はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アジアのブロックチェーン・仮想通貨業界における求人数、約1年で50%増

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アジアでブロックチェーン関連の仕事がブームに
アジア圏の求職者層にブロックチェーン・仮想通貨関連の仕事が流入している。2017年の求人数と比べ50%増加したとロバートウォルターズ社が発表した。

アジア圏でのブロックチェーン・仮想通貨関連の求人数が急増

ビットコインの暗号化を支えるブロックチェーン技術はトランザクションの変更を不可能にします。それにより金融業界だけでなく他業界にも混乱をもたらすと可能性があると考えられています。

過去2年間で、ブロックチェーン技術はスタートアップ企業から大企業までさまざまな企業に採用されています。

2017年の頃と比べて、アジアのブロックチェーン・仮想通貨に関連する求人数が50%増加したと大手人材紹介会社のロバートウォルターズ社が発表しました。

求人検索エンジンのIndeedでは、アジア市場において求職者のブロックチェーンへの強い関心が見られるものの、新しい業界であるがゆえに、他業界からの流入が主とのこと。

シンガポールの仮想通貨スタートアップ、TenXの共同設立者であるJulian Hosp氏も以下のように述べています。

仮想通貨業界の内部の人間はまだまだ未熟であるため、彼らを採用することは殆どありません。経験がある人材が仮想通貨業界に流入してくる確率は限りなくゼロに近いです。

実際のところ、ブロックチェーン業界に参入しようと考えている人間は非常に多いそうですが、ロバートウォルターズの金融サービス担当ディレクター・John Mullally氏は、

開発者として必要なスキルセットが十分に揃っている人材はあまり多くない。

と述べました。

現在必要な経験ある開発者が業界に参入しづらいのが仮想通貨業界の課題の一つであると言えます。

価格のボラティリティと比例する仮想通貨業界に対する関心

仮想通貨の価格の上下に連動して、仮想通貨業界への関心度合いも大きく変動している現象についてもHosp氏はコメントしました。

みんなが仮想通貨でお金儲けができれば我々は莫大なインバウンドを得られるだろう。”おれもこの波に乗らなきゃ”と思うようになるからね。

今年の始めのように価格が崩れ落ちていくのを見れば「ああ、ここはもう死にゆく業界だな。手を出さないでおこう。」と思うようになるだろう。

つまりこれは完全に感情的なものなんだ。

昨年末を境にビットコイン関連の職への興味が薄れつつあるものの、求人数自体は今もなお増加のトレンドであるとIndeedのデータが示しています。

出典:Indeed

仮想通貨市場が上昇し始めた昨年の夏頃から仮想通貨、ブロックチェーンやビットコインに関する仕事への関心は高まっているのが伺えます。

ブロックチェーン企業とインターネット企業との違いはない

業界は未だ若いものの、スタートアップ企業は成熟するにつれて広い専門性を持つようになってきます。

技術・財務系の経験を持つ人材の他にも、マーケティングやPRの経験が豊富な人材がこの業界に加わるようになりました。

スマートコントラクトプラットフォームAelfの共同設立者であるZhuling Chen氏は、昨年ブロックチェーン業界に参画してきた人材は技術系または銀行関連の経験を持つ傾向があったことを明らかにし、以下のように述べました。

それぞれがスタートアップのようになりうるような分散型アプリケーションを我々は検討している為、ブロックチェーン企業はインターネット企業やテクノロジー会社となんら変わりがないと考えています。

ブロックチェーンというものは単なるトレードや仮想通貨を上回るものである。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/25 火曜日
17:47
ギャラクシー・デジタル、ポリマーケットとカルシで流動性提供を検討=ブルームバーグ
仮想通貨投資大手ギャラクシー・デジタルが予測市場プラットフォームのポリマーケットとカルシでマーケットメイカーとして流動性提供を検討。既に小規模実験を開始しており、機関投資家の参入で市場の成熟が加速する可能性。
17:39
ビットコイン急落の背景は ETF・DAT・ステーブルコインの3大需要が逆転=NYDIGレポート
NYDIGは最新レポートでビットコイン急落の本質を明らかにした。ETF資金流出、DAT企業のプレミアム崩壊、ステーブルコイン供給減少という3大需要源の反転により、強気サイクルを支えた自己強化型ループが破綻したことが大きく影響している。
17:34
ソラナとXRPのETFが好調 資金フローの明暗が鮮明に
ビットコイン・イーサリアムETFが週次で大幅流出する一方、ソラナとXRPの現物ETFは資金流入を維持。20日連続流入のSOLや週次トップのXRPなど、資金フローの明暗を比較する。
17:05
CMEグループ、仮想通貨先物・オプション取引高が過去最高を更新
CMEグループが11月21日に暗号資産先物・オプション取引で過去最高の79万4,903件を記録。年初来の平均取引高は前年比132%増となり、機関投資家の参入拡大と市場成熟を示す。
15:38
SEC、Fuseエナジートークンを証券非該当と判断 実用型トークンに新たな道筋
SECが英Fuse Energyの実用型トークンを証券非該当と判断し、ノーアクションレターを発行。DePIN分野の規制明確化が進む中、市場規模は190億ドル(約2.9兆円)に達し、前年比270%の急成長を記録。
13:54
「プレミアムで取引されるデジタル資産トレジャリー企業は少数に」ビットワイズ見解
ビットワイズCIOがビットコインなどを保有するDAT企業の今後を分析した。プレミアムを維持できるのは一部のみで、多くはディスカウント価格で取引されると予想している。
12:13
中国、ビットコインマイニング世界3位に復活か シェアの14%を占める=ロイター
ロイター通信によると、中国のビットコインマイニングシェアが2021年の全面禁止後に約14%まで回復し、世界第3位に返り咲いた。新疆や四川で余剰電力を活用した地下採掘活動が活発化。
12:01
JPモルガン、仮想通貨企業CEOの口座閉鎖か 「チョークポイント2.0」と波紋を呼ぶ
ビットコイン決済アプリStrikeのCEOがJPモルガンの口座を閉鎖されたと訴えている。仮想通貨業界への銀行サービス拒否が続いている可能性が浮上し波紋を呼んでいる。
11:44
グレイスケール、XRP・ドージコインETFを上場開始 管理手数料は初期免除
グレイスケールがXRP・ドージコイン現物ETFを11月24日にNYSE Arcaで上場開始。管理手数料0.35%、初回3カ月間または10億ドル到達まで無料。米国初の純粋なドージコイン現物ETFとして、キャナリー・キャピタル、ビットワイズに続く市場参入。アルトコインETF市場が急拡大中。
11:35
米ビットコイン現物ETF、4週連続で資金が純流出
米上場の仮想通貨ビットコインの現物ETFは、先週の資金フローが約1,914億円の純流出だった。これで週次としては4週間連続で純流出となったが、ポジティブな見方も上がっている。
06:50
金融庁、仮想通貨交換業者の責任準備金積立を義務化へ
金融庁は仮想通貨交換業者に対し、不正流出などの事案に備えて責任準備金の積み立てを義務付けることがわかった。金商法適用の議論が進む中、投資家保護を強化する。
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧