はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

『新時代における国家戦略を』自民党AI・web3PTが岸田総理に提言

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

岸田文雄総理に申し入れ

自民党デジタル社会推進本部の「AIの進化と実装に関するPT」と「web3PT」は、それぞれのPTの議論を取りまとめたホワイトペーパー(提言)を、5月9日に官邸で岸田文雄総理に申し入れたことを発表した。

これらの提言は、AIとWeb3の進化を踏まえた新たな国家戦略を求めるもの。AIを取り巻く世界的な変化を「『AI新時代』の到来」と位置付け、わが国の経済社会がこの変化に対応するための新たな国家戦略の策定を求めた。

一方で、web3に関する提言では、日本がこれまでに暗号資産業界のさまざまな困難を乗り越えてきた経験から、「日本はWeb3の将来性を世界に説得力を持って伝える立場にある」と強調している。

これらのホワイトペーパーの目指すところは、日本国内の投資環境を改善し、関連産業の新規創業や成長を促進することだ。2つのホワイトペーパーは先月公開され、自民党政策審議会で承認を得ていた。

Web3PTがまとめた「web3ホワイトペーパー ~ 誰もがデジタル資産を利活用する時代へ ~」では、直ちに解決に向けて取り組むべき論点、web3エコシステムの発展を見据えた議論の開始・深化すべき論点、そしてNFTホワイトペーパー提言の進捗確認が含まれている。

「AIホワイトペーパー(案)」では、国内におけるAI開発基盤、行政でのAI利活用、民間でのAI利活用、AIに関する規制についての提案がまとめられた。

関連:web3とAI分野が自民党の政策に、自民・政調審議会でホワイトペーパーを了承

AI・Web3に関する政府動向

5月10日には、米OpenAIの最高経営責任者であるSam Altman氏が、岸田文雄首相との会合を官邸で行ったばかり。人工知能(AI)言語モデル「ChatGPT」について意見交換する中で、アルトマン氏は、ChatGPTの活用による利点や潜在的なデメリット、そして日本がその技術を採用することで得られる可能性について語った。

さらに同日、自民党の「AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」会合に出席し、日本におけるOpenAIのプレゼンス強化や日本語サービスの拡張について話し合った。彼の提案は、日本関連の学習データのウェイト引き上げ、政府の公開データの分析提供、AIの学習方法や留意点についてのノウハウ共有、そして日本の若い研究者や学生に対する研修・教育提供など、7つの点にわたった。

この動きは、AI PTが3月末に公開した「AI新時代における日本の国家戦略」ホワイトペーパーの方針に沿ったもので、国内でのAIモデル開発が独自のリソースだけでは困難であるとの視点から、先行している海外の基盤モデルAIを活用することが推奨されている。

関連:ChatGPT開発のOpenAI社CEOが岸田首相と面会

一方、仮想通貨・ブロックチェーンメディア「CoinPost」を運営するCoinPost社が企画・運営し、一般社団法人WebX実行委員会が主催する国際Web3カンファレンス「WebX」では、岸田首相がビデオでの登壇を予定している。これは、ブロックチェーン技術の発展を推進し、日本のデジタル社会のリーダーシップを強化するための一環と見られる。

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

関連:グローバルWeb3カンファレンス「WebX」、岸田文雄総理大臣がビデオ登壇予定

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
05:50
ストラテジーのセイラー会長、6900億円相当のビットコイン売却の噂を否定
ストラテジーのマイケル・セイラー会長が47000BTCの売却憶測を否定した。オンチェーン上の動きは保管業者の入れ替えによるもので、実際に購入ペースを加速させていると説明。
11/14 金曜日
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
17:19
米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速
11月13日、ビットコイン現物ETFは8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模に。イーサリアムETFも3日連続で流出。FRB当局者の慎重発言を受け、仮想通貨と米国株が同時に下落。専門家は健全な調整との見方も。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧