WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアムのガス代をカードで支払い Visaが実験を実施

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ガス代のカード払い

決済大手Visaは、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のブロックチェーンのガス代を、カードを使って法定通貨で支払えるようにするための実験を行っている。

Visaのメンバーが11日に、ブロックチェーンのトランザクションを簡素化する方法を探っていることをX(旧ツイッター)に投稿。ガス代の支払いを、カードでコーヒーを買うのと同じぐらい簡単にして、ユーザー体験を向上させる狙いがある。

今回の実験に関するブログの冒頭でVisaは、過去数年でブロックチェーン技術が広く普及してきたと説明。一方で、送金の未来を形成する可能性を秘めてはいるが、従来の決済にはない複雑さがあると指摘した。その複雑さの1つが、ガス代だとしている。

イーサリアムなどのブロックチェーンでは、ガス代の支払いを行うためにネイティブ通貨を準備する必要があると説明。例えば、イーサリアムネットワーク上ではステーブルコインのUSDCが利用できるのにも関わらず、ETHを準備しなくてはトランザクションが行えないと指摘した。

今回の実験はイーサリアムのテストネット「Goerli」で実施。実用化されれば、アプリや小売店は、ユーザー体験を向上させることができる。

実現するための技術

ガス代のカード払いを実現するために活用されているのは、イーサリアムの「アカウントの抽象化(AA:Account Abstraction)」という技術。これに、Visaのスマートコントラクト「Paymaster」を組み合わせることで、ガス代のカード払いを実現しようとしている。

AAとは

現在イーサリアムネットワーク上のアカウントには「コントラクトアカウント」と、メタマスクなどの「外部アカウント」の2つが存在している。AAとは、コントラクトアカウントの機能を拡充して、この2つのアカウントをコントラクトアカウントに一本化すること。

▶️仮想通貨用語集

AAは今年3月に、イーサリアムのメインネットに実装された新しい機能。この機能を使うと、イーサリアム以外のERC-20トークンでガス代を支払ったり、ガス代を肩代わりしてもらったりすることなどができるようになる。Paymasterは、コントラクトアカウントのガス代の支払いを支援できるようにするためのスマートコントラクトだ。

なお、VisaがAAで実験を行っていることは以前から明らかになっている。今年5月にも、実験の報告書が公開されていた。

関連:Visaのイーサリアム実験報告書、「アカウント抽象化」による取引機能を探求

今回のブログでは、Goerliテストネット上で、ガス代をカードで支払うための「User Operation」という処理の送信に成功したことを報告。User Operationとはブロックチェーン上のやりとりの1つで、ユーザーがどんな行動をしたいのかを伝えるために行う。

関連:ヴィタリック氏、AAウォレットの課題を指摘=EthCC

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/30 水曜日
09:10
zkマネー再開、イーサリアム送金に新たなプライバシー支払い手段
プライバシー技術開発企業アズテックラボは29日、匿名送金ウォレット「zk.money」の提供を再開したと発表した。イーサリアム上の資金を秘匿した状態で送受信できる。プライバシー保護技術への需要が高まっている。
08:58
ビットコインに過熱の兆候、強気相場は維持=クリプトクアント分析
仮想通貨分析企業のクリプトクアントはビットコインは強気相場の初期段階にあるものの調整の可能性があると分析。想定される支持線も示した。
07:50
米イリノイ州、仮想通貨取引に0.2%課税する規則案を公表
米イリノイ州歳入局は仮想通貨取引に課税する規則案を公開し、業界からの意見を募集している。税率は資産価値の0.2%で、2027年1月1日に施行される。
07:20
S&PとCboeがオプションのトークン化を模索する可能性、契約を25年延長
シーボー・グローバル・マーケッツとS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、ライセンス契約を25年間延長することを発表。トークン化したオプション契約などの新たな金融商品の提供を模索する可能性がある。
06:45
イーサリアムの『グラムスターダム』テストネット、10月6日に先行稼働
イーサリアム財団は次期アップグレード「Glamsterdam」を10月6日にセポリアテストネットで稼働させると発表。ePBSやBAL導入でL1処理能力向上を目指す取り組みで、メインネット実装時期は今後決定される。
06:25
予測市場カルシ、10億ドル調達で協議 評価額400億ドルへ
米予測市場プラットフォームのカルシが、タイガー・グローバル・マネジメントやドラゴニア・インベストメント・グループを含む投資家から10億ドル規模の資金調達を協議しており、評価額は約400億ドルに達する見通しだ。
06:10
ビットワイズ、NEAR現物ETFを米国初上場
米仮想通貨資産運用会社ビットワイズが仮想通貨NEARの現物ETF「NRR」を米国で上場した。信託手数料は年0.75%で、投資家はNEARのステーキング報酬獲得を期待できる。
05:45
業界初、コインベースが米CFTCの主要3登録を完全取得──USDC担保の24時間体制実現
コインベースは9月28日、米CFTCからデリバティブ清算機関の登録承認を取得したと発表した。先物取引業者・指定契約市場と合わせて主要3登録を全て保有する初の仮想通貨企業となり、規制対象デリバティブ市場での存在感拡大が見込まれる。
05:00
金融大手モルガン・スタンレー、ステーブルコインなど検証するデジタル資産ラボを設立
モルガン・スタンレーは、ステーブルコインやトークン化、分散型金融関連技術を検証する「デジタル資産ラボ」を設置した。分散型金融保管庫の検証にも取り組んでおり、大手金融機関による仮想通貨分野への関与拡大を示す動きとなっている。
09/29 火曜日
17:17
Bitcoin Japan、初のビットコイン購入完了 約12BTC
Bitcoin Japan(旧堀田丸正)は29日、100%子会社BTC JPN Ltd.によるビットコインの初回購入が完了したと発表した。取得額は約100万ドル。投資資金総額6.62億円の上限内で、引き続き購入を進める方針だ。
15:09
韓国金融委、マーケットメイク制度を検討 取引所規律でJPYCの急騰に言及
韓国金融委員会の幹部は28日、仮想通貨市場へのマーケットメイク制度導入を検討する考えを示した。現行法では禁止されており、第2段階の立法で扱う見通しだ。アップビットでのJPYC上場時の価格急変動を例に、取引所への公的規律の導入にも言及した。
14:20
アップル、悪用疑いのiOS脆弱性を修正 専門家はウォレット窃取を示唆
アップルがiOS 26.7.1を公開し、特定個人を狙う高度な攻撃に悪用された可能性があるCoreGraphicsの脆弱性を修正した。SlowMistのCISOは仮想通貨ウォレット窃取に使われたゼロデイの可能性を指摘したが、アップルは詳細を明らかにしておらず、関連は確認されていない。
14:00
米上院小委員会、イランの影の銀行におけるUSDTの使用を分析
米上院の常設調査小委員会は、仮想通貨とイランのシャドーバンキングネットワークに関するレポートを公開。USDTがシャドーバンキングネットワークで多く使われていたり、テザー社の対応に問題があったりしたことを指摘している。
13:25
金融庁、貿易決済へのステーブルコイン活用実証を支援決定
金融庁は29日、トレードワルツやNTTデータ、みずほ銀行など6社による貿易決済でのステーブルコイン活用実証を、「決済高度化プロジェクト」の支援案件に採択したと発表した。
13:10
「Z世代は若年から投資始める傾向」仮想通貨人気の背景は格差拡大か=グレースケール
グレースケールは、Z世代の平均投資開始年齢が19歳と早く、長い投資期間が仮想通貨への配分余地を広げうると論じた。Z世代は予測市場への関心も高いと報告されている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧