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ビットコインマイナーの売り圧力が増加、Lido V2稼働でイーサリアムの出金機能実装へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比38ドル(0.1%)安、ナスダック指数は102ポイント(0.8%)安で取引を終えた。

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仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインは前日比0.54%安の27,029ドル。

BTC/USD日足

一時1BTC=27,500ドルまで値を戻すも買いが続かず。上値を叩かれ不安定な推移を辿る。

データ分析企業CryptoQuantのアナリストBaroVirtual氏は14日、直近のビットコインの売り圧力はマイナー(採掘業者)が主導した可能性があることを指摘した。

ビットコインマイナーリザーブのオンチェーンデータ上では、ビットコイン価格が29,500ドル台にあった23年5月5日から、マイナーがビットコイン保有量を大幅に減らし始めたことを示しており、9日時点でネットポジションがマイナスに転じた。

CryptoQuant

ネットポジションは、マイナーが保有するビットコインの総量から売却分を差し引いた残高を指すものだ。データからはマイナーから強い売り圧力があったことを示しており、ビットコインを売却して機材の整備や運転資金の捻出、負債を返済している可能性が考えられる。

BaroVirtual氏は、「現在のマイナーのネットポジションは、前回ビットコインが反発し、ローカルな上昇傾向が続いたゾーンにある」と指摘。「目標の1BTC=24,000ドル水準に達した場合、保有分の売却速度を減速するか停止する可能性がある」との見方を示した。

大手マイナーは、強気トレンドの最中は新しく採掘したビットコインをすぐに売却せず、値上がり益を見越してしばらく保有する傾向にあるが、弱気トレンドでは手元資金確保のため売却を優先することが多い。

昨今では、ビットコインの実験的なフレームワークのトークン規格である「BRC-20」を利用したミームコインの過熱に伴い、ビットコインの取引手数料が高騰。8日には取引あたり平均30ドルに達した。

BRC-20トークンの総時価総額は9日時点で約900億円(7億ドル)に及んでおり、ビットコインマイナーは臨時ボーナス的な多額の収益を得ていた。

関連:ミームコインの取引過熱、ビットコインのトークン規格「BRC-20」市場が急拡大

イーサリアム預金者の29%を占めるリキッドステーキングの最大手プロトコルLido Financeでは、オンチェーン投票を経て大型アップグレード「Lido V2」のメインネットをローンチ。ロックアップされているイーサリアムの出金(引き出し)機能が実装された。

Lidoは、イーサリアムのステーキング報酬を受け取りながら代替資産(stETH)を運用する「リキッドステーキング」の筆頭格。

イーサリアムの大型アップグレード「上海(Shapella)」で出金機能が実装される前は、預け入れた原資(ETH)に対して1:1の割合で発行されるデリバティブトークン(stETH)を受け取り、DeFi(分散型金融)などで運用可能とあって、保有資産の流動性の観点から資金拘束を嫌うトレーダーから特に重宝されてきた。

今回のアップグレードで、LidoプロトコルからETHのステークを直接解除できるようになり、信頼性および流動性のさらなる向上が見込める。stETHの償還時には、原資とともにステーキング報酬(ETH)を獲得することができるため、再ステーク割合も注目されるだろう。

関連:イーサリアムをステーキングしながら運用可能にする「LSD(リキッドステーキングデリバティブ)」を解説

イーサリアム相場では、Lidoを通じたアンステークに伴う売り圧力のほか、昨年破綻した仮想通貨融資企業Celsius Network(セルシウス)の債務整理に伴う資産売却なども想定される。Wu Blockchainによれば、セルシウスはLido Financeを通じて7億2000万ドル相当の400,000stETHを保有している。

関連:1年を切った次回ビットコイン半減期へのカウントダウン、市場動向と専門家の予測は?

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