」とコメント。被害の詳細は明らかになっていないが、暗号資産(仮想通貨)メディア「TheBlock」はハッカーのアドレスを特定し、「約40個のNFTが盗難され、被害額は少なくとも約1.2億円(100万ドル)に上る」と報じた。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

▶️仮想通貨用語集

関連Twitter投稿が3億円の価値に|大企業も注目する「NFT」の仕組みと可能性

詳細はまだ明らかになっていないが、ハッカーは、NFT電子市場「OpenSea」でNFTを1つのトランザクションでまとめて購入できる「Bundle」という機能を使ったとの見方が上がった。

盗難されたNFTには「Cool Cats」、「Squiggles」、「OnChainMonkey」が含まれ、別で保管してた「CryptoPunk」などのNFTは盗難されていないとみられる。対象のNFTは、イーサリアムブロックチェーンを追跡する「Etherscan」によると、本記事執筆時点でも複数回にわたり送信が繰り返されている。

Rose氏は「我々が盗難されたNFTを特定できるまで、SquigglesやAutoglyphsなどのNFTを購入しないようにして欲しい」と呼び掛けた。

エンジニア部門の分析

Proofのエンジニア部門の幹部Arran Schlosberg氏も、今回の盗難を分析。Schlosberg氏は「価値の高い数多くのトークンをハッカーが送信できるように、Rose氏は署名させられた」と説明した。一方で、Proofが保有するイーサリアム(ETH)やNFTなどの資産は影響ないと述べている。

今回のハッカーの技術は、OpenSeaのコントラクトに採用されている署名作成方法でしか使用できないとSchlosberg氏は指摘。そして、Rose氏らはOpenSeaやウォレット企業「Ledger」らと現在連携しているとコメントした。

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

Proofとは

Proofは、コミュニティを中心に据えたプロダクトを提供している企業。同社が手掛ける「Moonbirds」はPFP(プロフィール画像)系のNFTで、それぞれ異なる特徴を持つ1万のフクロウで構成される。

関連Moonbirds NFT手掛けるProof、大手エージェンシーと契約

共同創設者のRose氏は投資家としても知られ、過去にはメタ(旧フェイスブック)やツイッターにも投資。また、ソーシャルニュースサイト「Digg」やインターネットTVネットワーク「Revision3」などの創業に携わった連続起業家として有名だ。

Proofは2022年夏に大手ベンチャーキャピタルa16zが主導するシリーズA投資ラウンドで約64億円(5,000万ドル)を調達。同年9月には、コインチェックのNFT電子市場「Coincheck NFT」で、Moonbirdsの取り扱いが開始された。

関連Coincheck NFT(β版)、「Moonbirds」の取扱い開始へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/13 土曜日
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
15:10
Animoca Brands Japan、ビットコイン分散型金融「Solv Protocol」とMOU締結
アニモカジャパンはSolv ProtocolとMOUを締結し、企業のビットコイン保有・運用を支援するDAT領域で協力を拡大。BTCFi活用による財務戦略の高度化を目指す。
14:57
米CFTC、ポリマーケットなど4社にデータ規制で柔軟対応
米CFTCが予測市場運営4社にノーアクションレターを発行し、特定の記録保管要件を免除。業界全体の取引高は2025年1-10月で279億ドル(約4兆2000億円)に達し、急成長が続いている。
13:55
コインベース、予測市場とトークン化株式ローンチ予定=ブルームバーグ
米最大手仮想通貨取引所コインベースが12月17日に予測市場とトークン化株式を発表予定。ジェミニのCFTCライセンス取得やDTCCのトークン化承認など、業界の競争激化と規制進展が加速している。
13:20
テラフォームラボのド・クォン創業者に懲役15年の判決 ステーブルコインUST崩壊背景に
テラフォームラボのド・クォン創業者に米国地裁で懲役15年の判決。2022年のアルゴリズム型ステーブルコインUST崩壊により数兆円の被害をもたらしていた。
13:10
YouTube、クリエイター報酬でペイパルのステーブルコイン支払いに対応
フォーチューン誌によると、ユーチューブが動画プラットフォームのクリエイターに対し、ペイパルのステーブルコインPYUSDでの報酬受け取りを選択できるようにした。現在は米国ユーザーのみに適用される。
11:53
ビットコイン9万ドル割れから反発、売り圧力後退も流入資金は半減
12日の暗号資産市場でビットコイン(BTC)はFOMC後に一時9万ドルを割り込んだが米国時間にかけて反発した。ただアナリストは売り圧力減少による反発と指摘し、ステーブルコイン流入が8月比50%減の760億ドルまで縮小した。新たな流動性回復まで上昇は限定的で、週足9万3000ドル確保が強気継続の条件に。
11:35
コインベース、ソラナ系トークンの直接取引を開始 上場審査不要で即時売買
米仮想通貨取引所大手コインベースが、アプリ内でソラナ系トークンをDEX経由で直接取引できる新機能を発表。従来の上場審査なしで数百万種類のトークンに即座にアクセス可能。1.2億ユーザーに順次展開予定。
11:04
国税庁が調査結果を発表、暗号資産取引の追徴税額46億円に
国税庁が令和6事務年度の調査結果を公表。暗号資産取引に対する追徴税額は46億円で前年比31%増、1件当たり745万円と全体平均の2.5倍に。政府は分離課税導入に向け調整を進めている。
10:02
米上院銀行委員会長、仮想通貨「クラリティ法案」で銀行幹部らと協議
米上院銀行委員長がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める法案で銀行業界と協議し、進展があったと報告した。ステーブルコイン利回りやDeFiが法案の争点となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧