はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

マスターカード、音楽業界の新人アーティスト向け「Mastercard Music Pass NFT」配布へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3プログラムでミュージシャン支援

決済大手のマスターカードは12日、新進気鋭のミュージシャンを支援するためのWeb3音楽プログラム「Mastercard Artist Accelerator」プログラムへのアクセスを可能にするNFT(非代替性トークン)を、今月末まで無料提供すると発表した。

Artist Acceleratorプログラムは、ポリゴン(MATIC)ブロックチェーンを基盤として採用している。

関連:マスターカード 音楽NFTアクセラレーターを発表、ポリゴンを採用

「Mastercard Music Pass NFT」は、ミュージシャンだけでなく音楽ファンやWeb3に興味をもつ誰でも獲得可能。このNFTを取得することで、独自のWeb3音楽ツールや教材、メンターやアーティストとの共有体験を提供するArtist Acceleratorプラットフォームにアクセスすることができるようになる。

マスターカードが目指しているのは、Web3の技術を活用することによって、「音楽業界で起きているデジタル・トランスフォーメーション」について、より多くの人に知ってもらい、参加してもらうことだという。

このプログラムは「技術主導の時代に成功するために必要なツールと機能」をアーティストに提供することを目的としている。

そのため、マスターカードは、Web3における音楽創作活動のプロセスを体験する5名の新進ミュージシャンをさまざまなジャンルや活動地域から選出。この5名のミュージシャンは、専門家メンターの指導の下、「Warpsound」によるAI音楽スタジオを体験し、コンテンツ制作を活発化するとともに、メンタリングを受ける。

また、ブロックチェーンを利用して作品を収益化し、ファンコミュニティを構築するためのヒントやコツを、全てWeb3環境の中で学ぶ。

マスターカードのマーケティング責任者のRaja Rajamannar氏は次のように述べている。

Web3は、普遍的な情熱を共有することで人々をつなぎ、コミュニティを構築するための強力なツールになることができると確信している。

マスターカードは2022年6月、決済インフラ企業MoonPayと提携。クレジットカードでNFTの購入が可能になった。

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴としては、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

マスターカードによるミュージシャン支援

マスターカードは、これまでもグラミー賞、ラテングラミー賞、ブリットアワードのスポンサーとしてミュージシャンを支援してきた。

Mastercard Artist Acceleratorでは、Web3時代におけるミュージシャンの育成を主眼に置いており、教育が重要な要素となっている。

クリエーター経済を支えるためには、スキルの構築だけでなく、イノベーションを促進し、ビジネスについての理解を深め、ネットワークを構築することが重要な役割をになっているとマスターカードは指摘する。

同社は教育への投資が、「個人が成功する可能性を高め、クリエイター経済全体の成長に貢献する鍵となる」との見方を示した。

Artist Acceleratorプログラムでは、以下5名のメンターがミュージシャンの学びと成長を支えることになる。

  • Tushar Apte氏:プロデューサー・ソングライター(200億超ストリーミング)、NFTクリエーター
  • LATASHÁ A氏:ラッパー、インディーアーティストのためのNFTマーケットZoraを運営
  • Ian Rogers氏:ハードウェアウォレットLedgerの最高体験責任者(CXO)
  • Nife氏:100万人のインスタフォロワーをもつコンテンツクリエーター
  • Brian Trunzo氏:顧問弁護士、ポリゴンのビジネス開発責任者
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/21 水曜日
08:00
イーサリアム過熱状態、2500ドルで調整局面入りか アナリスト分析
Cryptoquantの登録アナリストがイーサリアムが2500ドル付近で過熱状態と指摘。一方でバイナンスからのアルトコイン流出は蓄積の兆候に。
07:25
ロビンフッド、米SECにRWAトークン化の規制案提出
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、RWAトークン化の規制に関する提案書を米SECに提出。将来的に、トークン化したRWAの取引所を運営する計画があるようだ。
07:10
XRP・ドージコインETFの判断延期継続 米SEC、承認は早くても夏ごろか
米証券取引委員会がXRPとドージコインのETF申請について判断を延期し、パブリックコメントを募集。BitwiseのイーサリアムETFステーキング機能審査も先送りに。
06:55
トランプ退任前にビットコイン価格5倍上昇を予測 大手銀アナリスト
大手銀アナリストは政府機関がマイクロストラテジー株を通じてビットコイン保有を増加させていると指摘。この傾向がトランプ大統領退任前のビットコイン50万ドル予測を裏付けると主張。
06:05
ビットコイン保有量でサトシに迫る世界2位 ブラックロックETF
ブラックロックがビットコイン保有量でサトシ・ナカモトに次ぐ世界第2位に浮上。米国ビットコインETFの急速な資産集積でバイナンスを上回り、テキサス州でもビットコイン準備金法案が進展中。
05:40
CMEのXRP先物、27億円の初日取引高でソラナ超え 
米CMEグループが仮想通貨XRPの先物取引を開始し、初日に1900万ドルの取引高を記録。ビットコイン、イーサリアム、ソラナに続く4番目の仮想通貨先物として注目される。
05/20 火曜日
18:39
イーサリアム将来価格2025展望 | ETF・機関投資家・開発動向の注目点
【2025年5月最新】イーサリアム(ETH)の将来価格と成長可能性を徹底分析。ペクトラ後の価格回復、ブラックロックのステーキングETF申請、機関投資家の700億円購入など最新動向を解説。
14:45
「サトシ」か「ビット」か? ビットコイン価格高騰で基本単位論争が再燃
ビットコインの価格高騰に伴い、コミュニティではその基本単位「サトシ」変更の議論が白熱している。サトシを廃止すべきというビットコイン改善提案177にジャック・ドーシー氏が支持を表明する一方で、反対意見も多く論じられている。
14:00
ブラックロック「BUIDL」で利回り増やす取引戦略 BounceBitが実証試験
BounceBitがブラックロックのトークン化米国債「BUIDL」を担保に利用して、年利20%を実現した取引戦略を公開した。ステーブルコインを担保とするよりも利点があるとしている。
13:10
個人ノード運用を容易に、ヴィタリックの新たなイーサリアム拡張案とは
仮想通貨イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が新L1スケーリング計画を発表。個人のノード運用を容易にする「部分的ステートレスノード」でガスリミットを10~100倍に拡張する革新的アプローチを提案。
12:35
米上院、ステーブルコイン規制『GENIUS法案』の審議進行可決
米上院が仮想通貨ステーブルコイン規制法案「GENIUS法案」の審議を66対32で可決。消費者保護や倫理規定を強化した修正案で超党派合意が進展。
11:59
ビットコイン下髭で押し目買い意欲旺盛か イーサリアムにも機関投資家の強い関心
過去最高値の更新まで目前のビットコインは米国債格下げなど不透明感のある中、下髭形成し押し目買い意欲の強さを示した。50日・200日移動平均線のゴールデンクロスが目前に迫る中、イーサリアムには機関投資家の資金が集まり、CMEグループのXRP先物は初日に1,560万ドルの取引高を記録した。
11:20
SEC新委員長、仮想通貨規制を全面見直し
SEC新委員長ポール・アトキンス氏が仮想通貨規制の抜本的見直しを表明。前政権の執行措置を批判し、発行・保管・取引の3分野で明確なガイドライン策定へ。
10:35
リップル社、UAEの金融企業2社と提携
リップル社は、UAEのZand BankとMamoの2社が顧客になったことを発表。両社はリップルペイメントを使用すると説明しており、中東市場の事業を強化していく。
10:05
ソラナの新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」提案 性能引き上げへ
ソラナ開発スタジオAnzaが新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」を発表した。処理時間を理論的に約150ミリ秒まで短縮し、Web2と競合できる高速処理を実現するとしている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧