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アニモカ傘下の教育プラットフォーム「TinyTap」、11億円超を調達 バイナンスのIEOでも注目

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

教育ツールの開発を促進

大手Web3企業アニモカブランズの傘下で、教育ツールのプラットフォームを提供する「TinyTap」は、約11.3億円(850万ドル)の資金を調達したことがわかった。

本記事執筆時点で文書での正式発表は確認できないが、同社の公式ツイッターアカウントが25日に出資者を公表したり、今回の資金調達について報じた海外メディアの記事をリツイートしたりしている。この調達ラウンドでは、Sequoia ChinaやShima Capital、ポリゴン(MATIC)、GameFi Venturesらが出資した。

TinyTapのYogev Shelly CEOに取材した「The Block」によると、これでTinyTapの評価額は約133億円(1億ドル)になったという。資金調達は、将来に株式やトークンを受け取る契約で実施された。

Shelly氏はトークン発行について、「資金調達終了時点で、まだ投資家に共有できる具体的な計画はない。我々は、トークノミクスが教育やクリエイターにどのような恩恵をもたらすかに特化して考えただけである」と述べている。

「Insider」によれば、調達した資金は従業員の増加とプロダクトの開発に利用。昨年10月に開始した今回の資金調達は、仮想通貨領域の不確実性で、計画よりも時間がかかったという。The Blockによると、FTXの破綻を理由に、出資から手を引く投資家もいた。

TinyTapとは

TinyTapは、各個人に合った教育を提供しようと目指している企業。特定のニーズを満たしたツールを与えられれば、人は何でも教えることができたり、学ぶことができたりすると考えている。

同社のプラットフォームが対象としているのは子供や親、教員など。子供は教育ゲームで遊ぶだけでなく、ゲームを作ることも可能だ。

TinyTapの今回の資金調達が注目される理由の1つに、バイナンスのIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)がある。TinyTapは、21日にバイナンスがトークセールの実施を発表したOpen Campus(EDU)とパートナーシップを締結している。

Open Campusも教育系のプロジェクト。TinyTapのコアチームは、最初からOpen Campusのプロトコル開発に携わっているという。

21日のOpen Campusのツイートによれば、TinyTapは今後のプロジェクトでOpen CampusのプロトコルやEDUトークンを活用する。

IEOとは

プロジェクトが開発・発行するトークンによる資金調達を、仮想通貨取引所が支援する仕組み。取引所を通してトークンが販売されるため、投資家にとっては信頼性が高いというメリットがある。

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