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Multichainブリッジ、146億円超相当の仮想通貨が不正流出か ユーザーにRevoke推奨

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨が不正流出か

ブロックチェーンセキュリティ企業Peckshieldは7日、クロスチェーンルータープロトコル「Multichain」のブリッジから146億円相当の暗号資産(仮想通貨)が出金されていると指摘した。

対象のブリッジの接続先は、Fantomのブロックチェーン。現時点でMultichainとFantom Foundationは状況を認識しており、調査を行なっていると述べている。

また、Multichainは異常な送金が行われたとも説明。そして、全てのユーザーに対し、Multichainの使用を停止して、関連する全てのコントラクトをRevoke(承認取り消し)するよう呼びかけた。

ブリッジとは

異なるブロックチェーン同士が相互運用できるようにするためのインフラや技術のこと。別のブロックチェーンで特定の仮想通貨を使う場合の技術の1つに「Wrapped Tokens」がある。この技術では、元の仮想通貨をロックアップして同等のWrapped Tokensを作成することで、様々なブロックチェーンでその仮想通貨の代替物を活用できるようになる。

▶️仮想通貨用語集

Etherscanによると、Peckshieldが指摘した送金が行われたのは6日の18時台。送金の回数はUSDCが2回、Wrapped Bitcoin(WBTC)、Wrapped Ether(WETH)がそれぞれ1回で、合計4回行われている。送金された合計金額は以下の通り。

  • USDC:5,780万USDC(83億円相当)
  • WBTC:1,023WBTC(44.5億円相当)
  • WETH:7,214WETH(19.4億円相当)

また、他にもDAI、チェーンリンク(LINK)など複数の銘柄が流出している可能性も指摘されている。なお、本記事執筆時点では、数量を上述した3銘柄は、最初に送金されたアドレスから移動していない。

これから原因などの詳細が発表がされるはずだが、Multichainのブリッジがハッキングされた可能性がある。「The Block」によれば、Multichainは2021年7月、「Anyswap」という名称の時に、239万USDC(現レートで3億円相当)などがハッキングされたことがあるという。

LayerZeroは無関係

Peckshieldは上記の指摘の際、LayerZeroのツイートを引用。このツイートでは、LayerZeroのプロトコルを介して、USDCとUSDT、WBTC、WETHの4銘柄がFantomで利用可能になったことを発表している。Peckshieldは、LayerZeroのサポートが今回の出金に関係している可能性があるのではないかと質問した。

しかし、LayerZeroのBryan Pellegrino CEOはThe Blockに対し、「今回はMultichainが攻撃された可能性があるだけで、LayerZeroは全く関係ない」と主張。たしかに、LayerZeroがFantomに提供を開始した4銘柄以外にも、他の仮想通貨が不正流出している可能性が指摘されている。

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