TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨領域をリードする世界の都市ランキング、首位は英ロンドン=Recap 日本は札幌が13位、大阪が19位

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

英国ロンドンが1位

英国の暗号資産(仮想通貨)税務関連サービス企業Recapは1月26日、仮想通貨・ブロックチェーンの導入環境が整っている世界の都市ランキングを公開した。

出典:Recap

 

英ロンドンが1位、アラブ首長国連邦のドバイが2位、米ニューヨークが3位、シンガポールが4位、米ロサンゼルスが5位という結果だ。

日本の都市では、QOLや研究・開発割合が相対的に高い札幌が13位、仮想通貨ATM設置数の比較的多い大阪が19位に。20位以降に名古屋、静岡、福岡もランクインしたが、東京は50位圏外だった。

札幌は、QOLやR&Dなど潜在適性がスコアに反映されたものと見られる。北海道では北海道余市町が昨年、「ふるさと納税」の返礼品として、人気ブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)」のデジタル資産(NFT)を採用しており、札幌を拠点とするweb3スタートアップである株式会社「あるやうむ」が、自治体の支援に携わった。

調査にあたって、Recapは、世界で最も人口の多い200都市を見つけ、これらの都市を8つの指標から比較することで仮想通貨に関する取り組みの対応度(対応可能度)を測定した。指標としては、以下の項目が挙げられている。

  • 生活水準(Quality Of Life:QOL)
  • 仮想通貨関連イベントの開催数
  • 仮想通貨関連業務に従事する人の数
  • 仮想通貨関連企業の数
  • GDPに対する開発・研究(R&D)費割合
  • 仮想通貨ATMの数
  • キャピタルゲイン税率
  • 仮想通貨の保有率

出典:Recap

ロンドンの状況

首位のロンドンでは、2,173人が仮想通貨関連の仕事に従事しており、他のどの都市よりも多かった。仮想通貨関連企業は、800社以上を超えている。

なお、Recapはビジネス系SNSのLinkedinを調査に使用。仮想通貨関連に従事する人々の数を調べるにあたって「仮想通貨」「ブロックチェーン」「Web3」「ビットコイン」「NFT」というワードに合致する職務でLinkedinに登録している人々の数を確認した。

さらに、ロンドンは仮想通貨関連のイベント開催数でも世界2位だった。一方で、仮想通貨を保有または利用している人は11%にとどまっている。

英国では昨年10月、仮想通貨に積極的なリシ・スナク氏が首相に就任している。スナク氏は財務大臣として就任していた際、英国を「仮想通貨テクノロジーの中心地(ハブ)」にすることを掲げており、「仮想通貨市場の発展を推進するために税制の競争力を強化すること」「王立造幣局と協力してNFTを発行すること」など、様々な方針を示した。

英国下院も同10月に、仮想通貨を金融商品として規制する金融サービス・市場法案の修正案を可決。現在この法案は上院で議論されているところだ。

関連英国下院、仮想通貨を金融商品として規制する法案可決

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

ドバイの状況

2位のドバイには仮想通貨関連企業が772社存在している。また、キャピタルゲイン課税(暗号資産税率)も0%と、投資家に魅力的な環境となっている。

ドバイは、中東における仮想通貨の中心地となることを目指して環境整備を進めているところだ。2022年3月には、仮想通貨のライセンスや監督に特化した新たな政府機関「ドバイ仮想通貨規制局(VARA)」を開設した。

また、ドバイのハムダン皇太子も2022年7月、メタバースやブロックチェーン産業を推進する「ドバイ・メタバース戦略」を発表している。メタバースで40,000件の雇用を創出し5,300億円(40億ドル)相当の経済規模に成長させることを目指すものだ。

関連ドバイのメタバース戦略「5年後には5,000億円以上の市場規模まで成長」

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧