- 富士通がIOTAを新標準プロトコルに
- IOTA財団は24日、公式ツイッターで「富士通はIOTAを新たな標準プロトコルにする準備が整った」と発表。仮想通貨のIOTAは、様々な分野でプロジェクトを推し進めている。
- インダストリー4.0とは
- 主にドイツなどで推し進められている、製造業のデジタル化・コンピュータ化をすすめるプロジェクト。これにより製造コストを大幅に削減することが期待される。
富士通がIOTAを新たな標準プロトコルに
IOTA財団は8月24日、「富士通は、IOTAを新たな標準プロトコルにする準備が整った」と、公式ツイッターで発表しました。
イニシアチブは「インダストリー4.0を富士通と共に創造」とタイトル付けされており、富士通のプログラム管理者であるLeopold Sternberg氏はこのプロジェクトの一番大切な狙いは、共に築きあげるということだと述べました。
「私たちは、革新的なテクノロジーを顧客と共に発展、創造させていきたい。」
IOTAについては、 「富士通はITサービスやIT製品製造のエキスパートであり、IOTAを新しい標準プロトコルとして世に広める手助けをすることができる。」と述べました。
富士通が公表した概念実証に関する文書には、IOTAは製品環境やサプライチェーンマネジメントに適したものだと考えている、と記されています。
製品品質は、製造業において重要な成功要因の一つです。
組み立て製品は何百もの部品で構成されており、大変複雑な過程のもとに成り立っています。工業生産環境の監査証跡とサプライチェーンにおいて、IOTAは信頼性を高めてくれます。
このコンセプトを通して、富士通は2つの目標に焦点を当てています。
- 製品環境において、IOTAのデータ記憶媒体としての利用方法を示すこと
- 富士通のアプローチで、自動化された産業へと発展させ、IOTAを元に革新を創造すること
また、このプロジェクトは主に3つの利点があります。
- 透明性の向上
- データの信頼性向上
- データセキュリティの信頼性向上
この分野がIOTAの担う重要な役割で、「暗号学に基づき、信頼性向上のための安全なソースを提供する。」と文書にも記述されています。
IOTAが進めるプロジェクト
8月25日にIOTAは、IOTAコミュニティの間で待望されていたトリニティウォレットの立ち上げを発表しました。そのIOTAのコードベースは現在オープンソースとして公開されています。
IOTAはまた、公共の利益のため、分散台帳技術(DLT)やモノのインターネット(IOT)の分野において、効率的で革新を受け入れやすい信念に基づいた公共政策の枠組み作りに貢献するために、イノベーターや支持者グループとともに取り組んでいくつもりだ、と発表しました。
IOTAは8月の24、25日にシカゴで開かれたVoice of Blockchainというイベントを主催しました。そのテーマは「繋がれた乗り物」「自動走行する乗り物」「E-モビリティ」「アーバンモビリティ スマート都市」「モビリティサービス」というものでした。
参考記事:ALTCOINS IOTA [MIOTA] will be the new protocol standard, says Japanese tech giant Fujitsu
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